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Ibiza Through RAHA’s Eyes - vol.87:長い旅が始まる。まずはルーマニア三昧



 

みなさんご無沙汰しています。今僕はもう春からの旅を始めています。前回の章では9~10月の旅を終え帰国したところで終わっていましたね。前回の章の最後の部分でも少し触れたように、実はその後に11月の終わりから12月の頭にかけて2週間ほどBerlin~Moscowに行った旅があるんです。順番で行くと本当はまずそれを書かなくちゃいけなくて、さらに言うと今年の1月にはマレーシアでやって来たギグがあるので、その2つを書かなくてはいけないんだけど、この冬日本に居る間にどうしてもそこまで書き切る事が出来なくて、残したまま今回の旅が始まってしまいました。それで今もうここまでに既に色んな事が起こっているので、もう今回に関しては順番を飛ばさしてもらって、今のこの記憶が新しいうちに今回の旅に手を付けさせてもらう事にします。みんなも、現地の、より今現在に近い事が聞けた方が楽しいとも思うのでw
でもここのところ旅があまりにも多くなってきて、このレポートを上げるのも本当に追っ付かなくなってきています。なので今回ばかりは本当にサラッと書いておこうと思いますのでよろしくお願いします。いつもこう言っているけど結局ものすごく長くなってしまうので、何とか短く切り上げられる事を書く前から自分で祈っています。


ほぼ毎年、日本では海外アーティストを招聘するパーティーを2, 4, 6, 11月に行っています。なぜなら春から夏のその間々は日本に居ないから。いつもSunwaves前の4月初旬過ぎからヨーロッパを始めて、一度5月中旬に帰り6月のパーティーを一回してからまた秋まで行きます。その間8月に1ヶ月ほど戻ります。これでだいたい計で4ヶ月強程度。今年もその予定でいたのですが、次に呼びたいと思っていたアーティストが4月も6月もどちらも日程が合わず、他の候補でパーティーを、と最初は考えたのですが、結局どうしても自分のプランニングとイメージが合わないため、思い切った発想でその両方を今年は飛ばす事にしました。それで、2月のRhadooのパーティーの後はしばらく何も入れない事に。それでこの間ずっとできていなかった自分自身の事に時間を割いて色んな事をする事にしました。こういったチャンスは1年中通してここまで動き回っているとなかなか作れませんので。

特に特別な事はないのですが、ごく基本的な事や体の手入れなどなど。整体、マッサージ、死ぬほど行きました。10年前に車で後ろから追突された時に負った実は致命的な腰&首の治療もかなり追い込んでやる事ができました。自分の中で大きな事は、iPHONEを4年使ってた5からついに8に替えた事や(笑)、思い切ってMacのOSをアップデートしたりなど、そんな普段時間に余裕がない時はなかなかできない事を端からしていきました。これは自分にとってはとても有意義でありがたい時間でした。でも2月のパーティーが終わってから今回の旅行を始めるまで丸々2ヶ月あってこれは何でもできちゃうだろうと思っていたのが、時間の経つのは本当にあっという間。これは絶対にやろうと思って計画していた事は結局その1/3はできずに終わりました。最後の2週間は日本にPedroも来ていたりで、結局後半はしっかり寝る時間もないほど時間にものすごく追われている毎日になっていました。

それで、4月中旬からはいつものようにヨーロッパにはもちろん行くのですが、6月のパーティーを今年はしない事にした時、ふと、この考えが発見されました。「では、5月に日本に帰って来る必要はもしかしたらないんじゃないだろうか?」。このアイデアを考え付いた時は、それはブチアガりました。何て素晴らしい年になるんだろうか。いっつも1ヶ月半かせいぜい2ヶ月しか居ないで一度とにかく帰って来てるので、今回はもう5月に帰るのを止めにしてそのまま居る事に決定。東京では11/10には超ナイスなパーティー、そして来春にある素晴らしい事の準備をしなくてはいけないので、さすがにその下準備のために8月のどこかで一度少なくとも2, 3週間は帰って来なくてはいけませんが、それまではフリータイムという事でOK。この間4ヶ月弱。これは上がりましたw

