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RAHA’s thoughts - vol.7:『RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM ~ 5年ぶりの復活』





みなさん、我々新たな歴史を作りましたね。去る4/5の『RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM』のパーティーは、胸を張ってそう言えるパーティーでした。

4/5のあの素晴らしい一夜から、2ヶ月が経とうとしているところで、ようやくこのレポートに手を付けられる態勢が取れました(6月頭時点)。大きかった出来事の時こそ、それを書き表す際の筆は重い。いつもの事ですが、これを書き上げて、当日の事はもちろん、このパーティーに到るまでの長かった準備期間の間に起きた様々な事、そしてパーティー後の彼らとの出来事、更にはパーティーの2週間後に行って来たヨーロッパでの反応などまでをみんなに報せ、その想いをパーティー前そうであったと同じように共有するというところまで終えて、ようやく僕の今回のミッションが完遂するものだと自覚しています。6月入って着手し始めてから書き上げまで、今回なんと実質3週間以上かかりました。苦しかった。。今回こそはサクッと短めに済ますはずだったのに、最初に言っておくと、長いです。さあ、いきましょう!

(動画ですが、YouTubeはこのページに貼り付けができていますが、Facebookやインスタなどでの動画に関しては、このページ上で直接展開できません。ですが、どれも是非開いて見て欲しいものですので、面倒でもワンプッシュして全部ご覧頂けると嬉しいです!)


LIQUIDROOM、最高でした。これまでRPRのLIQUIDROOM、3回やってきていて、そのどれもが本当に素晴らしいものでした。以前のそれらと比べてどっちがどのくらいどうだったかなどというのは、言いようがありません。毎回その都度、本当にこれ以上ないという気持ちにさせられる。その各回の感覚に序列は付ける事はできない。しかしながら、今回のパーティーは何と言うかこれまでとはまた明らかに少し違う格別な印象を受けました。序盤からとにかく、何というか明らかにもの凄かった。


パーティーのレポートに入る前に、まずこの日に到るまでの流れをもう一度書いておきます。前回Vol.6と内容被るところもありますが一緒に検証していきましょう。Vol.6をまだ読んでいないという人は、今回のレポートをより正確に且つ深く理解するには、まずそちらを先に読んでもらってからここに戻ってきてもらった方がいいかもしれません。

RAHA’s thoughts - vol.6:『Beat In Me feat. Petre Inspirescu ~ RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOMに向けて』
https://clubberia.com/ja/bloggers/180-raha-thoughts-6/


2020年3月からのコロナ禍の中、僕自身は丸3年間活動を止めていました。自分の体とのバランスを考え、紛らわしいのも後で後悔するのも嫌なので、この間はもう完全にパーティーに出ないに留まらず、今までの人生で経験した事のないような別な独りでの生活をしていました。これはこれで、僕にとってはすごく楽しい “旅” でした。が、当然それまで続けてきたパーティー(Beat In Me / RPR)はやる云々の話ではなく、毎年年に4ヶ月は過ごす海外への旅も全て中断されていました。

それを解禁した2023年4月、3年ぶりのSunwavesから、僕の今までと同じ人生の針が再び動き始めました。そこで3年振りに感激の再会を果たした彼らRPRからの熱烈なLIQUIDROOMの開催の要望。最初は、その時の日本のこのシーンの現状を考えた時、そんなすぐにできるとは想像すらしていなかったそのスーパーパーティーを、度重なる彼らからの言葉に後押しされ開催を決断したのが去年の5月。
7月から9月末までの3ヶ月弱、夏は再びヨーロッパに居ようと予定していたので、その日本出る前の6月に今回のパーティーへのスペシャルチームを組むところまでいく事ができ、ここからパーティーへの道が正式に始まりました。

最初に触れておきたいのですが、このRPR@LIQUIDROOMをやる時のチームは本当にスペシャルメンバー。6月の初回ミーティングからずっと共にやってきた今回のコアオーガナイズスタッフは僕入れて全部で5人。この5人は最強のメンバーでした。それぞれ一人一人が各セクションのトップスペシャリスト達の集まり。それぞれが自分の力を最大限に発揮するパートにおいて各分野のトップランナーの名に相応しい仕事を展開していき、このリキッドルームの最強のパーティーの精度はパーティーが近付き時を追う毎に確実に高まっていきました。みんな本当にお疲れさまでした。

さて、夏の向こうでは彼ら([a:rpia:r])と顔を合わせてのミーティング。イビサのcafeでRhadooと1つのパーティーの事で2時間半サシで打ち合わせをしてもらえるオーガナイザー・プロモーターは世界でおそらく僕しか存在し得ません(先生談)。こういった事は僕の誇りにもなっているし、昔からこういう一つ一つの事の持つ意味合いやそれと背中合わせに在る責任といったものについては充分自覚してきているつもりです。
5年ぶりとなる今回のLIQUIDROOMでは、彼らRPRの3人に加え、Dreamrec VJも加わった音+映像による完全体での来日、という事も決定され、9月末のIbiza Chinoisでの彼らの最後のgigも帰国便の変更もした上で無事に見届け、アップデートされた完全なイメージを伴って帰国し、半年後のパーティーへの準備にかかる事ができました。この最後のフライトチェンジは本当に価値ある英断でした。

Rhadoo, Petre Inspirescu with Dreamrec VJ @Chinois, Ibiza 2023.09.23


イビサでのミーティングで、Rhadooから幾つかの全く新たな提案がなされました。
その中の最重要であった事の一つが、今回この来日に合わせて彼らのこれが初めてとなるインタビューを行おう、という事でした。これにはビックリしました。[a:rpia:r] は未だかつてインタビューというものをした事がありませんでした。2014年に僕が初めてBeat In MeにRhadooを招いた時、羽田で帰国便を待つ余裕の時間で最後に二人でお茶してた際に[a:rpia:r]のインタビューの打診を既にした事がありました。10年前です。その時は、[a:rpia:r]はインタビューはしないんだよ、との答えで、それ以来僕もそれについて一度も口にした事がありませんでした。今回、世界で初となる彼らのインタビューを、それをなんとこの日本からの発信で、且つ日本語で行おうという驚くべき提案。彼らの中での日本というものに対する見方・その重要性の高さに今更ながら驚き、同時に嬉しい気持ちにもなりました。更に、、、これが自分にとっては果てしなく高難度のミッションとなるのですが、その世界初のインタビューを、”日本の特別なファッション雑誌” からリリースしたいという、非常に難易度の高い条件が必須として付け加えられたのです。音楽・クラブサイトからだったらこんな話は逆にどこでも二つ返事で飛び付くトップコンテンツ。難しい事は全くありません。ですがこれを、specialなfashion mediaから然るべき形でリリースするというのは、並大抵の事じゃないであろうというのは容易に想像できました。彼らの、アートやファッションにも高感度のアンテナを張っている新しい層の人達にもこの音楽を聴いていって欲しいという気持ちは昔からよく理解できていたし、前からそういったアプローチについて話す事もよくありました。しかし今回のこのインタビューに関して言うと、僕自身が日本のハイファッションシーンにおいても最前線で既に地位を持っているのであれば可能性は小さくなかったかもしれませんが、そうではないため、top priorityでもあった夏に出されたこのリクエストが、パーティー直前まで僕の頭を悩ませ続ける事となりました。

