ARTISTS

Throttle

オーストラリ出身のスロットルは既にハウスミュージック界でも最も注目を浴びるホットなDJの一人である。ディスコ、ジャズ、ヒップホップ、ファンクといった中から、自由自在にフュージョンし、彼自身が「dirty-disco」と呼ぶジャンルへと昇華させている。スロットルの個性が全ての音楽制作に反映される事により、オールドスクールとニュースクールは今までにないミックスのされ方をしている。スロットルの音楽は単なるトレンドを追ったものではなく、時代に左右されないクールさをつきつめたものなのである。16歳のとき、Inspire(20ものトラックのライブマッシュアップ)で初めて世界を自身に釘付けにし、華々しくキャリアを咲かせただけでなく、その後の楽曲制作を通じて、彼が単なる一発屋ではないことを証明した。かのAviciiから、スロットル自身が陶酔したエレクトロハウスジャムのYo u Make Meのリミックスを依頼され、その曲のリミックスは彼のブレークスル―となった。ビデオは5百万回の再生回数を誇った。HypeMachine’sチャートでは1位を獲得、Beatportでは12位にランクイン。高校生としては申し分ない。休むことなく制作活動を続け、人気作を次々とリリースし、オランダのハウス帝王Oliver Heldensとのコラボレーションで遂に大ヒットを果たす。Waitingは1,500万階の再生を叩き出し、2016で最もヒットしたトラックの一つとなった。ヘルデンとUSツアーを同行することになり、Tomorrowlandのメインステージにまで立つに至った。これはThrottleが次世代のハウスミュージックのヒーローとして認められたことを意味している。何より、共演した2人はお互いの音楽にたいする魂を感じあったに違いない。そして一躍Spinningの稼ぎ頭となったわけだが、ディスコサンプルの定番とハウスバウンスとファンクの濃さを融合させた目新しいこの曲は、Positiva/Virgin EMIが大ヒットとなるボーカルバージョンのカバーとして選曲するよりも前に、オンライン上で既に100万回以上のプレイをすぐに記録していた。Earth, Wind &Fire’s Septemberのリメイク(彼がオフィシャルに自身の曲のリミックスを認めた唯一のものである)は、Throttleが70年代のサウンドをこよなく愛していることを改めて認識させているとともに、他とは違うアプローチで他のDJとは一線を画している。彼は、ヒラリー・クリントンの大統領選挙キャンペーンにも楽曲提供をしており、オーストラリアのWarnerと契約し、Al unaGeorgeのI’m In Controlのリミックスにより、新たな人気を獲得した。非常に素晴らしいAl unaGeorgeの I’m In Control,のリミックスは、Shazamで独占的に配信され、Victoria’s Secretのファッションショーでも使用された。DJとしての需要も格段に増えてきており、(EDCベガス、ニューヨーク、そしてイビザのUshuaïa 等のビッグイベントでDJをしている)成功への道を軽々と駆け上がっている。