ですが、そこで障壁となったのがシェンゲンビザ。180日の間に合計で90日しかユーロ圏(簡単に言うと)に滞在できないルールがあり(イビサ、ベルリンはじめ)、9, 10月にも必ず今度はシェンゲン内に45日ほどはまた居たいので、どうしても今回残りの45日しか居る事が出来ない。技がないかも調べたもののちょっとハードルも高いので、ふと、「あ、それ以上の日はルーマニアに居ればいいんだ!」という簡単な事に気付きました(ルーマニアはシェンゲンではない)。自分の好きな国の一つがルーマニアでほんとラッキーだった。これで全て解決です。




さあ、4月半ば、成田を出発です。とりあえず7月いっぱいまでDJの予定も入っているので、今回はとりあえず3ヶ月半+@(状況によって延長もアリなので)という事にしました。

最初にざっと予定を書いておくと、

まずこのルーマニアのClujに1週間(DJ)、そしてブカレストに移って1ヶ月(頭にDJ)、その間日本でのGWにMamaia BeachでのSunwavesに1週間、そこから考えてる予定がまだ未定で、5月末からイビサに3, 4週間、Sonarに行くか行かないかまだ分からなくて、でもその後はBerlinに3週間、7月頭からはまたルーマニアに戻って最後1ヶ月の間にWAHA Festivalと去年もプレイした3 Smoked OlivesでDJ、そして8月頭に多分一度帰国、こういった予定です。

日本を出る最後2, 3週間ぐらいもう本当にあまりちゃんと寝られないぐらい忙しくなってた。日本を4ヶ月近く離れるのだからその前の準備は思ってた以上にやる事が色々あって大変だった。結果、行く直前まで疲れがものすごく溜まった状態で出発する事になってしまった。よくない。

今回の荷物、半端なく多い。32kg, 15, 13, 3kg。しかしマジで重すぎる。


しかしカタール航空、預け荷物1コ32kgまで無料なのはすごくありがたいけど、今回はさらに荷物を預けなくてはならないのでその荷物超過が他の航空会社の規定と違って特殊で逆にすごく高く付き、それだけで10万円超えた。ticket自体が他の航空会社と比べて断トツに安かったから喜んでたのに、結局相殺になった。しかもこれ帰りもだ。。

ドーハ経由でブカレスト到着。今回はまずこのブカレストでなく、最初の目的地は同じルーマニアの第2の都市Clujへ。ここでこの週の土曜日にまずDJが入っていた。この荷物全部持って行く必要はないし、これもまた別料金がかかってしまうから、空港の手荷物預かり所に預けて、と思っていたら何とその設備がない(やはり)! なので友達のCrihanに、今回来週から1ヶ月借りるアパートがちょうど前に遊びに行った事のある彼のマンションの目の前と言う事もあり、余分な荷物は全部置かせてもらっていった。これは本当によかった。おかげでだいぶ身軽になってClujへと出発です。


初めてのCluj。gate出るとすぐ今回呼んでくれたパーティー『Gazette』の二人が待っててくれた。Clujの事色々話してくれた。ここはいわゆるドラキュラの発祥の地とも言うべき場所。ハンガリーの影響を強く受けてる街なんだって。
車で20分ほどで市内。近い。なんか去年9月に行ったStrasbourgに街の感じに似てる。それ言ったら、彼も去年2月に同じLa Kaltureに呼ばれて行ったって。オーストリアのmeat restaurantに連れてってもらい、Ribを食べる。美味しかった。
残念ながら一緒に撮った写真がない。。


今回ステイするアパートへ。いい感じ。生活が始まる。今日水曜から月曜までだ。5泊。



と、悪い癖でやっぱり細かく書いていこうとしてしまっているので、ここからざっと大まかに書いていきます。
翌日は夜までゆっくり休んでから、今回のこのパーティーのプレパーティーへ。

