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OLIVIER DUCRET

Oilivierはイギリスの音楽雑誌NMEや、ロンドン、北イングランドでの週末の夜を通してUKインディーカルチャーの源泉に触れ、そこで受けた影響をジュネーヴへと持ち帰り、Spacemen 3, Inspiral Carpets,The (early..) Shamen等ジュネーブのクラブカルチャー創世記のイベントを積極的に推し広め、その中で彼自身もDJ活動をスタートさせた。パーティシーンが拡大するに連れ、自身もイベントをオーガナイズするようになっていく。サマーオブラブの中期、UKをツアーして周り終え帰国するとスイス航空より受けていた内定が流れてしまうというハプニングがあったが、まさにMental Grooveのパーティはその時に生まれたものだった。The Orb、Steve BicknellやBasic Channelクルーといったアーティスト達をゲストに招き、野外や倉庫で日が上るまでフロアを熱狂させ続けるパーティとなっていく。また、Mental Grooveはもともと1989年の初頭にローカルのプロデューサーらとともに趣味として始めたものだったが、当時はまだ無名だったLuciano, Miss Kittin, Donato DozzyやBrodinskiといったアーティスト達と契約し、レコードレーベルとしても急成長していく。1995年、レーベル名を冠したレコードストアもジュネーヴにオープンし、2005年で閉店するまで気の合う仲間やDJ達が集う憩いの場所となった。そしてMental Grooveレーベルは現在に至ってもLugano Fell's (James Taylor ex- Swayzak) の実験的なアンビエントや、Sinner DC'sの瞑想を誘うかのようなシューゲイズ、Eduardo De La Calle'sのダビーな作品、Kadebostany's über-popular fanfareといったラインナップをリリースからわかるように、自分達のカラーを変えることなく前進し続けている。