更には、全てをここに書くべきではないのでここまでだけれど、今までにはない色々な角度の話しもしました。RPR@LIQUIDROOMをやる時はいつも自分の全精力を注いで当たらないと成立はしません。けれども、今回もこれはまた大変な道程であるなと、日本に戻って来る前から強く感じる事となりました。


いつもより少し早く9月末に帰国し、そこからまずは11/4のBeat In Me feat. Petreを走らせる。前にも書いたように、このPedroとのパーティーの成否がその先に続くRPRという大きな山にも多大な影響を与えると企画時から踏んでいました。RPRの準備をもう始めると同時に、このPedroとのパーティーは絶対に成功させなければいけない。コロナで3年9ヶ月ぶりのパーティーでのいきなりの大きなミッションにはなりましたが。大きな2つのタスクを並行して準備を進めるのはすごく大変でしたが、でもそのPedroがパーティーを挟んで東京に10日間居てくれたおかげで、4月のRPRに向けての様々な課題や疑問点など、メールや電話ではなかなか理解し切りずらい細やかな点まで2人で顔を付き合わせて話し合う事ができたのが、本当に大きかった。この11月にPedroが日本来ていなくていきなりRPRが2019年2月Raresh以来のパーティーとしても実施されていたら、正直かなり危うかったかもしれないと思います。いや、多くの部分でほころびが出ていた事でしょう。実際11月のパーティーでは、僕もあまりにも久々で以前のオーガナイズフルオンの時だったらし得ないイージーミスも自分の中では幾つか散見されていました。
Pedroとは、特にこのインタビューのメディアについて、何度も実際にmagazineを見に行ったり、cafeでパソコン開いて色んなサイトをチェックしながら討議を重ねました。貴重な時間でした。そして同時に、分かってはいましたが、[a:rpia:r]のまた更に深い視点や感性の一端を直接知れる事となり、それは僕にとっても非常に身になる経験でした。


11/4のパーティーは、来てくれた方達はご存じのように、そして既報のように最高の結果を得る事ができました。4/5への弾みとしては最高のステップとなりました。あとは4/5に向け集中するだけ。



9月末の帰国以後は、もう10月からパーティーが終わるまでの間、全ての月にそれぞれのタイミングでの違った種類の重要なタスクが次から次へとあって、10月からもう目一杯でやった。10月にはこれを終わらせなくちゃならない、そしてそれを乗り切ると、次の目の前には11月のこれまた僕には高目のハードルのミッション・タスクが控え、それが実際の印刷物でき始める12月下旬からはフライヤー設置という真冬の中での極ミッションというのが加わってきて、フィジカルでのプロモーションぷらすオンラインでの様々な作り物締め切り等々と、まあ死んだ。でも全てをやっていかない事には成功への道は切り開かれないし、チーム内で組まれたその戦略は非常に高度で大変な作業であったものの、実にmake senceで成功への確率を確実に高めるものだったので、とにかくみんなで一つずつ仕上げていった。ここまで根を詰めてオーガナイズ作業をするのはコロナ休業で3年半開いていたため、一番の心配は自分の脳・勘が今までのようについてきてくれるかだったけど、出だしは正直自分でもなかなかピントが合い切らないなあと感じるところあったものの、これがやはり前述の11/4にPedro個別でのパーティーを一回こなしていたのが大きく、あれでかなり色んな部分が自分だけが分かるレベルで感覚的に戻ってきたなと感じる事ができた。そういった意味でも、自分自身の復帰戦がいきなり最大のRPRでなくて、本当に正解だったと実感している。

10月の1ヶ月、Pedroパーティーと早くもRPRの様々な準備開始で、もうフウフウだった。11月からはRPR一本に全力投球となり、時期的に一気に色んな事も走り出してもういっぱいいっぱいだった。10月から4月までの間で、自分的に一番辛かったのは12月だった。フライヤー制作始めとする締め切り事、そして書かないけどもう死ぬかと思ったイレギュラーなアクシデントへの対応、年末からは一気の外販、などなど。11月、12月の時点で、この擦り切ってるペースの中で、これが4月まであと何ヶ月同じ状態が続くのだろう、、と思ったら、さすがに気が遠くなりそうな感じであった。

そんな中、12/20、ついに待ちに待った情報解禁 (RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ)。賽は振られた。今回、一番最初のimage photoを2015年の時のこの赤い写真にしたのが、パーティーを成功への道へと導く非常に大きな要因の一つだったと、ここから4月まで長期に亘りプロモーションした側の立場から見ていて、ものすごく感じた。間違いなくこれがまず最初の大ヒットだった。


5年ぶりのRPR来日の反響は予想以上に大きく、早割は半日を待たずして日付が変わる前に完売した。実際に売り切れていなくてもSOLD OUTとする、そういうテクニックの話しは耳にしていたけれど、このパーティーに関してはそれはしたくなかった。なぜなら[a:rpia:r]だから。


仮フライヤー、ポスターも完成。


でも一番キツかったのは、1/9に全出演者の告知解禁したところまでの期間。精神がとにかく削られた。しかしそこからは、しばらくの間は現場ではとにかくひたすらフライヤーポスターを設置していきプロモーションをしていく時間(もちろん、だけではないけど)。これはまた、果てしなく仕事量の多い部分ではあるんだけれど、自分はこれが昔からすごく好きだったりする。特に昨今のオーガナイザーの人達はそのほとんどが年齢に関わらずこのフィジカルな部分を極力省きオンラインのみで告知しているとだいぶ以前から聞いているし実際その通りだろうが、僕は昔からこのスタイルも捨てていない。まあこういったところは、みんな自分の信念で各自がそれぞれのやり方でやればいい。

12月までは実務とプレッシャーでストレス地獄、1/9からは逆にもうそのストレス自体は激減した。ここからは現場・オンラインの両方でどんどん行動していく事がメインの動きとなる。 今回、RPR+Dreamrecの4人、多くの人ご存じと思うがプロモーションも超サポートしてくれてそれは本当に大いに助けになった。作った動画とかを、やはり彼ら本人が回してくれると破壊力が違う。世界の人達に向けても痛快だった。