Clujと言えばまず最初に名前があがるのが世界的にも名前の通っているMidi。そしてこのGazetteが挙げられる。今回はその彼らの12周年パーティー。そんな時に呼んでもらえました。実は去年の夏から呼びたいと言ってくれていて、本当は9月にイビサに居た時に何とか日にちを調節しようと言われたんだけど、その時のイビサからのflightが10万円オーバーで、お互いに今回じゃない時にしよう、と言う事になり、今回のタイミングで実現しました。パーティーは今夜木曜のプレパーティーから始まって、本パーティーは金曜から土曜までの3日間。土曜の昼間は一度お休みして、金曜の夜から日曜の午後まで3日間にわたって行われます。




Gazetteのclub自体は丘の頂上の素晴らしいロケーションにあります。そしてそれとは別に街中にレコードショップ&ギャラリーがあり、この木曜の夜はそこでプレパーティーをやっていると言うので行って来ました。

Gazetteのvinyl shop。ここでレコードを売って、時々パーティー。今夜が今年の初のパーティー。いい感じの場所だった。あのサイズ感と自然と共存した感じがいい。写真にはあんま写せなかったけど、人もすごくいっぱい居た。


外で座ってしばし話す。GazetteとClujの街の歴史を話してくれた。Gazetteは始まってから12年、クラブの方のパーティーは150人ほどだって。La Kaltureと同じぐらいの規模だ。日本で言うと地方のいいクラブと同じぐらいの規模なのかな。とにかくここはartisticな感じでいい。この土地でパーティー始めた最初はお客さん7人だったって。それが年々育って来たと。コマーシャルでなくアットホームな感じがいい。
Gazetteのnewspaperも作ってた。artはルーマニアでも指折りのアンダーグラウンドデザインアーティストによるものだと。
外はやはりまだ寒かった。



泊まったとこはものすごくいいエリアだった。


丘に続く道の途中で、コスト的にもすごく高い住宅街。住宅もいい家ばかりだった。


と、丘の上の公園に出た。
そしてさらに行くと、、あった、Gazette。webで見たあの感じだ。俺の好きな感じだなあ、このサイズ感と観光っぽくないだろうってところ。



さらに行くと教会が。教会はホントいつもいい。そしていきなり景色が広がった。素晴らしい。街を見下ろす。後ろには山並み。自然と近いいい街だ。たくさん座ってる人居たな。


降りて来て今度は街へ。


大聖堂


広場


裏道すごくいい感じ。


さらに行くと、一変。断トツに素晴らしい雰囲気になった。cafeとかも素晴らしい。



特に一つ素晴らしくいい雰囲気のレストランを見つけた。後で聞いたら、Pedroがこの街でまずここに行きなよ、って言ってくれたとこだった。

ここはClujは昔城塞都市で、ここだけその名残りが残っているって。確かに城壁が。


続いて北上し、左上のエリアへ。ここは古い街並みが残ってるって。どこもすごくいい街並みだった。




明け方近くに金曜初日のGazetteのパーティーへ。夜はまた素晴らしい。


この日金曜日のゲストはLuigi Tozzi。人パンパンで超盛り上がってた。呼んでくれたSandiによるとこのハコは中に入るのはmaxで150人との事。おそらくもっと収容人数入れているように見えたけど。バッチリだ。luigi tozzi、すごく良かった。聴いた事なかったけど、家で少し彼の曲聞いてた通り、少しトランシーな要素も含みつつ、すごくいいクラブプレイしていた。明日俺も本当に頑張らないとな。




明け方


素晴らしすぎるロケーション





今ステイしているエリアはGazetteから歩いて10分ちょいで、この素晴らしい街の中でも本当にいいところだ。

目の前の家はこんな犬がいて


斜め前にはこんな素晴らしいchill out cafeが。毎日行ってた。



夜は建物の中はこんな感じだったり



歩いて3分のとこにはこんなビーガンレストランが。ここもほぼ毎日。あそこで車持って住んでたらもう最高だろうな。素晴らしい環境だった。





翌日。寝たのも遅かったし、夜まで全然起きれなかった。1月のマレーシアはやったが、これが今年初のヨーロッパの海外遠征の最初のギグ。少しいつもよりも緊張してた。
夜中2時前、着いたら店の周り今日は人半端なかった。ものすごく入り口で入れなくて並んでた。中も完全にパンパン。俺の前、Liveだった。しかもなんかかなり緩い。ライブって事は音止めてスタートだよな。イメージしてた数パターンの1曲目練り直す。

