ARTISTS

Traxman

Planet Mu, Lit City Trax, Ghetto Teknitianz

“ニューイヤーに最も相応しいお祭り男、30年以上の歴史を綴る現行シカゴ最強のハウス・エンターテイナー”
本名、コーネリアス・ファーグソン。1971年、ハウスミュージックの故郷シカゴで生ま れ、アシッドハウスとゲットーハウスを浴びて育ったシカゴゲットーの生き証人、それがトラックスマンである。物心ついたころにはすでにターンテーブルを操 り、15歳でシカゴハウスの父・ロン・ハーディのプレイを目撃し、本物のDJに開眼。1990年代には、フッドの友人であるDJファンク、ジャミン・ジェ ラルドら、現在世界中で再評価が著しいゲットーハウスのオリジネーターら共に、シカゴ・ウエスト・サイドをリードし、現在までレペゼンし続けている。2012年〈Planet Mu〉より異例のヒットを記録をしたデビュー・アルバム『Da Mind Of Traxman』をリリース。サンプリング・マジックにより生み出されたメロウかつフリーキーなサウンドは、ジューク/フットワークのみならず、ヒップホップ、ベース、ハウス、はたまた日本のインディーズにまで波及、多くのシーンに影響を与えた。同レーベルから第2弾となる『Da Mind Of Traxman Vol.2』(2014)も発表され、それ以降毎年来日するほど人気を博している。また多作なプロデューサーとしても知られ、上記以外にも『THE ARCHTECH』(LITCITY TRAX)、『TEKLIVING』、『TRACKZ R WAY』など、多数リリース。ハウス・プロジェクトのCORKY STRONG名義で『CORKY STRONG SHOW VOL.1』(melting bot)、その後もコンスタントにスイスの〈Duck N' Cover〉からアルバム、国内レーベル〈Midnight Cult〉から日本人プロデューサーとの企画盤も発表。ジャック・ハウスからジューク/フットワークに至る、シカゴ・ハウスの歴史を総覧するような多彩かつ奥深いDJプレイこそがTraxmanの真骨頂である。ジューク、テクノ、ゲットー・ハウス、アシッド・ハウス、ヒップ・ホップ、ジャズなど、あらゆるジャンルをジャグリングやスクラッチなどを織り交ぜミックス、マイクを持ち、客をあおり、コール&レスポンスをしながら、クラブからフェスティバルまであらゆる場所を“トラックスマン劇場”と化してきた。エンターテイナーとしての顔もまたTraxmanのプレイの醍醐味と言えるだろう。