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Ibiza Through RAHA’s Eyes - vol.101:『Turkey』


 



さて、4,5月の旅に戻ります。前々回vol.99では前半のルーマニアを終えたところまででした。今日は後半の部分。後半の舞台はトルコに移ります。トルコの主な目的は、去年も呼んでもらい、過去最長の10時間半という、自分としては内容的にも最高のプレイができた避暑地Kasでのプライベートヴィラパーティーでのプレイです。Berlinに行こうかどうしようかなあとかなり迷ってたけど、去年これ以上ないくらいみんなのいい反応を得れたので、今年も同様に呼んでもらい行く事になりました。それが5/8から14日までの1週間というまあまあの長丁場。そのKasに行く前に意外にもまだ行った事のなかったIstanbulへ2, 3 日だけ寄ろうと言う事に。ここもプロモーターの友達が空港から全部セッティングしてくれてるので気楽に向かいます。ブカレストからイスタンブールはものすごく近い。

行きも乗り継ぎで通った新設されたばかりのイスタンブール空港にまた到着。空港にFree Wifiないのがホントきつい。


友達の家。ここはかなりヤバかった。目の前は黒海とマルマラ海(と言うのらしい)を結ぶ運河。向こう側がヨーロッパ側でこちら側がアジア側という、これも何もなくても既にセンチメンタルな気分にもなるロケーション。


この日は家の近所を探索。普通に雰囲気がいい。



モスク




夜になるとブリッジが赤く光って相当にいい感じ。このViewが家のテラスからと言うのはヤバい。しかもマンションでなく家。この日は友達もお手伝いさんもみんな居たけど、翌日朝には準備のために一足先に全員Kasに行ってしまったので、初めてのIstanbulでこの豪邸に一人で留守番する事にw 無謀だろうと思ったがこっちの人の感覚は日本人とは本当に違う。




翌日。昼は晴れてたのに、午後になっていきなり豪雨となり、しまいには5月なのに雹が降ってきた。目の前の川が少し怖くなってた。


雨が止んでからIstanbulの市街へ。案内してくれるはずだった友達が曲が作り終わらずに一人で観光へ。トルコはとにかく物価が安くて訪問客にはありがたい。
初めてにしてこの日だけだから、完全な定番コースをw
ここからの写真と内容はIstanbulによく行ってるような人にはビギナー過ぎるものになっていると思いますが、なにぶんその通りこれが初めてのイスタンブールでしたので温かく流して頂けると助かります(笑)。

まずは絶対に行った方がいいと言われたyerebatan sarnica(イスタンブル地下宮殿)へ。
たしかに中すごかった。歴史の重さを感じる。



続いて目の前のAyasofia(アヤソフィア大聖堂)。
これは中荘厳なすごい作り。ここはでも俺にはあまり面白くなかった。



柱の穴に親指を入れ一回転させると願い事が叶うというマリアの手形もやっておいた。


次に行きたいところがちょっと遠いから、切符の買い方聞いてトラムに乗ってみた。


こういうのこそ、地味に楽しい。




Galata Tower
イスタンブールの街を一望できた。違う街に来てこういう高い塔とかに登ると地理が理解できていい。


ここで3つの違う海と河川が交わってる。


船の往来も激しい。イスタンブールが地理的にも重要で、まさにヨーロッパとアジアが混じり合う不思議な魅力を持つ街だというのをこの景色を見ていてもすごく感じた。港街はやっぱりどこも素敵だな。


遠くに見える新市街




暗くなるとまた素敵な。


タワーの裏手はいい感じの街通り。人結構多かった。


犬は寝ている。


やたらとフルーツジュースのスタンドが多かった。飲んでたら今回のトルコ滞在で唯一の日本人の人に会った。


川のとこまで歩いて戻ろうとしたらちょうど鉄道電車発見。麓まで一駅だけ往復する登山鉄道だ。当然乗ってみる。これもまた地味にすごく楽しかった。いや、すごくではない。


水辺沿いはやはりいい感じ。


船着き場。行き先は家のすぐ近くとかじゃなくても、よっぽど違う遠い所じゃなければなんだかんだ言ってタクシー居てくれて家まで帰る事はできるだろうと高をくくって、飛び乗ってみてしまおうかなとも思ったけど、次のが最終便だと聞いて止めといた。考えたら明日は朝家を出てflightだ。失敗はできない。