2時半~5時って聞いてたけど、押して結局3時スタート。旅の始めからまた痛くなってきてた腰が破滅的に痛いが何とかやり過ごす。
ハウスから入った。前のはゆっくりしたライブだったけど人はもうものすごく盛り上がってたから、よくやっちゃうゆっくり過ぎだけに注意して、前半は落ち着いて入ったが、今日は結構あげた。anniversaryってのもあったし。少し派手にした。だいぶ盛り上がった。途切れる事なく最後まで全員踊ってくれていて、いい内容で無事に終了。

終わってくつろいでいるところにものすごく大勢の人が大絶賛を伝えに来てくれ、どうやらすごくよかったようではあったけど、自分としては穴が分かってるので、あれは85点ぐらいか。新曲の整理の把握が不十分だった。




12時に終了。いいアニバーサリーだった。周年のタイミングに呼んでもらって、貢献できてよかった。お腹空いた。
この後みんなの家でアフターもあったけどそれは固辞した。翌日月曜夜はブカレストに移動して火曜は用事がいっぱい、水曜はDJ、それで寝不足で木曜ママイアに移動してそこからSWが始まり来週の水曜日まで続く。とにかく日本からの疲れがまだムチャクチャ残りまくっているから少しでも体力を回復させないと。。

この夕方、最後にもいつもの外のcafeへ。ギグが終わった後と言う事もあって、この日は特にものすごくリラックスできた。東京では自分は持つ事のできない質の時間を今過ごしているのを実感する。ここの数ヶ月でものすごく溜まっていたストレスが抜けていくのが分かる。


翌日夜Clujを出てブカレストへ向かう。
最後に今回呼んでもらったDJのSandiと。ありがとう、Sandi、そしてBianca !! Thank you!!





さて、ブカレストに戻って来た。


今回の住まいはこんな感じ。悪くない。



が、最初いいなあと思ったけど、椅子が座り心地が固いし排水も良くない。ここ、エリア的にもマンション的にも良くはあるんだけど、個人的には大いに不満だ。今これ書いてる時もムチャクチャ書きづらいし。
この日、Bucharest Loves Deepというこちらのサイトが、前回お知らせした7月頭に出演する事になっているWAHA FestivalのPVを作ってアップしてた。それに彼らに混じって僕の映像もある。何だか大ごとになってきてしまっている。。これは、とにかく本当に頑張らないとまずい。
https://www.facebook.com/BucharestLovesDeep/videos/1937183682989494/UzpfSTcwNzYwMDQyNzoxMDE1NjA5MzExNjU0NTQyOA/




翌日、Crihanの家に荷物取りに行く。思っていたよりもものすごい荷物だ。これよく日本から持って来たなあと思う。

1Fのcafeはいい感じ。


こういう時間がキツキツになっている時ほど、日本からの遠距離の仕事も入る。何とかmanageしないと。
この日はSunwavesの事務所に行ったりなど、細かい用事をする。

そしてこの火曜日に、ルーマニアのクラブサイト『Bucuresti Underground』に前からPodcastのリクエストをもらってて、それに2月のBeat In Meでのプレイの同録をそのまま提供。あれは自分的にどこかの海外のサイトでちゃんとあげたかったから、先方にもそれでもいいか聞いたら逆にそれがいいって言ってもらってた。
以下今もうホント時間ないし長いので、Facebookのテキスト引用させてもらいます。


 



『BUCUR011: RAHA @ Beat In Me feat. Rhadoo at Contact / Tokyo, Japan 10 February 2018』


この度ルーマニアのclubberiaみたいなサイト『Bucuresti Underground』からPodcastのオファーを頂き、2/10にContactで行われたRhadooを迎えあの最高の1日だったBeat In Meの時のライブレコーディングをそのまま提供させてもらいました。オープンからの4時間全部載せてもらっています。Mix粗く危うい箇所も少々ありますが、よかったら是非一度聴いてみて下さい :) とても長いですが、流れで一気に聴いてもらえるとよりよいかと思います。引き続き頑張ります。

