The Layaboutsは計り知れない才能を秘めている。リズムマスターのLeigh Darlowとギタリストで作曲家でもあるAlex Paschaliは2001年にロンドンで出会い、以後同じスタジオで10年以上様々な活動を共にしてきた。ディープ、ソウルフルなハウスミュージックを得意とする楽曲は、DJ Spinna、Da Lata、DJ Spen、Robert Owens、Soulsearcherらの目にとまり、過去に彼らのリミックスを英名門ハウスレーベルの[Defected]や[MN2S]、[Soulfuric]そしてReel Peopleが主宰する[Papa Records]に提供する。その後Reel PeopleのOli Lazarusと共にマネージメント契約を結び、2010年にコンピレーション「Deep In En5」をリリース。彼らの新しいキャリアがスタートした。その後新しく設立された[Reel People Music]から、数多くの楽曲を発表。中でもDJ KAWASAKIのニューアルバムにも楽曲を提供したことで記憶に新しいUKのシンガーShea Soulをフィーチャーしたシングル「Perfectly」代官山AIRが主宰するミックスシリーズ「HEARTBEAT」においてDJ EMMAが収録したミックスCDのリードトラックとしても有名な「Do Better」などは日本のハウスミュージックシーンにおいても記憶に新しい。2012年に満を持して彼らのオリジナルデビューアルバム『Future Retro』をリリース。Tony MomrelleやImanni、Omar、Porita Moniqueといった個性的なヴォーカリストを迎え、どこかオールドスクールでありながらも深く、共鳴するような4×4のキックが彼らの音楽性が次なる段階へとシフトしたことを示している。彼らの刺激的な音楽の旅はまだ始まったばかりである。