BLOG

Dachambo CD HATAのMachine de Music コラムVol.62
アメリカ西海岸ツアー話“その4”


clubberiaを御覧の皆様こんにちは

アメリカ西海岸ツアー話“その1”、“その2”、“その3”と進み、今回はオークランドの話からスタートします。
いよいよ最終段階に入っていきます。

サンフランシスコに滞在しながらオークランドで何回かライブをやりました。
その都度、橋を渡って行き来します。



これは北に延びているゴールデン・ゲート・ブリッジなんですが、サンフランシスコ湾には脱獄不可能な監獄島、アルカトラズ島が見えたりもします。
アル・カポネもここにいたみたいですね。
アル・カポネといえば禁酒法
禁酒法っていったいなんだろうw?

オークランドでの一箇所目のライブはこんな感じでした。



これまたザ・アメリカって感じの雰囲気で、この日はクンビアやサルサのバンドがいっぱい出ていて(そういう趣向のイベントだったみたい)、ラテンなノリノリの夜でした。
あれ?クンビアって南米の音楽、今いるの北米だよね、なんであんなにいっぱいラテンな人達がいっぱいだったんだろうw?
そしてアメリゴ・ヴェスプッチとコロンブス、本当はどっちがアメリカを発見したんだろう?

オークランドやサンフランシスコの街中にはペイントされた建物が沢山あります。








車もなんだかw?




要はまぁみんな自由ってこと?
自由っていったいなんだろう?


さてさて、オークランドでのライブ二箇所目は、バーニングマンで知り合ったトニートーンさんとCello弾きのJoeさんの家で開催されたホームパーティーです。
沢山の木が茂っている山の中に家があります。

オークランド(Oakland)って言うくらいなんで、茂った木はOak(樫の木)だったのかな?
ちなみにニュージーランドにもオークランドって街があるらしく、そちらはスペルは(Aukland)
あれ、アメリカのミシガン州にはオークランド郡ってのもあるみたいね。

そういえばサンフランシスコの近くにバークレーって都市があるらしいんですが、ボストンにバークレー音楽院っていうのがあるんです。
バークレー音楽院には結構友達が行ってたんで名前を知っていて、今回会った人と「この近くに住んでるの?」「バークレーだよ」「バークレー知ってる知ってる!」なんて話をしてたんですが、全然違うバークレーでしたw
ん?っていうかバークレー?バークリー?
ボブ・マーレー?ボブ・マーリー?

話が脱線してきたので、ホームパーティーに戻します。
これまたアメリカンなホームパーティーで、家の中でライブとか普通にやっちゃうんです。
とはいえ、今回はDachamboのライブではなく、各メンバーのソロプロジェクトでやりました。
CD HATAもCello Joeさんの次にDJをやりました。



Cello Joeさんが日本に来た時に一緒に遊んで「リミックスやるよ!」って話になり、今回の渡米のタイミングでBandcampにてリリース!





チェックよろしくです!

そんなオークランドとサンフランシスコを行ったり来たりしつつ、サンフランシスコの“The Boom Boom Room”というライブハウスでも演りましたよ。



このライブハウスは伝説のブルースマン John Lee Hooker(ジョン・リー・フッカー)のライブハウスなんだそうです。
John Lee Hookerの代表曲”Boom Boom”から“The Boom Boom Room”って名前にしたんだと思われます。
もぐらみたいな顔をしていますが、ブルース・ブラザースにも出演しています。
もぐらといえばモグラネグラ



ブンブン言ってるキング・オブ・ブギ John Lee HookerとDachamboのドラマーよっちゃんの後ろ姿 (L.A.の楽器屋にて)
楽器屋のこんな大きいパネルになっちゃうくらい偉大な人なんです。



ブルーズな音場ってこういうことかぁ!っていう、こういう音場の箱って日本にはないかも?
そもそも湿度と建物の質、電気が違うんでアレなんだけど、こういう音場だとああいう音楽が生まれるよな!って凄いわかる!