また、明日ここブカレストのEdenで行われる彼らのパーティー『Bucuresti Underground meets friends』にも出演します。これは木曜からMamaia beachで始まるSunwaves Festival : SW23 のプレパーティーの意味合いのパーティーでたくさんのDJがプレイするので、僕も1時間だけです。が、1:00-2:00という最高な時間をもらいましたので、もしブカレストに居られる方は是非お立ち寄り下さい。
 


そう、それでこのPodcastに加え、Sunwavesに行く前日の水曜夜には、ブカレストのEdenでDJが入っていた。

『Bucuresti Underground meets friends』
https://www.facebook.com/events/210408282841208/

Podcastと言うか録音したMixに関しては、それまで自分以外誰にも聴かせた事がなかったので、一体どのくらいの出来と評価されるのかが正直分からなかったけど、このBucuresti Undergroundの主催者の彼に、アップされた後だけど「もしあまりよくないって言われても、もうアップしてるし今更どうにもできないけどねw」と言った上で意見を聞いたところ、彼それまでにあの4時間のMixを6, 7回聴いたらしく、その上ですごくいいから大丈夫だよ、って言う言葉だったので、まあいいんだろうと思ってる。よくないって言う人がいたとしても、あれが現時点の自分の実力そのものなのでどうにもできないけどw Mix、よかったら聴いて下さい。長いけど。あの日のRhadooの前にやったプレイそのままですので。



さて、Eden。今日はSWの前日だから人そんな居ないだろうと思ってたけど、外のGardenは人いっぱいだった。すぐに同じく回すAda Kalehに会う。中はまだ空いてた。


今ベルリンに住んでいるTomohiro Yanoクンらが来てくれていた。ありがたい限りだ。彼の曲はMixにもいっぱい使わせてもらっている。すごくいい。


1時からスタート。ゆっくりにした。中盤前からはもうあげていって踊らせた。反応は最初からまあまあよかった。最初から1時間なので、緊張はまるでしなかった。この日はしなさ過ぎに注意した。

全体でまあよかったみたいだ。終わってすごく言われて声かけられた。Podcastやった身だからな、責任果たせてよかった。自分の後はAda Kaleh、そして明日からのSWでも回すDragosと続いた。



この日は最初から最後までずっと配信もしてたみたいだ。


4時半過ぎギブで帰宅。これでミッションは終了。
さあ、少し寝て、夕方からはMamaiaへ移動。いよいよ今年のSunwavesの始まりだ!




翌日夕方のみんなのバスでMamaiaに向かう。よくベルギーのチームと一緒になる。彼らいつも本当に賑やかしい。

今回の予定



今回もいつも通りの殺人的なスケジュール。これをどう生き抜いていくのか、それが大きなテーマだ。日本に来てもらったけれどもその全員を見る事は不可能。こればかりはどうしようもない。彼らもそれは十二分に分かっている。


渋滞は最初の市内だけだった。3度も休憩入れ、4時間弱で着く。無事いつものホテルにチェックインしてたら、ちょうどPedroが来た。RhadooかPedroはいつもなぜか必ず最初に会う。ちょうどMargaret達もチェックイン。やはりここは楽しい。
この日は近くのレストランでお腹いっぱい食べて、夜1時過ぎに就寝。毎年木曜日のプレパーティーに仲間が誰かしら出てるからそこから行ってるが、今回は夜はなしだ。逆に朝から去年Wahaのテントでも世話になった仲間のSedee達が回すので、そこから始める事に。いつもとは違うパターンでいこう。


7時過ぎかに何とか起きて、買っておいたボロネーゼ半分食べ、9時開場へ。Sedeeの最後1時間間に合った。もう既にいい感じだった。
今日はいい日だった。この初日の昼間から始めたのは正解だった。結構もうみんな居た。やはりこの時が一番みんなフレッシュでいい。自分も。今日は特にBerlinからの人達が多かったな、アーティストもお客さんも。
今日の昼間はこんなスケジュール。

ーStage4 外ー

6-10 Sedee

10-13 Suciu

13-16 Vera

16:00-17:30 Sahau Live

17:30 Margaret Dygas

20:30 Piticu


かなりよい。午後からRhadooもPedroも来た。みんな心からリラックスしてて本当に楽しそうだ。彼らの仲間・友人達がほぼ全員と言っていいぐらいこのMamaiaに集まってるんだもんな。



