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Dachambo CD HATAのMachine de Music
コラムVol.39
Dachambo クラウドファンディングにあのグルーブボックスを

clubberiaを御覧の皆様こんにちは!

夏真っ盛り、夏といえばフェス、CD HATAは、YAHOOからフェス番長という異名頂いているバンドDachamboをやっています。

そのDachamboは、今年の8月アメリカオレゴン州で行われる、世界的フェスティバル“Oregon Eclipse 2017”に出演することが決まっています。
Oregon Eclipse 2017は、オレゴン州の大自然の中、アートや音楽に囲まれてキャンプをしながら皆既日食を観測するという巨大野外フェスティバル。
世界10カ国以上のフェスティバルオーガナイザーがコラボレーションし、会場に設置された7つのステージを舞台にさまざまな音楽ジャンルのパーティーを展開。
ShpongleやGoa Gil、System 7、Hallucinogenといったレジェンドを筆頭とした400人以上のアーティストたちが出演し、会場には3万人もの人が集まるそうです。


その中で、Dachamboはメインステージ、フジロックで言えばグリーンステージにあたる一番大きなステージで、皆既日食当日の夜、大トリにあたるストリング・チーズ・インシデンツの前に演奏することが予定されています。

月が完全に太陽を覆い隠す宇宙の神秘、皆既日食、そうそれが“Eclipse”


2009年に奄美大島で皆既日食パーティーがあり、その模様をDachamboはロードムービーとしてDVD化してます。

今回もその様子を映像化させるべく、クラウドファンディングを立ち上げました。


そして今回、新たなリターン品として『ダチャンボメンバーのプレミアムお宝コース』が追加されました。
各メンバーそれぞれの個人的なお宝をゲットできるコースです。

CD HATAは、2010年前後にDachamboのサウンドを支えた銘機「Roland MC-909」を出品しています。


2000年ごろ流行っていたグルーブボックス
元祖的な存在のRoland MC-303
その後継機種にあたるのですが、15年くらい前 Dachamboをやりはじめた頃は、その中間の機種にあたるRoland MC-505も使っていました(ちょっと写真ではわかりにくいですが)


この頃は鍵盤の付いた機材は使わずに、こういったグルーブボックスやサンプラー、エフェクターのみを使ってステージに立っていました。
懐かしいですw

当時まだパソコンのスペックも高くなく、今のようにソフトウェア音源が充実したノートパソコン一台でいろいろなことが出来る環境ではありませんでした。
シーケンサーと音源が一体になり直感的なインターフェースでダンスミュージックが作れるということでDJを中心にグルーブボックスブームが広がり、各メーカからいろいろな機種が発売されていました。
QYシリーズからの発展でYAMAHAもRM1Xを発売したり、KORGはElectribeシリーズを発売したり(CD HATAも使っていました)

しかしグルーブボックスの音源部分は基本的にPCM音源で構成されており、アナログシンセのように滑らかに音色を変化させたい気持ちが中々満たされず、CD HATAは当時のもう一つのブーム、バーチャルアナログシンセサイザーの波に乗っていくのです。

グルーブボックスも進化しながら現在のAbletonLiveとPushの組み合わせであったり、NATIVE INSTRUMENTSのMaschineシリーズ、NOVATION Circuit などに発展し、バーチャルアナログシンセサイザーも昨今のリアルなソフトウェア音源へ進化してきているのではないかと思います。

そういった流れとは別次元にモジュラーシンセが存在していたり(近々、モジュラーシンセを話題にした齋藤久師さんとのトークセッションの様子が“Clubberia TV presents Ableton Meetup Tokyo”で公開になるのでご期待下さい)、AKAIのMPCシリーズもグルーブボックスの一種ではあるとは思うのですが、独特の流れを進んでいる気がします。

やはり直感的に音を作っていけるというのは大切な要素として、いつの時代にも変わらないテーマとして存在しているのではないかと思います。

といった感じで、Machine-de-MUSICっぽい話題に触れつつも、まぁとにかく、Dachambo皆既日食映像化大作戦クラウドファンディングよろしくね!!!

CD HATA

Dachambo皆既日食映像化大作戦クラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/27516/