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Bloody Beetroots

 

Bloody Beetrootsとは、サー・ボブ・コーネリアス・リフォ(以下ボブ)を中心に結成されたプロジェクト。1977 年、世の中に 「パンク・ロック」というムーブメントが生まれた時に誕生したボブ。胸には、生まれ年のタトゥーを入れているほど、 当時のカルチャーに強い影響を受けているという。そして成長すると、90 年代より本格的に音楽活動をスタート。当初 は、ハウス・ミュージック・シーンで楽器演奏やリミックスなどを手がけていたという。

やがて 2005 年になると、パンク・バンドを結成。そのマネージャーをしていたトミー・ティーとともに、07 年より BBR として DJ 活動を開始(トミーはあくまで DJ パフォーマンスをする際のメンバーである様子だ)。フレンチ・ハ ウス・シーンの大御所、エティエンヌ・ドゥ・クレシーの楽曲「Funk」のリミックスを手がけたことで注目を受け、 その後アレックス・ゴファー、ロビン、クルッカーズなど、さまざまなアーティストの作品にも関わり、名が知られて いく。08 年には、スティーヴ・アオキが主宰するレーベル「ディム・マック・レコーズ」と契約し、EP をリリース。 なかでも「コーネリアス」という楽曲は、配信チャートで上位を獲得するほどのヒットを記録。と同時に、スティーヴ・ アオキのツアーに登場。この頃より「ヴェノム」というマスク(これはボブの祖母の手作りという一点モノ)を被り、 パフォーマンスする姿が話題を呼ぶ。

09 年には初アルバム『ロンボラマ』を発表し、日本でもデビュー。同年のフジロックフェスティバルへの出演も果た し、そのサウンドとビジュアルで、多くの人々に強烈な印象を残した。翌年からは、積極的にライヴ活動をスタートさ せ、ウルトラ・ミュージック・フェスティバルをはじめ、世界の名だたるフェスやパーティに登場。会場をロック・オ ンさせた。またその活動は DJ にとどまらず、ドラマーにエドワード・グリンチを迎えバンド「The Bloody Beetroots Death Crew 77」を結成。11 年には、リフューズドのフロントマンであり、スウェーデンのハードコア界のゴッド的存 在であるデニス・リクセゼンをヴォーカリストに迎えシングル「チャーチ・オブ・ノイズ」を発表し、ツアーも敢行。 ダンス・ミュージック・シーン以外にもその存在が認められていく。結果、ブリトニー・スピアーズの「ティル・ザ・ ワールド・エンズ」をはじめ名だたるアーティストのリミックスも手がけることに。