19:30離脱。今からもう少ししたら夜のstageも始まって、4時からはrprエンドレスだから何とかして少しでも寝ないと。その前はいつもすごくよくしてもらってるCiubucのプレイもあるし。。今はまだ初日。。


部屋に帰ってアクシデントが発生。この日からパソコンの電源ケーブルが破損してなんと充電が出来なくなってしまった。なので日記も付けられなくなった!と言うことで、残念ながらこれ以後のレポートはもうホントざっくりした感じでしか今回はできませんのでどうぞご了承下さい。今からあの日々の細部を思い出す事はもう困難なので。


なので何時に寝たか分からないが結局2, 3時間しか寝れず。[a:rpia:r]の前に十分寝ないで行くの初めてだ。キツい。
寝過ごして夜中3時過ぎ起きて、[a:rpia:r]は夜中3時か4時からって聞いてた。Pedroにもうやってる?ってメッセージしたらまだであと40分後だって。4時からだ。

たしか4時過ぎには着いた。人いっぱい。彼らは少し前にもう始まっていた。この日もいつも通りにすごくよかったな。時々フロアーに出てったが、ほぼステージの裏とか横で踊ってた。やっぱり彼らがやるこの時間が、金曜夜と言う事でまだみんなも自分も体力がしっかりあってフレッシュだから自分的には一番好きだ。


外のフロアーでは朝からCrihanだったから一度抜けて行ったりしてた。

[a:rpia:r]は昼1時ぐらいだったかに終わった。


終わってそのまま外へ。まだArapuやってた。10-13。Time Tabelが変わり、続いてIon Ludwig Live。いつも通りすごくよかった。横で見てたけど、あのDJしてるかのようなノリはいつ見てても素晴らしい。かなり長くやってた。そしてSonja。


彼女の後半16時くらいにもう限界で帰る。が、ホテル着いたらちょうどRhadooが出て来て、今からThomas Melchiorがやるから1時間だけ一緒に戻ろうって。結局一緒に戻って2時間ぐらいして帰る。もう体力の限界は超えている。



結局なんだかんだあって、朝方4時に寝て、6時起床して通常朝5時くらいだかからのRicardoの後半に行くつもりが(いつもだいたい11時くらいまで)、ハッと起きたらもう9時。夜のRicardo逃す。仕方ない。昔は他のみんながそうしているのがホント理解出来なかったけど、5回目となった今はできる。昼間も連日思い切り出ていると、無理なのだ。
会場着いたらもう11時過ぎでRicardoもう終わってて、でも今日は5-9の4時間ぐらいしかやらなかったって。みんな不思議がってた。

午後1時からVlada。すごくよかった。落ち着いていたし。


気付くとステージ右にRicardoも来てる。

そして残念な事に何かの事情で夕方からのZIPがキャンセルに。bestな時間の一つだっただけにこれは残念だ。

バックステージ


夕方の5時頃帰宅。夜からこの外のフロアーでRhadoo, Dubtil,そしてPedroと最大の時間が続く。とりあえず一旦休もう。それにしても渋滞がメチャクチャに酷い。この土日は集中してすごかったな。
レストランでご飯を食べ、ビーチ沿いを歩いて帰る。やっぱり海沿いはいいな。



夜11時前再び会場着。Rhadooもう30分ぐらいやってた。普通の人達はだいたい一人3時間。この人達は特別だけど。
いつもよりも全然ハネてる。すごくいい時間が続いた。


途中でDemos会う。彼は[a:rpia:r]の03だ。嬉しい。3年前ぐらいから仲良くなってすごくよく話すようになったが、彼曰くRAHAの事は15年前ぐらいからDC10やAmnesiaでいっつも踊ってるの見てて知ってたって。2005から08ぐらいまでのイビサが一番よかった頃、彼もcircolocoのレジデントやってたから。こいつは昔からホントのparty peopleなんだと会う人みんなに言ってくれるw