1/9、ついに全出演者の情報解禁、本フライヤー完成。2FのDJ KENSEI 出演を発表する。

本フライヤー


ポスター


WEB用のKENSEI フライヤー


外販は都内で自分の足で100軒以上は軽く行った。ほぼどこのお店も非常に快くサポートしてもらえました。外販やる時に、他のベニューでやるパーティーのポスターを別のクラブで張ってもらえるわけがそもそもないじゃないか、と言われた時がありました。いやいや、都内だけでも10何軒ものクラブ・ミュージックバーで、”これ” は張りますよと喜んで迎えてくれてRPRのポスター張って頂いた。心から皆様、本当にありがとうございました。フライヤー置かせて頂いたクラブ、飲食店そしてショップの皆様方、本当にいつもありがとうございます。こういったサポートの一つ一つが、僕達の大きな力そしてエネルギーとなっています。もう90年代の頭MAIN STREETの時から。

こちらごく一部のご紹介になってしまいますが。。

HATOS BAR


FORRESTER


disk unionさんではこんなプレートに入れて頂いていました。


代官山蔦屋 さんでフライヤー置いてもらい更にはポスター張ってもらえたのは正直偉業。加えてインスタストーリーにまで。感謝。


青山蜂


SOLFA


bonobo


GOOD MUSIC BAR
ここのお店にとっての初めての掲示物だったそうです。感謝。



自分の足が届くところは自分で、でも行きたくても行けない地方の場所場所に、いつも同様に各地区の多くの人達に厚い協力を頂きました。
東京から遠い場所でも、そこでのパーティーピープル達が多く集まる場所にこのRPRのパーティーのフライヤーが設置されポスターが張られているという事は、実際にそこの土地からどれだけの人が今回LIQUIDROOMに来てくれたかと同じくらい、もしくはもしかしたらそれ以上に非常に大きな意味を持っているというのが僕の持論です。その点では、いつも本当に多くの仲間達のサポートを受けさせてもらっている事に、心から感謝致します。みんなありがとう。


またこれは余談として書くけど、フライヤー作って渡すのって自分はすごく楽しい。パーティーでも、あ、この人カッコいいなと思う人が居たら、モノが何もなかったら長々と来月どこどこでパーティーがあるからうんたらかんたら、、などと口で説明するしか伝える術はなくそれは時としてかなりうざいしむしろOUTなケースも多いけど、適切な間(ま)を見つけて「これ超カッコいいから後で見て」とだけ言ってフライヤー渡すだけ、こんな魔法のようなアイテムだよ。向こうから見てこっちがいい気を発しててイケてるなと認知してもらえればその人達はその渡したフライヤー後ででもほぼ絶対に見る。逆にこっちが見た目もダサくて彼らから見て興味が湧かなければその渡したものも彼らは実際見ない。実にシンプルで理にかなっているよ。


9月日本帰って来て、パーティーを再開するぞとなってからは、RPR終わるまで毎週パーティーに出かけた。平日でもこれというのには全部行った。会う人にフライヤー渡すのもそうだけど、時には場的にそういう感じじゃないからほぼ1枚も撒かない日も全然あった。でも出てる事が大事。コロナの間3年半日本のパーティーに完全に出なくしていた。その間にメインの舞台で遊ぶようになった新人のコ達は、初めて見る、でも周りの全員が知ってる人の事を何者なんだろう?と最初いぶかしげに思ってたと思うけれど、そういう隅々にまで俺が何者なのかをもう一度知らしめまたこのやっている音楽シーンの意味・本質などを、会った時に彼らが耳を傾けてくれた場合には丁寧に新しい世代の人達にも情熱を持って伝えていくという作業は、最も大事な事の一つだと考えている。そういう情熱を直接振りまく作業を半年以上かけてやっていた。この半年は、間違いなく東京のelectric musicシーンで自分が誰よりも一番出ていたと自信を持って言える。

1日として楽な日は本当になかった。とにかく倒れない事だけを気を付け、健康に最大の注意を10月から払い続けてた。一番したくなかったのは風邪をひく事。下手にインフルやたとえ普通の風邪であってもひいて、数日でも動きが止まる時間の余裕は本当になかった。4, 5月の旅でもそうだったけど、7月から9月のヨーロッパで、飛行機乗る時以外は海外ではもうマスク一度もしていなかった。でも日本帰ってからは、RPR終わるまではもう一生していようと決めていた。東京のクラブでも、なんでこの人だけまだマスクしてるんだろう、まだコロナがそんなに怖いのかな、と言ってはこないけど多くの人思ってただろうと思う。だが、数日であっても体調崩して止まる時間が4/5までは「全くと言っていいほど」ではなく「完全に全く」なかったのでそうしていた。秋から4月までのあのずっとのマスクは、このRPRのパーティーへの日々のためにしていたのだよ。”responsibility” と常に自分の心の中で反復し続けて生活していた。
その甲斐あって、本当にその甲斐あって、RPRのパーティー終わって彼らの最後をヨーロッパに帰すまで、この7ヶ月弱、あれだけクラブ出てたのに、風邪らしい風邪は一度もひく事なく終えられた。これは奇跡的でもあったと思う。

メンバーとの色々な準備を経る。

映像、ライティングチームとのLIQUIDROOMの現場内見もいつものように。
2F照明のアイデアもいい感じで固まった。



そして、今回のパーティーで絶対にしっかりと語られなくてはいけないのが2F LIQUID LOFTにおけるDJ KENSEI Open to Lastのブッキング。
これは前回Vol.5からの抜粋。
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そしてもう一つ、声を大にして言いたいのが、この2F LIQUID LOFTのブッキング。ここにDJ KENSEIのOpen to Lastが決まった事が、このスペシャルなパーティーをより一段と高い地点に押し上げてくれたのは間違いありません。去年の夏、ある事がきっかけで、帰宅途中の車内で僕の頭に電流が走ったように天から降りてきたこのアイデア。その時、我ながらRaha天才、と思いましたw 僕は彼とは自分もHIPHOPやってた頃からだからかれこれ35年からの付き合いになります。実は当時彼の家で1曲一緒に作った事もあります。僕の中である程度は彼の事も、そして一方の[a:rpia:r]の事ももちろんかなりよく知っていると思っています。両者は、やってる音楽にそれぞれの個性と違いはもちろんあれど、僕から見てその質感が同質なのです。これが実はすごく大事な事。分かる人にとっては、今回のこの組み合わせは非常にmake senseなブッキングになりました。フライヤーの外販を回っていて、どこの店でも、特に玄人なショップ・店舗であるほど、フライヤーを見てこれはヤバいですねと言ってもらえ、その興奮に行く先々で会心の手応えを感じています。予め言っておきますが、この日は2F LIQUID LOFTもかなりヤバいです。
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KENSEIを最終的に口説き落とせたのが12月入ってから。
その前後から、LIQUIDROOMのパーティーまで彼の回すDJ、都合8回聴きに行った。KENSEI本人もこのパーティーがいかに特別かを次第に明確に分かっていってくれ、音について彼とも何度も話しを交わした。要望に応えルーマニアの音もたくさん送った。12月後半から、彼の音がそのプレイ内の一定数の時間明らかにこの4/5を意識したものに変わっていったの、すごく嬉しく楽しみに常に見て聴いていた。KENSEIのDJを聴きに行くのは、パーティーの準備で超忙しい中でも自分にとってすごく楽しい時間であった。充分な相互間の理解を深めていった上でパーティーに向かっていく事ができた。RPRだけでなくて、2F LIQUID LOFTも全員が一つの同じ高い目標を見据えていた。この事が今回のパーティーの大成功の大きな要因の一つである事は疑う余地がない。マネージャーのSyomaクンも、長期間に亘りサポート本当にありがとうございました。
2F LIQUIDLOFTの出演に向け、事前にサウンドチェックを実施する事になったのは初めてだった。しかも、1回やって満足できずに更に1回、今度は8時間。LIQUIDROOM、ありがとうございました。おかげで音は定まった。後は当日彼が気持ち良くヤバいプレイを見せるだけ。今回のこのKENSEIの起用は、まさにキラーだった。