あと日本のライブハウスって、当たり前にDrセットやギターアンプやベースアンプが常設されてるんだけど、アメリカのライブハウスって基本的にDrセットやアンプ類が常設されてない。
家にDrセットやアンプ類があるのがポピュラーで、それ持ってこいよ!ってことなのかな?
練習するのもレンタルスタジオとかじゃなくて、家に簡易的なスタジオがあるのがポピュラーなのかな?
アメリカにもレンタルスタジオってあるのかな?ないことはないか?
と思ってググったら

~アメリカと日本のスタジオの違い~ Part1「月貸しスタジオ」
http://book.studionoah.jp/2015/07/difference_part1/

~アメリカと日本のスタジオの違い~ Part2「防音じゃない!? スタジオ」
http://book.studionoah.jp/2015/11/difference_part2/

意外と低クオリティ?!アメリカ・バンドスタジオと練習事情
https://basement-times.com/rehearsalstudios/

うんうん、こんな感じなんだろうなぁ~

The Boom Boom RoomにもDrセットとかは無かったんだけど、ハモンドオルガンとレスリースピーカーが置いてありました。
そういえば、前回のアメリカツアーでもハモンドオルガンとレスリースピーカーが置いてあるライブハウスがあったし、逆に日本のライブハウスでハモンドオルガンとレスリースピーカーが常設されている所って行ったことないかも?(レコーディングスタジオにあることはたまにある)

ちなみにハモンドオルガンは、アメリカ・イリノイ州の生まれのローレンス・ハモンドさんが1934年に完成させ、レスリースピーカーは1940年にロサンゼルスのドン・レスリーさんが開発したものだそうです。

ハモンドオルガンといえば、やっぱ Jimmy Smith
顔は具志堅さんっぽい?「ちょっちゅね!」



John Lee Hooker~Jimmy Smithって、Machine de Music史上最もイナタい回になってる気がするなぁw 


あとアメリカでは、ややもすると日本ではクラシック音楽にカテゴライズされるヴァイオリンやチェロなどの弦楽器奏者のメンバーが入っているバンドが多い気がする。

今回紹介したCello Joeさんのホームパーティーの時にもヴァイオリン(フィドル)の人がセッションに入ってきてたし(Cello Joeさんもチェロプレーヤーだし)、“その2”で紹介したChild of the Mountainにも2人のハープ(ハーモニカじゃない方のハープ)を弾く人がいて、2人と話をしていた時に、ヴァイオリンやチェロとギターを一緒の弦楽器ってカテゴリーで語ってるような印象があったんだよね。
っていうか、そもそもハープを弾く人がメンバーにいる日本のバンドって知らないかも?

最初に出演した野外フェス JOSHUA TREE MUSIC FESTIVAL でも、ヴァイオリン(フィドル)やチェロを弾く人がメンバーに入っているバンドもいくつか見たし、日本の野外パーティーの出店でよくジャンベとか民族楽器は売ってたりするんだけど、アメリカの野外パーティーでは出店しているお店でヴァイオリンが売っていたり、街の楽器屋でもアコースティックギターとヴァイオリンやチェロが同じコーナーに並んでいたり。

ブルーグラスやカントリーで使われる、バンジョーやマンドリンも日本よりも目にする機会が圧倒的に多いんで、そもそもって話でもあるんだけど、ヴァイオリンやチェロってクラシックの楽器ってイメージが日本ではあるのかな?
そしてクラシックが、日本だとまだまだかしこまったものって位置付けで、アメリカだとクラシックがもっと大衆的な位置なのかな?

あっちなみにCD HATAも幼稚園の時にヴァイオリンを習っていました。

そしてヴァイオリンといえば!
顔は下北で氷屋やってるのぶっぽい。



そんなこんなを感じながら、ツアーラストライブは完全シークレットの野外パーティーです。
6回目の開催で、1500人限定(ほんとにシークレットなの?っていうくらい規模がデカイ!)なんだけど、人が来すぎちゃうから次回からは場所を移すかもって言っていました。

入る時にエントランスで「このパーティーの様子を一切ネットにあげたりしません」的な誓約書を全員書きます。(イベント名をネットに書くことも禁止)

なので書けないのですが、DachamboのライブとCD HATAのDJもやりました。

なぜそんなシークレットにするんだろう?とも思ったんですが、まぁ中ではあんなことやこんなことが繰り広げられてるわけですよww
こうやってプライバシーというか秘密感を作ることで、気兼ねなくハッチャけちゃえるっていうのが、パーティーの躍進力になってるのかなぁ?とも思ったり。
ベルグハインも中での撮影を禁止していますよね。
うん、わかる気がします。
この面白パーティーの様子は会った時に話しますね!

といった感じでアメリカツアーをやってきました。

日本とアメリカでは違う点が色々あるんだけど、違った視点を発見することで、より客観的に物事を見ることができるようになるんだと思います。
アメリカのことを知ることで日本のことをより理解できる的な。

これからもいろいろな所でいろいろなことをやりたいな~!
夏、秋とシーズンに突入し、今度は日本中をまわっていくと思います。
各地の皆さんよろしくお願いします!

CD HATA