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SLOWMOTION

1997年、ハードミニマルやドラムンベースが全盛の頃、木曜日の青山MANIAC LOVEでひっそりと産声を上げたスローモーション。世の中の速く激しいフロア事情に背を向けて、ゆっくりと柔らかいキックを響かせ始めます。早急なビート感では見落としがちな感覚に焦点を当て、より日常の呼吸に近い感覚をフロアに持ち込みます。当時のMANIAC LOVEの土曜日、DJ WADAやDJ YAMA等によるSUBLIME?CYCLEの早い時間に、WARM-UP DJとして活躍していたDJ MINODAによるオーガナイズという点が象徴的。 要はホップ/ステップ/ジャンプではなく、ホップ/ホップ/ホップで行こうと。HIPでHOPで行こうYOと。しかし僕らは日本人、B-BOY魂が足りません。結果、テックハウスやディープハウス、ディスコダブにフレンチハウス、ミニマルハウスにデトロイトテクノ、西海岸にウェザオールと、ジャンル細分化以前の取り残されがちなダンスミュージック達がチョイスされていきます。そんなことをしている内に(していたら?)、スローモーションは5年程の沈黙に入ります。そして世の中のスローなフロア事情を横目で見ていると、何だか居ても立っても居られなくなり、ハタっと復活。金曜日のMANIAC LOVEにはそこそこ人が集まりだします。世の中はハーヴェイショックがあったのか無かったのか、独自のオモロいパーテーが乱立模様。そんな中MANIAC LOVE閉店を期に、スローモーションは渋谷MODULEへ移動。雰囲気はスローながらもより地味なテクノに寄っていきます。その勢いで、よりスローモーションな空間を求めて、西麻布COLORS STUDIOへ移動。そして渋谷MIXROOFFICEでやってみたり、フィンランドよりDJ SASSEを招いたりしつつも…新天地LIQUID LOFTへ。2008年、スローモーションはDIYサウンドシステムMONSTROSTEREOと共に、気分一新、まったりいかせて頂きます。