https://youtu.be/JMIyq1KIeMs
(すごくカッコいいので是非見て下さい!)




チーム内の、国内をリーディングする頭脳達によって錬られたWEB上でのプロモーションも非常に大きな効果を上げていった。こちら我々日本のPR展開を見て、Rhadoo先生からも “Looks very nice from here.” という言葉も届いていた。

まずは2/7、TEASER完成。制作はもちろんREALROCKDESIGN。以下の映像も!


以下は、今回のプロモーション映像の幾つかをご紹介。












パーティーが近付くにつれ、今までの開催の中でパーティー前の手応えが一番強かった。特に外販で都内の店、端から回ってて方々でそのリアクションを直接自分自身で感じられるのはやはり強みだと感じる事が多かった。毎週2~3回は出ていたクラブででも同じ事。これは今回人もいっぱい来るし、内容もっのすごくいいパーティーになるぞ、という手応えを、パーティーが近付くにつれチームの全員もひしひしと感じていた。

こういう日々をみんなで積み重ねた後、ついにパーティーを迎える事となった。


3/30、まず先陣を切ってPedroが到着。この日から最後また同じPedroが日本を離れるまでの12日間、毎日[a:rpia:r]と過ごす楽しいけれど肉体的には相当ハードなかけがえのない毎日が始まった。



4/2にはRhadooが



そしてこの日に奇跡が実現する。
何人ものファッション業界の人の意見をヒアリングしていった中で、業界の人は全員見てるよと、聞いた人ほぼ全員に言われた、まさにspecialなfashion magazineの一つである “WWD” のWEBページにて、9月からずっと動いてきた[a:rpia:r]の世界初のインタビュー、実現しました!!これは快挙!本当に!RPRのインタビューをこのWWDで。これはルーマニアの地からの反応もメチャクチャ大きかった。パーティーを直前にして、ものすごく大きなミッションを達成する事ができた。WWD編集部の方々はじめ、尽力頂いた関係者の皆様方、本当にありがとうございました。We did it!



是非今一度みなさんお読み下さい! 世界的規模で本当に貴重なものであり、これほんっとに頑張ったんだから!w
https://www.wwdjapan.com/articles/1789237


ー 4/2 Facebook ー

The first-ever interview with RPR is out - WWDJapan
https://www.wwdjapan.com/articles/1789237

[a:rpia:r]の彼ら自身世界初となるインタビューが、先日の東京のパーティーに合わせてリリースされました!

しかもそれがなんとこの日本から、なんと日本語のみで、そしてWWDという特別なファッションメディアからリリースされるという、まさに快挙でした。

今回のこのインタビューの実現に、微力ながら協力させて頂きました。この実現に、ありがとう[a:rpia:r]、そして、WWDさん始め、ご協力頂きました関係者の皆様方、改めて本当にありがとうございました。

This marks the world's first interview with [a:rpia:r]! It's conducted in Japan, in Japanese, and featured in the special fashion media outlet, WWD. We are thrilled to announce its realization.
I contributed in a small way to making this interview happen.
Thank you very much to [a:rpia:r], and a heartfelt thank you to everyone at WWD and all involved parties for their cooperation.

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そしてもうこの数日ぐらいになるとずっと返信や作業や返信や作業や、、。過去の日記で書いてあったやってもやっても終わらないモード来た!ヤバい。


4/3 Dreamrec VJ


夕方成田に着いたその足で一緒にLIQUIDROOMへ。既に日本の映像チームが現場チェックも済ませておいた上で、Dreamrecにも過去2度やっているこの同会場を、今一度プロジェクターやスクリーンのダブルチェックの確認も含め来てもらい、万全の準備態勢を敷いた。

4/4 Raresh


これで全員無事に東京に着いてくれた。健康体で。もう安心。


前日に行われたDOMMUNEの破壊力も今回凄かった。
今のこの、毎日ずっとmaxでの多忙で時間の余裕など何もない状況の中、この僕が頭に1時間ウォームアップし先生の前の場面を温め整えるのが今回に関しては唯一にしてbestのプランという結論が出て、ない時間を絞り出して選曲の準備をした結果、なんとかこの任務を首尾よく遂行させてもらったその後、このRhadoo with Dreamrec VJの反響が今まで以上にでかかった。特にDreamrecの映像に、みんなものすごく反応していた。これは予想を遥かに超えていた。明日はすごい事になる。確信に変わった。

宇川さん、「全DOMMUNEビューワーは必ず、翌4月5日 (金) のLIQUIDROOMへ!!!!!」とTwitter(X)でも何度も何度も言ってくれた。これ以上無い強力なサポート、本当にありがとうございました!!



「RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM」Pre-PROGRAM @DOMMUNE
https://www.dommune.com/streamings/2024/040401/



Rhadooは今回のDOMMUNE、ルーマニアの仲間や若手artist達のアンリリースをめちゃめちゃかけてた。ほぼ。DOMMUNEという最強のツールで自分がプレイする時にそれらをかける事の効果を考えての、トップに居るものとしてシーン全体の事も考えてのそれだったのだろうと思う。彼の、シーンを盛り上げようという気持ちが本当に伝わってくる。この考え方は、2013年の『Fabric 72』で示した姿勢と同じものだ。このRhadoo, Dreamrec両者の素晴らしいプレイで、完全に勢いが付いた。

映像・音はこちらで!