向こう岸はいい店も数軒あるけど、全体でより観光的でゴチャゴチャしてるからdinnerするならこっち側でにした方がいいよと教わったけど、たしかにその通りぽい。レストランがずっと並んでる。


すぐのとこに、外に待ってる人もいっぱいで明らかに良さそうなレストランがあって入りたかったけど、さすがに時間がかかりそうで断念。


入念にチェックした結果、この店が雰囲気的にも良さそうで、最初の以外では一番いいのでは?という結論に。


入ってみたら中もいい感じ


が、、頼んだ魚の名前忘れてしまったが、食べさせて頂く魚本人には罪は何もないのだがこれはちょっと酷かった。どう見てもそれとは違うアジにしか見えないヤツで、味もサービスも残念な結果となった。こういう店の感じ見てふと入る店選び、だいたい大当たりする事が多いんだけど、今回はダメだったw


川沿いはきれいになってたな。


帰りは家の前にかかるこの橋を向こうから帰って来た。橋通貨料と言うのががあるらしい。




翌日はKasへ移動。また1時間ちょいしか寝れなかった。どうして飛行機に乗る時はほぼ確実に寝ないで迎えてしまうのだろうか。今日は水曜日。


KasのBeach
会場はここから更に行くけど、途中で通ったこのBeachが写真とかでも出てくる一番有名なところ



Kas(カシュ)は地中海の知る人ぞ知る(らしい)リゾート。街自体は小さい港町。今年はパーティー中に一回抜けて船で街に来る事はしなかったけど、3日ぐらい普通に泊まってみたい本当に素敵な街だ。


(去年のphotoから抜粋)


去年のレポート
https://clubberia.com/ja/bloggers/108-Ibiza-Through-RAHA-s-Eyes-vol-88/

この街からボートで10分ちょっと。パーティーの会場となるvilla。




これはprivate partyだからfacebookのeventページは参加者しか見れなくなっているけど、今回の出演者はこんな顔触れ。こういう並びで扱ってもらって正直嬉しい気持ち。

Ion Ludwig
Lamache
Andrea Ferlin
Cesar Merveille
Olga
Clovis
Raha
Hubble
Maxi
Obee
Cem & Rg


去年は外国人で呼ばれてた人はAfriquaとOlgaと僕の3人。
それが今年はいきなりジャンプアップした。Ion Ludwigが入ってくるとは。この顔触れはますます頑張り甲斐がある。また、しくりは許されない感じだ。去年のプレイが本当に評判がよかったから、今年もすごくいいプレイをしてくれるんだよね、という目で全員が見てるから、プレッシャーは去年の比じゃない。まあいつも通りにやれば大丈夫だろう。

会場
遠い岸に見えるのがKasの街


昼も夜もいい。俺はやっぱり夜の方が好きだけど。


初日の夜は軽くサウンドチェックがてら2時間ぐらい回してみた。まあまだ少人数だし新曲チェックで。聞いたら、今年は去年と違って、一人それぞれ8時間は回すんだから、と言ってた。新しい、特に友達からもらった曲がやたらいっぱいあったからかけてみたけど、ものすごくカッコイイんだけど曲の構成もまだよく分からないし、これはちょっと準備ができていないのが分かった。危なかったな。今回はやる前からの期待値が半端ないところからなんだから、今からもう少ししっかり準備を整えよう。
Time Tableは今年はほぼあるらしく、俺は日曜のサンセットらしい。いい時間だ。夜に回させた方がより力をいい特色を発揮するのを分かってるみたいだ。パーティーは水曜から火曜の朝まで。