そして、ふと気付くとそのDemosがRhadooの横に。何とRhadooとそのDemosとのb2bが始まった。超サプライズ。これは友人として本当にすごく嬉しい出来事だった。なんでもこの日か前日かにいきなりb2bできる?って言われたらしく、彼が持っているUSBの中には古いのやRicardoのアンリリースも含めいいトラックががたんまり入っていたので、それで急遽やる事になったんだと。Demosのプレイ、選曲ものすごくよかった。最近はあまりDJやってなかったみたいだけど、Rhadooとの大昔からの深い関係を聞いているので、二人は本当に息の合ったプレイをしていた。二人でのプレイからはすごくdeepな選曲になった。すごく好きだった。Rhadooはこの時間を入れて朝6時前ぐらいまでの7時間ぐらいやってた。


夜が明けてきた。


続いて朝6時Dubtil。今日はMixの調子がもう一息だったかもしれない。
Demos見つけて賛辞を伝える。いっぱい遊んだ。

朝9時~13:30 Pedro。さすがだ。彼らは本当にプレイだけでなく、鉄人だと思う。明るいハウシーなプレイだった。


続く13時半からのCAPがすごくよかった。前はもっとテッキーな感じだったが、今もそうだけどdeepさを増していた。上手いし。

3時ぐらいに帰宅へ。この後もまだある。
帰って頭洗ってそのまま頭乾かしもしないまま寝落ちしてた。風邪ひいてないかが心配だ。


夜一度目覚めたけど、この後聞かなくちゃいけないのをやむなくすっ飛ばし、とにかく寝る。


夜中からは自分の中の最後の大目玉のCezar & Prasleaが残されていた。
3時過ぎからって聞いてたから、夜中1時半目覚ましかけてたけど何と起きれずで起きたらもう朝の6時でビックリした。彼らもう3:30ぐらいからかやってた。でも長くやってたから最後2時間は聞けた。聞いたら、昨日の夜はTime Tableが思い切り変わってて色々と変更が入ってた。


終わって、1時間ぐらいPrasleaと座ってずっと話してた。今回長く居るんだったら、ブカレストから少し離れてるけど、余裕があったら2,3日家に泊まりに来なよ、と誘ってくれる。行きたいけど、行けるかな。色んな話しをした。

Kozo, Herodotと続いて、この火曜の午後3時頃に離脱。去年は来なかったから知らないけどそれまではいつも火曜の朝とか昼とかに終わってた。それが今年は火曜の夜までになってるらしい。これで今年の自分のSinwavesは終了。今年も十分過ぎるほどに堪能しました。みんな、ありがとう!




翌朝6時何とか起きる。Packin’がこれが思ったよりも進まず、結局時間超ギリギリに。危なかった。やっぱり支度はどんなに疲れていても前の晩にある程度までは済ませておかなくてはダメだ。
帰りのバスはドイツの知った仲間達と一緒で楽でよかった。聞いたら、あのHerodotの後の夕方から、なんとまたPedroが登場して回したって。[a:rpia:r]でのと合わせて今回計3回。彼のそういうすごくサポートする気概みたいな心が、本当に尊敬に値する。みんなあれだけ疲れてる中でそこでサプライズでPetre Inspirescuが3度登場したら、そこに居るみんなが超元気が出るのも彼は分かっているのだろう。そして何より最後にまたもう一度回したくもなったんだろう。

結局最後は再びCapが立ち、パーティーはこの水曜朝の7時にようやく終了したとの事だった。木曜夜から水曜朝までノンストップ。凄まじかった。お客さん以上に、この出演者、そして一番は運営スタッフ、本当にものすごいと思う。本当にこっちの人達は、みんな超人だ。本当にそう思う。

バスは一路ブカレストの空港へ。さすがにみんな疲れてて道中みんなずっと寝てた。行きと違って途中トイレ休憩も挟む事もなく、ブカレストに2時間40分で着いた。空いてて早かった。

これでまずルーマニア前半の2週間が終わった。最初から激しかった。これからどんな旅になっていくのか。まずはゆっくり休もう。

これを書いている今は5/6の日曜日前後。日本でも長いゴールデンウィークの終わりだね。ではまた続きを。