先生







そしてこのDOMMUNEを配信しているまさにその裏では、REALROCKDESIGNを中心とした今回の強力なサポートメンバーの方達が深夜遅くまでプロジェクターなどの事前設置を行ってくれていた。こうした表には見えない様々な人達の力が合わさって、遂にパーティーの準備態勢が整う事となった。


パーティー3日前での奇跡のWWDインタビュー記事のリリースや、最後に決定的な勢い付けとなった前日のDOMMUNE、こうした直前での大きな後押しも加わってくれ、最高潮のムードの中、いよいよパーティー本番の日を迎えた。



ー 4/5 Facebook ー (当日昼、寝る前の投稿)


いよいよ今夜になりました。もっと早くにこれを書いて投稿したかったのですが、全く時間が取れず、結局このラストミニッツになってしまいました。

去年の6月にこれをやると決めてチームが組めてから、3ヶ月のヨーロッパから帰国後の9月末からのこの半年間、毎日本当にほぼずっと基本この事だけをしてきました。特に11, 12月頃は、あと何ヶ月これを続けるのかと思う時、目が眩みそうになる時もありました。

今夜その成果が出るのだと思うと、今この日を目の前にして実に感慨深いものがあります。

最高の準備はみんなの力でできたと思います。
一緒にやってきたスタッフのみんなには心から感謝をしています。
[a:rpia:r]のメンバー4人も無事に既に来日、コンディションも万全に整って今夜を迎えられます。

あとはパーティー前に最高のサウンドチェックができれば、そしてOPENして彼らがブースに立ってしまってくれれば、正直僕はもう何の心配もする必要がありません。少しでも期待を裏切った事は過去本当に一度もない、それがこの[a:rpia:r]なんです。

みんなも今夜、最高の心持ちで来て下さいね。
今日は歴史的な夜になりますよ。

少なくとも世界のアジア圏でこれができるのはここ東京LIQUIDROOMだけなんだという事、分かっておいて下さいね。

[a:rpia:r]の彼ら3人が「RPR SOUNDSYSTEM」の名義を使う事って、1年でmaxで5か6回しかないんです。始める前に最初に言われた事です。僕らのこのパーティーは、2015年からその一つに選んでもらってる。これは世界的に本当にすごい事なんですよ。そして同時に、それは世界に対しての責任を我々は負っているのだと僕は捉えています。

今夜のパーティー、日本でももちろん思い切り盛り上がっていますが、世界中の注目が集まっています、事実。

世界に、この日本で行ったパーティーが他の何処でのそれも凌駕する、TOPなものだったよ、と知らしめましょう!前回2019年に続き今夜も。

パーティーの成否は、アーティストの出来がもちろん関わりますが、同時に同じくらい、来てくれたお客さん達のエナジー・バイブスで決まります。

2013年に世界最高のクラブRobert Johnsonに初めてPrasleshを聴きに行った時に、友人でもあった当時の[a:rpia:r]のブッカーに言われました。

Rahaいいか、最高のパーティーに必要なのはこの3つだ。
Good Music, Good Sound System, Good People

以後、これを肝に銘じてやってきています。
2019の最高の結果だった後のRhadooも、同じ事を言っていました。

今夜、我々みんなで、最高のピースになって、世界に誇る最高のパーティーを作り上げましょう。

みなさん、仕事や用事で早く来れない方もいるかと思いますが、そうでなく早くから動けるという人は、どうか是非オープンのど頭からおいで下さい。
この貴重な彼らのプレイを、彼らが早い時間からのクラブをどういう音で組み立てていくのかを知る事は、特に音に特化した人生を送っている人にとっては、以後みんなのクラブライフを格段に豊かなものにしてくれるでしょう。僕がそうであったように。

あと、彼らは最後実は40分くらいかけてよく考えられたクロージングをいつもしてくれます。これはいかなる時も。これはお芝居のようなストーリーなのです。その彼らからしても今できうる限り最高のクローズをした後は、一度終えてまたそれを上回るエンディングなんて存在しないんです。なので、ワンモアは彼らとやっているこのパーティーに関してはやる事はないという基本的な事、初めて来るという方はどうかあらかじめご承知おいてもらえるとありがたいです。

もうすぐ昼になってしまうのでそろそろ切り上げて寝ます。

今夜のLIQUIDROOMで会いましょう。新しい歴史をみんなで作ろう!


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RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM

Friday, 5 APRIL 2024
LIQUIDROOM

ー 1F LIQUIDROOM ー
RPR SOUNDSYSTEM (Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh / [a:rpia:r])
Dreamrec VJ

ー 2F LIQUID LOFT ー
DJ KENSEI -Open to Last-





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■Facebook Event Page
このFBイベントページに、主なプロモーションや告知事項、大事なメッセージなど、ほぼ全てまとめて載せてあるので、よろしければこちらを一度目を通してみて頂けると、全容が分かります。是非!
https://www.facebook.com/events/351872794401483/?active_tab=discussion


■WEB告知 今回も各メディアの皆様方、本当にありがとうございました!

・clubberia
https://clubberia.com/ja/news/11767/

・WWW
https://www.wwdjapan.com/articles/1789237

・TOKION
https://tokion.jp/2024/01/09/rpr-soundsystem-with-dreamrec-vj/?fbclid=IwAR0udyXucULXSAcbPK7RgACYADeW3APLPvbs2VHjHxwTYg9v42MId1tWXbY

・Qetic
https://qetic.jp/music/rpr-soundsystem-240113/458062/

・BARKS
https://www.barks.jp/news/?id=1000243561

・Pointed
https://pointed.jp/2024/01/09/rpr-soundsystem-liquidroom/

・NiEW
https://niewmedia.com/news/031059/

・DIGLE MAG
https://twitter.com/digle_tokyo/status/1763097124022194641

・ele-king
https://www.ele-king.net/news/011072/

・Time Out Tokyo
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/%E9%9F%B3%E6%A5%BD/rpr-soundsystem-with-dreamrec-vj

・LIQUIDROOM
https://www.liquidroom.net/schedule/rprsoundsystem_20240405


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さあいよいよ夜を迎える。


オープン時間は、2Fが一足早い23時半、彼らの1Fメインは0時。彼らも23時前に来て念入りにサウンドチェック。準備は万端だ。


オープン前の外は既にこんな感じ。今回も素晴らしい予感が既にしている。前回の2019年、オープン前からすごいたくさんの人が並んでくれていた。今回はそれと同じくらいたくさんの人がやはりオープン前から並んで待っていてくれた。100人近くは既に居たのだと思う。素晴らしいよ日本のRPRのお客さん達。本当に。


23:30 OPENし、みなさん実に整然と、しかし一気に人が流れ込んで来る。


まずは2F LIQUID LOFTのみをオープン。DJ KENSEI


僕自身は23時から0時過ぎまで、1FメインフロアーのRPRのサウンドチェックにベタ付きだったため、残念ながらKENSEIの始まりの部分を立ち会うことができなかったが、2F FLOORは開始15分で既にこんな感じだった。