翌日はゆっくり寝たくて、ちょうどみんなボートから帰って来た。




部屋で曲の整理してからゆっくり会場へ。もちろんもうパーティーはだいぶいい感じ。
メンバー大多数もう来てて、ものすごく楽しかった。先週のSWからの人も大勢いる。大きなfesとかすごく楽しいけど、こういうプライベートなメンバーでのパーティーはまた本当に楽しい。しかも島のようなところにあるvillaでだから、隔離感がすごい。ほぼ初日の人が大勢だからみんなまだエネルギーが有り余っている。俺もそうだ。最高に楽しかった。

夜中4時くらいからは、先週のSWで、来週も一緒だね、と話したObee。NY Resoluteのレジデント。プレイ初めて聞いたけど、US Houseなのもだいぶ混ぜつつ、全体的にさすがの感じだった。


この日は軽めに8時間ぐらいで切り上げる。



翌日も起きてから曲よく聴き込む。
夜から会場へ。今日は昨日よりも全然人居た。今日から来た人やはり多く、知らない顔もたくさん増えていた。かなり盛り上がってた。


DJはCezar Merveille。3時間前から始めたらしく、それまでObeeは21時か22時まで回してたらしい。昨日の夜中の4時からずっと。18時間か。凄まじい。しばらくソファに寝て二人でずっと話ししてた。NYの事、Resoluteの事。すごく仲良くなった。
今夜でほぼみんな来た。
一人の友達はBerlinから着いたばかりだったようで、この前のBerlinやはりすごかったみたいだ。彼は先週水曜日にSunwavesを出て、一回イスタンブールの家に5分戻りそのまますぐに飛行機に乗ってBerlinに飛んでその夜5/1のCDV。Ricardoのプレイがamazingだったらしい。その前からのスケジュール聞いてて、彼は本当に超人だと思った。今回SW後に、ブカレスト少し居てイスタンブール寄ってからここに来るか、それかこのKasに来る事がなかったらルーマニアからBerlinに行ってた。今回SW後にBerlin行くのもまた本当にいい選択だったんだろうな。

Cezarのプレイ、特に中盤からはゾーンに入ってた感あった。特に後半かなりよかった。


続いてIon Ludwig。特に中盤以降amazingだった。


Rose RougeのOriginalかけた時に、いきなりSaxを取り出して吹き始めた。これがすごいよかった。サイレンサーみたいなのか分からないけど先に付けて、音量も本当に適切で全て分かってる感じだった。それに合わせIon Ludwigがvolume絞ったりまた戻す時に盛り上げるためにわざと大きくまで戻したり。完全にあれはLiveだった。1時間ぐらい続いた。


続いてはOlga。急遽の交代だったけど、そういうのをこなすのを見ていて、彼女はいつも場慣れがさすがだなあと思う。


夕方寝る前にLamache達と少し陽に当たったり。ここは楽園だ。



この日土曜日は完全に休息日にした。0時に起きて遊びに戻りたかったがあまりにも眠過ぎた。次の日DJもあるし。


日曜日。この日は最高の天気だ。昼から会場行ってみると思ってた以上にみんないっぱい居た。
昨日は20?-4 Andrea Ferlin, 4-12 Lamache, 12- 今Maxi、そしてObeeが加わってのb2b。Obeeものすごいな。
いっぱい寝たから調子はいい。一度ホテル戻り食事。英語が分からないウエイターに友達が代わりに注文してくれたけど、間違って2品頼んじゃって、チキンのミンチとご飯付きのチキンバーベキュー串が来て、更にはスープも追加しちゃってたから大変だったけどいっぱい食べといた。

今日は5月の第2日曜日で母の日と言うだけじゃなくてお母さんの誕生日だった。その日に回すのは嬉しい。

MaxiとObeeのb2b。いい感じだ。意外と速い。126。

そして20時からスタート。非常にいい時間だ。


Classicな感じからゆっくりスタートした。2週間前にMisbitsでやったのに近い感覚で入っていった。自分ではどうだろうかなあと半信半疑でやってたところあったけど、すごくいいって言ってもらってた。そこから色々展開してた。きっかけの曲からDeepに行ったり軽快気持ちいいハウスに行ったり。俺の回す時間20時にみんな集まってきてくれてて期待を感じた。出だしはその期待に応えられてるのかが全く手応えが分からなかった。かなりみんな居た。


