フリースタイル・テクノ・ジャムバンド「Cobblestone Jazz」でテックフュージョンを世界に提唱し、シーンを震撼させたミニマル/テクノのパイオニア、Mathew Jonson。世界のトップレーベルの一つに挙げられる<Wagon Repair>主宰。現在のエレクトロニックミュージック・シーンにおいて最も卓越したプロデューサーの一人である。
カナダ・ヴァンクーバー出身(現在はドイツ・ベルリン在住)の彼は、幼少の頃からクラシックピアノやジャズドラムを習い、父親の影響で9才からシンセサイザーに親しみ、10代の頃にはすでにビートを作っていた。19才の時に、Tyger Dhula、Danuel Tate、Colin de la Plante (The Mole)の3人と出会い、禁断の四重奏「Modern Deep Left Quartet」を結成。2001年に<Itiswhatitis>よりデビューシングル'New Identity'をリリースした後、Perlon、Minus、Kompaktなどシーンを牽引する名門レーベルから立て続けにシングルヒットを放ち、2005年に自身のレーベル<Wagon Repair>を設立。彼の楽曲は、Richie HawtinやRicardo Villalobos、Luciano、Laurent Garnier、Gilles Petersonなどから称賛されるほか、Chemical Brothers、Moby、Four Tet、Plastikmanらのリミックスも手がけ、多くのメディアでベストプロデューサーに選出されている。
また、最新のコンピューターとアナログ機材を駆使した即興的ライブにも定評があり、RA「Top 20 LIVE Acts」では2011年より4年連続で入賞。ここ日本では、Metamorphose、The Labyrinth、The Star Festivalといった野外フェスや、Resident Advisorの10周年記念パーティー"RA X"、Red Bull Music Academy Tokyo 2014イベントなどに出演。その天性とも言うべき音楽センスと情熱を纏ったLIVEパフォーマンスは、”エレクトロニックミュージック・ライブアクトの完成形”と称されている。