1Fメインフロアーの照明器具の付け替えが、前のライブ終わりの22時からフルで当たってくれていたもののどうしても間に合わず0時オープンを少しこぼれます。その間、既に入場しているお客さん達は皆2F FLOORに。0時に一度上の様子を見に行ってみると、階段上の閉じた扉の中の2F スペース、溢れかえってヤバい事に。あれは凄かった。なので1FのBar Loungeのところまでまずは開放。
その間、RPR + Dreamrecの4人は既にいつものように彼らの中ではとっくにパーティーをスタートさせているので、その音を、壁を隔てた隣でみんな、フロアーに飛び込めるのは今か今かと待ちつつ聴いています。

さあいよいよ! 皆さんお待たせしてごめんなさい、15分押しで遂にメインフロアーのオープンです。ここはみんなすっごい勢いでフロアーに一気に流れ込んでいきましたね。


2019年の時のレポートから抜粋すると、

「人がドンドン降りて来て流れ込んでく。爽快だった。10分もしない合間にフロアーいっぱいに。彼らもそれ見てて明らかに気持ち良さそう。頭からすごい人の入りだった。その人の入りの速度・勢いに関して、これはあまり見ない凄さだよ、とみんなで驚いてた。」

しかし、今回のメインフロアーの入りの速度は明らかにそれをも上回っていたように思えた。メインフロアーはオープン後5分経たずにいっぱいになった。これには僕達本当に驚いた。フロアー、初っぱなから最高だった。




今回の彼ら、実際いつもに比べてオープン前の段階から結構beatが効いててわりかし強めな感じだなと隣で聴いてて感じていた。テンポもこれまでの立ち上がりと比べると若干速めからスタートし展開していった。

僕はartistがかけたそのプレイを文章の形にするのが正直あまり得意でない、と言うかどう書いても現場で実際に鳴ってた音を正しく伝える事が自分はできるわけがないしともすれば陳腐にさえなってしまう事もあると思ってる部分がある。それもあるので、このプレイの中身云々に関しては、要所要所をごく簡単にだけで、あまり細かくは描写をし伝える事はしないという事をお許し願いたい。


Dreamrecの仕事ぶりは最高過ぎた。映像の評判メチャメチャよかった。プロジェクターばっちりでしたね、ありがとうございました岡田さん!!



早い時間からパンパンになったフロアーを見るのは爽快な気分だった。そして、時々フロアー内の様子も見に行ってたけど、最初から常にとんでもなく素晴らしいバイブスだったね。そして、これは一番言いたかった事だけど、あれだけ人が入ったのにも関わらず、この日のお客さん達、僕が見れた限りみなさん本当にスマートだった。それがすごく嬉しかった。Xで(ダッサい名前だよね)、「凄い人の入りだったけど良い感じの距離感持った人たちばかり。素晴らしかった。」と書いている方居たが、僕もまさにその通りだと思った。
正直、昔から毎回来ていた古株でこの日顔が見れないなあという人もチラホラ居た。だけどそれを補って更にあれだけお釣りが来るほど、新しい人達も思っていた以上にたくさん来てくれたようだった。加えて、結構若い人達も。[a:rpia:r]みたいな、ダンスミュージック全体から見ると相当渋い部類の決して分かりやすいとは全く言えないこのルーマニアン・ミニマルだから、よっぽどある程度の音楽キャリアを積んでこないとなかなかこの良さは分かるものじゃないだろうな、という風にも正直思いもするので、まあ若いコ来なくても仕方あるまい、そういうジャンルなんだよ、と個人的に事前に思っていたけど、その予想以上に結構来てくれてたのは嬉しい部分だった。
この日、1,000人近くお客さん入った。フロアー前述のようにほんと早い時間からパンパンだった。でも嬉しい事に、みんなすごくマナー良く遊んでくれていた。僕が眉をひそめるようなお客さんは限りなく居ないように見えた。このRPRの、いや[a:rpia:r]のシーン、この前の11/4のVentでのPedroとのパーティーの時にも感じて書いたように、このシーン、日本で本当にいい浸透の仕方をしているなあとつくづく思った。それを支えてくれている目の前の人達に対し、本当に感謝の念でいっぱいだった。みなさん、ほんとリスペクト。



この日のお客さん達shot
今回は、このRPRのLIQUIDROOMのパーティーのためだけに日本に来たんだよという海外からの素敵なお客さん達が、実は結構居た。



宇川くん、今回も本当にありがとうありがとうありがとう!DOMMUNE クルー 6人で遊びに来てくれ、彼は結構早い時間から、最後パーティーが終わった後も7時過ぎまでずっと居てくれました。彼ら4人も本当に喜んでいたね。ファミリー。


宇川くん & 僕と同い年のお友達スケシンくんもありがとう! シンちゃんは2016年にDREAMRECをRhadooと共に初めて日本に招いた時にもリキッドルーム遊びに来てくれていて、彼のその映像に驚愕してくれていました。宇川くんが、彼はAPEを、、、という話をしてあげたら4人全員超興奮していたらしい。





途中で何とか抜け出して2Fを覗きに行くと、2Fもメチャメチャいいよとみんなから聞いていたものの、その自分の予想を上回るフロアーになっていて、2F入って行った瞬間あれには正直ビックリした。お客さんの数、彼らのバイブス、照明具合、それら全てが最適だった。お客さん本当にKENSEIのプレイに魅了されて、下でRPRがやってるって分かってるけれどそこから動けなくなってるのが分かった。もう陶酔しまくってるのが、踊っている人達の表情からよく分かった。とにかくKENSEIのプレイ、素晴らしかったね。彼自身も本当に楽しんでオープンからずっとプレイしているのがよく伝わってきた。さすがだわと心から感服した。今回のブッキング、思った通り、いやそれを遥かに上回る最高の結果が出ていた。素晴らしかったね。


さて戻ってメインフロアーは盛り上がる一方。


ブース裏はこんな感じ


ヤバすぎるDreamrec
https://youtu.be/FoekQtq_dmo
(是非見て下さい!)

とにかくamazingなパーティーだった。今もう口ではあれをうまく言い表せない。
来てくれたお客さん達、本当に素晴らしいクラウドだった。


そしてついに最後の曲。
https://youtu.be/NeRBJihRXQ8
(是非見て下さい!)

6時、ついに最後の瞬間が訪れる。



(見てね!)

いつも同様の、素晴らしいエンディングだった。パーティーは最高のフィニッシュを迎えた。
でも、、お客さんみんな動かない。拍手もいつまでもパラパラと鳴り止まない。そしてお客さん達、ステージから見てても動く気配がない。あれはこれまでとはちょっと感じが違った。いつもとは明らかに違う感じだった。1分ぐらい経った頃から、数人の女子が禁断の “ワンモー” をパラパラと言い出した。でも、前に書いたあの第1回の2015の時のワンモーとは、明らかに違う感じの、何というか聞いていて悪い感じのものでは決してなかった。女の子達の”お願い~”的な感じだったし。ワンモアの声は少しして止まったが、それでも前の方の大多数の人達、本当に帰ろうとしない。そして最後の曲が止まって2分近く経った時に、いきなりRareshがブースへと動いた。

奇跡が起こる。なんとワンモア。あれは明らかに、みんなの情熱に彼らが折れた瞬間だった。彼らのこれまでのポリシーをずっと見てきた僕から見て、なんと言うのか、感動で涙すら出そうになる特別なシーンだった。


(見てね!)