途中で一回音が出過ぎてたようでボリューム絞りに来た。そうだよな、自分でも出音が曲としてクリアーに聞こえてない部分もあったもんな。Mixが危うい場面多かったな。でも中盤まではたいしたミスもなくいけてたけど、後半やはり耳が爆音で疲れてもきて、よくモニターし切れてなかったな。
みんなと同じ8時間ぐらいかなと思ってたけど、すごくいいから全然続けててくれと言われ、続行。え、そうなの?


自分のプレイには今日は途中途中明らかにいいぞ、ってとこもあったけど、Mixの精度と、新曲以外での曲の把握がもう一つだった。中盤ぐらいで軽快ハウスのブレイクのとこかなんかですごい拍手が起きた。え~、いいのかな今日?と少し自信付いたけれど。選曲はよかったみたいだ。みんなブースに言いに来てくれてた。後半、Saxの彼が吹いてもいい?って聞いてきて、joinしてきた。金曜日のIonのようにボリュームやらでうまく調節してfeatureしたようとしたけど彼みたいにはあんまりうまくいかなったな。

集中力もこの日は尽きて来て、朝方6時頃、10時間回したところで代わってもらった。去年はやってる時もそして終わった時に、明らかにやってやったという自覚が自分でもあったけど、今年は自分では出来がよく分からなかった。だけど、特に周りのDJのみんな達からすごく褒められた。すごく特別だったと。Berlinのある人からは、今度自分のプレイにinviteしたいとも言ってもらえた。普段まずそんな事はしないんだけど、と。どのくらいどうだったのか、自分の手応えが今回自分でよく掴めないから分からないけど、ともかく今回のDJもよくも悪くも収穫があってよかったな。去年あれだけamazingだったと言ってくれてムチャクチャ期待してくれてたみんなの期待を裏切らないで済んでよかった。
課題は2つ。Mixの精度とあと曲の整理と把握だ。

回し始めた時に沈んでいった太陽がちょうど昇って来ていた。


終わって気持ちよく遊ぶ。去年同様、回し終わった後は本当に気が楽だ。



俺の後はCem & Rg。一昨年Sardiniaで初めて聞いて本当にビックリしたけど、やはりいい。


少しして昼まで昼寝してスッキリ。ここから自分の最後のアフターだ。Rg依然として回してる。多くはないけどメンバー残って居て、楽しかった。このまま夜が進むにつれみんなも徐々に落ち着いていった。
ご飯食べて戻ったらdiscoみたいなの回してた。しばらくしてまたいい感じで上げ始めてしばらく遊んでから、0時くらいに戻って来る。楽しかったな。残った彼らは朝まで続けてたみたいだ。考えたら去年の俺が最後朝まで回してたのと同じだ。
ああ、これで今回の旅も終わるなあと思った。今回、Misbits DJ、Sunwaves、Urbanist DJ、後半はトルコに移り、初めてのIstanbulからKasのパーティー。そして最後に結果を出したDJ、と4週間といつもより短いながら成果を挙げられた旅となったと思う。


翌日の夕方にみんなとボートでvillaを離れる。
後片付けで残るスタッフのみんなと最後のお別れ。みんなありがとう。




着いた港で最後にこんなおまけも


これで今回の4週間の旅は帰国の途へ。空港でチェックインの時に、日本へのビザは?と言われたりという不思議な事もあったが、flightも無事に出発。日本に戻ります。日本では今現在もう始まってる6/12の次の旅までここから4週間。その間にこの前の章で既に書いたSuciuを迎えてのBeat In Meがあり、それだけじゃなく今回ものすごくたくさんの大きなやる事があり、いつもものすごくそうなんだけどその中でも今まででも指折りの激多忙の東京滞在となりました。旅は続く。