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Ida Engberg

27歳のIdaは14歳の頃にヒップホップ/ソウルのDJを開始。最初は音楽は好きで、ただ遊び半分だったが、18歳の頃には友人のバーでレギュラーDJ を務めるようになった。
そのミックススキルはたちまち話題になり、Spy Barというクラブのメインフロアでのレジデントを任されるようになった。その頃はハウス、トライバル、エレクトロを中心にかけて、自分でも存分のエンジョイしていたようだ。彼女は当時を振り返り、その頃から本格的にキャリアがスタートしたんだと思う、と述べている。
2年半レジデントを務めたのち、羽根を広げたくなり、様々な場所で数々のギグをこなしたが、中でもイビサでの経験はどこにも変えられない衝撃を与えた。そこでミニマルテクノに出会い、完全に夢中になった。また、イビサでは同じヴィジョンを持った多くの人に出会うことができ大きな財産となったようだ。
その後ストックホルムに戻り、ベストなアンダーグラウンドクラブCocktailにてレジデントを務めるようになった。Eric Prydz、Damian Lazarus、Mandy、 Anja Schneider、Jennifer Cardini、Roger Sanchez、Steve Angelloなどとの堂々の共演を果たす。ストックホルムには数多くのプロデューサーやDJがいて、互いをサポートしているため、DJとして生活しやすい場所だと彼女は言う。
DJに夢中になったのちすぐ、制作活動にも突入。2007年にJohn DahlbackのレーベルPickadollからSebastien LegerのRemixも入った『Disco Volante』をリリース、世界中で大ヒットを飛ばし、 Ministry Of Sound, Defected in the House, Pacha Ibizaなどのコンピレーションにも収録された。ヨーロッパ各国でもスマッシュヒットを記録、特にオランダ、ドイツ、ベルギーでの人気はすさまじいものであった。Get Physical, Pickadollからもう2曲リリースし、どれも好評であった。
彼女のセットは現場主義であり、どこの国のどんなクラブでも必ずクラウドの要望に応えることができる。近年ではスウェーデンの盟友Adam BeyerのDrumcodeパーティに参加しはじめた。