ー 4/16 Facebook ー


これが本当に最後の曲。幾度となく聴いてきた彼らのプレイの中で僕自身初めて目にする彼らがかけるワンモア。あの場の雰囲気を汲み取って普段では絶対にやらないもう一曲をかけてくれたRareshの気持ちが伝わってきて涙が出そうになった。

That was the first ‘one more’ ever from a:rpia:r for me. Thank you, Raresh. Everyone was pleased.

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本当の最後です


パーティーは予定の6時をワンモア分少し過ぎて終わった。信じられないような素晴らしい一夜となった。あれを、来てくれたお客さんみんなで共有できてよかった。今回も間違いなく歴史の1ページを作った。しかも、これまで以上に新時代へと通じる1ページだったように思う。

最後、エントランス出た目の前に駐車していたRAHA号にこの大きな4人を詰め込み撤収する際に、ちょうど外にKENSEIが居てくれた。彼も自分のプレイが気付いたら5時間半あっという間だったというぐらい楽しめたようだった。お客さん同様に、いやそれ以上に本人が最高に楽しい一晩になってくれたようだ。自分のプレイを終えた5時からの最後の1時間、とにかく機材の撤収とかは後にして、一刻も早く下に降りて来て、RPR + Dreamrecのプレイを、そしてこのパーティーを一緒に体験してくれと話していて、プレイ終わってからまさにそうしてくれた。今日のこのパーティー、「日本でもこんなになれるんだね、上下階共に本当に最高過ぎだった」みたいな事言ってくれた。帰り際僕に見せたあそこまでの満面の笑み、見た事がない。彼自身も溶けていた。


LIQUIDROOM、本当にありがとう! 最後会場を出る前に、気付いたら4人で友達のカメラで写真撮ってるのを見つけ、後ろから勝手に参加してやれ、といたずらしていたら


Rhadooに見つかり


最後入れてもらいましたw



この日の最後は以下のFacebookの投稿で


ー 4/8 Facebook ー

(映像あります!)

金曜日の RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM に遊びに来て頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

みなさん各自で実際に体験して頂いたように、パーティーは本当に素晴らしいものになりました。
パーティー当日の投稿で書いたように、
「Good Music, Good Sound System, Good People」
この要素が満たされた、最高の内容でした。

僕が呼びかけたように、オープン前からもうすごいたくさんの人が入場を待ってくれていましたね。入場後みるみるうちに2F FLOORが埋まっていき、1Fのオープン前の24時にはもう人でもうパンパンになっている状態にただ驚きました。

1Fは15分押しての入場となりましたが、ものの1分でメインフロアーがほぼ埋まるあの感じは結構ヤバかったです。

最後6時過ぎに終了するまで、フロアーはいつ見に行っても本当に最高の状態をキープしていたように思います。悔しいけれど僕自身は基本ほぼステージ上の彼らの傍に付いていたのであの最高のフロアーの中にずっと居る事ができず、一晩それがどうだったかをこの身の細胞で感じる事ができませんでしたが。

[a:rpia:r]の素晴らしい音楽と共に、あのDreamrecのVJ、激ヤバでしたね。

今回のパーティーも、[a:rpia:r]自身も本当に楽しんで喜んでくれていました。彼らからもみんなへの感謝の気持ちを伝えられています。

フロアーにあれだけ人が来てくれている状態でも、踊っている人々のマナーも雰囲気も、非常に質の高いものであったと様々な方面から耳に入ってきます。Beat In Meを代官山airで始めたのが2013年、RPR DOUNDSYSTEM @LIQUIDROOMをスタートさせたのが2015年で今回が4回目で約10年になります。一つのカルチャーを定着させるのに10年かかると僕は過去の経験で考えています。このシーンに付いてきてくれている人達の、この音楽はもちろんだけどそのカルチャーやattitudeなどまでをも含むシーンそのものへの理解度が、ここに来ていっそう深化したものになっている事を感じる事ができました。みんなには感謝します。

2FのDJ KENSEI Open to Lastのフロアーも本当に素晴らしかった。途中で見に行ってちょっと驚いちゃったほど。さすがKENSEI。big respectです、ありがとう。

今回このパーティーを開催するにあたって、半年間共に汗を流してきてくれたオーガナイズチームのコアスタッフ始め、当日のスタッフのみんな、フライヤー&ポスターの外販でご協力頂いた各メディア、店舗、PR、そして各地方のサポーターの方々、このシーンへの充分な理解と共に僕達の志を分かってくれ常に最大限の協力態勢を敷いて頂いているLIQUIDROOMさん、書き出すとまだまだもっとになりますが、サポートをしてもらっている全ての方々に、心からのお礼をお伝えさせて頂きます。そして、そのおかげでパーティーは大成功でした、とよい報告を合わせてさせて頂きます。

このシーン・[a:rpia:r]との物語はまだまだ続きます。ストーリーはまだここから。みんなでしっかりといい内容のものを、地に足を付けて成熟させていきましょう。今回はみんなありがとう!

Thank you very much to [a:rpia:r], Dreamrec VJ!

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Thank you so much to everyone who came to RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ @LIQUIDROOM on Friday.

As many of you experienced firsthand, the party was truly amazing. Just as I mentioned in my post on the day of the party,
"Good Music, Good Sound System, Good People."
These elements all came together to create an incredible atmosphere.

As I called out, there were already a ton of people waiting to get in even before the doors opened. Within moments of opening, the 2F FLOOR filled up, and I was amazed to see it packed with people even before midnight, when the 1F was already bursting at the seams.

Although there was a 15-minute delay for entering the 1F, it was incredible to see the main floor almost completely packed within a minute.

From start to finish, until well past 6 am, the floor maintained an incredible energy. Unfortunately, I spent most of the night near the stage with them, so I couldn't experience firsthand what it was like to be in the middle of that amazing crowd all night, but I could feel it in my bones.

Alongside the amazing music from [a:rpia:r], Dreamrec's VJ performance was incredible.

Both [a:rpia:r] and the attendees truly enjoyed this party. They expressed their gratitude to everyone.

Despite the large crowd on the floor, I've heard from various sources that the manners and atmosphere of the dancers were of high quality. We started Beat In Me at Daikanyama Air in 2013 and started RPR DOUNDSYSTEM @LIQUIDROOM in 2015, and this was the fourth time in about 10 years. Based on my past experience, it takes about 10 years to establish a culture. I felt that those who have been following this scene have deepened their understanding not only of the music but also of the culture and attitude. I am grateful to everyone.

The DJ KENSEI Open to Last floor on the 2F was also fantastic. I was pleasantly surprised when I went to check it out. As expected of KENSEI. Big respect, thank you.

In organizing this party, I would like to express my heartfelt gratitude to the core staff of the organizing team who have been sweating with us for the past six months, as well as to all the staff on the day of the event, the various media outlets, stores, PR teams, and supporters from various regions who cooperated with us in selling flyers and posters, and to LIQUIDROOM, who always understands our intentions and provides maximum support. There are still many more people to thank, but I would like to express my sincere gratitude to everyone who has supported us. Thanks to them, the party was a great success.

The story with this scene and [a:rpia:r] continues. The story starts again from here. Let's make sure to develop it into something substantial. Thank you to everyone for this time!

Thank you very much to [a:rpia:r], Dreamrec VJ!

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さて、素晴らしいパーティーを成し遂げた翌日は、[a:rpia:r] に素晴らしい招待が用意されていました。
teamLabさん、[a:rpia:r]だけの貸切という形でのご招待のご厚意、彼らも大変に喜んでいました。今回は本当にありがとうございました!
お話を下さったteamLabのトムヨーコさん、Ryuheiクン、彼らにとっても大変素晴らしい体験を、ありがとうございました!


teamLab Borderless / Mori Digital Art Museum
https://www.teamlab.art/jp/e/tokyo/


ー 4/13 Facebook ー
https://www.facebook.com/events/351872794401483/?post_id=391956000393162&view=permalink
(映像あります!)

April 2024 Tokyo Japan, Mori Digital Art Museum teamLab / チームラボ teamLab Borderless / チームラボボーダレス

最高の結果となったLIQUIDROOMの翌日に、チームラボさんから[a:rpia:r]に素晴らしいプレゼントが用意されていました。2月にオープンしたばかりの麻布台ヒルズ内のMORI Building Digital ART Museum: Teamlab Borderless, Tokyo にご招待頂きました。しかもなんと、一般の入場時間が終わった閉館後の私たちだけのプライベート貸切ツアーという大変特別な状況をご用意頂きました! 開館以来このプライベートツアーを体験したアーティストは、2月のChemical Brothers, 前週のJay-Z、そして今回のこの[a:rpia:r]!! 彼らにとっても本当に特別な体験となりました。チームラボさん、貴重なお誘い、本当にありがとうございました。

The day after the successful event at LIQUIDROOM, teamLab generously provided [a:rpia:r] with an amazing gift. We were invited to the MORI Building Digital Art Museum: teamLab Borderless, located in Azabudai Hills, Tokyo, which had just opened in February. What's more, they arranged a very special private tour exclusively for us after the regular visiting hours had ended! Artists who have experienced this private tour since its opening include Chemical Brothers in February, Jay-Z the previous week, and now [a:rpia:r]!! It was truly a special experience for them. Many thanks to teamLab for this precious invitation.




そして翌週月曜日には、プロモーションでもお世話になっていた青山の GOOD MUSIC BAR でPetre Inspirescuによるclassic & experimental onlyの4 hours setがプライベートアフターパーティーの形で行われました。Petreは今年に入ってから、ブカレストのMusic Bar “BAR TON” でこのclassic onlyの5時間setというのを毎月やっています。前からここGOOD MUSIC BARのインスタを見て彼はこの店の事を知っていて、パーティー前に一度2人で遊びに行った時に僕の古くからの友人でもあるお店の責任者と話し、Petre本人の希望で、BAR TONと同じ事をLIQUIDのパーティー後にここでやろうという事になったようです。いい夜でした。GOOD MUSIC BARさん、ありがとうございました。




水曜日、最後のRhadooそしてPedroを立て続けに空港に送り届け、こうしてパーティーの全行程が、そして12日間の[a:rpia:r]と過ごした毎日が完了しました。今回も、本当にみなさん、ありがとうございました。ご協力頂いた全ての方々に心から感謝をお伝え致します。おかげでパーティーは素晴らしい結果を出す事ができました。

この2週間後にまだ自分的に全く整っていない状態で、でも1st of MayのBerlinでのパーティーと、そしてそこからのSunwavesへと、3週間のヨーロッパに行って来ました。向こうでも会う人みんなに今回のパーティーについて聞かれ、Sunwavesでは日本で別れてからまだ間もない[a:rpia:r] 4人とも快心の再会を果たし、ここで無事彼らとのパーティーのミッションを満面の笑みにて全て終了する事ができました。Beat In Meを始めて12年、ルーマニアの彼らとの絆はここまで深まったのだなあと深く感じるものがありました。



パーティーのレポートは以上です。
そして、最後になりますが、いやあよかった!という結果だけでなく、今後の継続のために、これはどうしてもお伝えしなければならない事があります。

パーティーはこれ以上ないほど最高の結果を得る事ができました。パーティー後出かけた日本のパーティーで、会う人会う人みんなとその喜びを分かち合い、そして当日来てくれていたたくさんの知らない方達が、後日出かけた他のパーティーで話しかけてきてくれ、あの日がいかにとんでもなく素晴らしい夜だったか、その同じ想いを直接伝えて頂きました。
お客さんも、来てくれていた人達は分かると思いますが、ものすごいいっぱい入ってくれました。このアンダーグラウンドシーンでは、あれ以上の結果はなかなか出せないとも思われるほどに。

しかしながら、、、
あの集客の結果をもってして、正直パーティーの収支は予想以上の真っ赤っかなのです。。
次の事はまだハッキリとは分からないのですが、もしこのRPR SOUNDSYSTEM@LIQUIDROOM、次の開催が現実化された場合、どうやってみても同じぐらいのpriceでこれを開催する事は非常に困難であるという事だけ、今からお知らせさせておいて下さい。

このパーティーの神髄の部分の心をマス的に安売りせずに、世界最高のコンテンツを提示し且つこの高いクオリティー・雰囲気を今のままキープするために、パーティーそのものを安定/成立させるためやれる事はほぼ全てやっているのですが、この点においてこれ以上なかなかもう方策がないというのもこの国の実状です。

このシーンを今の素晴らしい良質のまま、そしてこのアジアの最果ての地・日本で世界最高のキャストでのパーティーを行う上で、シーンを支えてきて頂いているこの皆さんのサポートがなくては成立しないという事だけ、最後に正直にお伝えさせて下さい。

キープぷらす急激にならない少しずつの積み上げ、それがこのアンダーグラウンドのシーンの日本での正しい進化・広がりの形だと90年代初頭からの経験から僕は信じていて、今の僕達のこのシーンの形、進み方は非常に理想的でもある正しい形が継続されており、このまま粘り強くやっていくので正しいと思います。

僕自身、これからも全力でいいものをお届けしていきたいと思っています。この国に。みなさん、どうぞよろしくお願いします。
今回は本当にありがとうございました。


(photo by Masanori Naruse, Raha / movie by 渡邊元, Raha)