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UNIT 2010 to 2011

現代アヴァンの新潮流にして最注目!
ポストBattles最右翼との呼び声も高いZs初来日ライヴがUNITのカウントダウンイベントにて決定!

2004年に産声をあげ、「創造」をテーマに様々なシーンの交差点として代官山から音楽を発信し続けるUNIT。今年行われた6周年アニヴァーサリー・ナイトにおけるClusterのライヴも記憶に新しい中、今度は2011年へのカウントダウン・イベントでまたも特別な一夜をお届けします。これまでにアニヴァーサリーでは伝説的なアーティストを、そしてカウントダウンでは期待の新鋭をフィーチャーしてきたこのシリーズ、今年は"エクスペリメンタル・ミュージックの新たなディケイドの幕開け"と評され話題沸騰のZs(ジーズ)がNYから初来日! ポスト・ミニマル、ロック、フリージャズ、ハードコア、エレクトロニック・ミュージック等の要素を極限にまで高めた緊張感で叩き付ける彼らは、まさに現代アヴァンの最新潮流を体現する存在であり、圧巻の演奏技術に裏付けられたそのライヴはまさに必見! Gang Gang Dance、Animal Collective、Battles、The Dirty Projectors、Dan Deaconらが絶賛する、激烈な最新オンガクを是非その目でご確認ください! また、例年通りこの日はUNIT/SALOON/UNICEの3フロアを全面開放し、全方位で2011年の幕開けに相応しい空間と体験を生み出します。お見逃しなく!

●Zs (ジーズ)
サックス奏者/作曲家のSam Hilmer(サム・ヒルマー)によって2000年に結成されたZsは、その10年に渡る活動の中で、デュオからセクステットまで自在に形態を変化させつつ、Ben Greenberg(ベン・グリーンバーグ)、Tony Lowe(トニー・ロウ)、Ian Antonio(イアン・アントニオ)らの核メンバーと共に、ラディカルな地下活動を続けてきた。ノー・ウェイヴ、フリージャズ、ノイズ、ポスト・ミニマリズム、電子音楽、即興演奏等の広大な領域を大胆に横断しながら、肉体的な意味でも精神的な意味でも過激に限界へと挑戦するサウンドが非常に高く評価されている。既存の楽器マニピュレートの域を拡張するユニークな演奏テクニックと、ほとんどテレパシーのようなバンドの呼吸によるコミュニケーションに裏付けられたライヴの強烈さによって叩き出されるその音は、たとえばかつてBattlesの音楽を形容する際に用いられた、「数学と暴力の融合」の発展型にして緻密にリズムを微分するフレーズと限界まで緊張感を高める暴虐性の混交であり、また例えばそれは、ライヒの執拗な反復とフリージャズの覚醒をハードコアへと織り交ぜた激烈なアップデートである。 バンドはこれまで、The Social Registry、Torubleman UnlimitedやPlanaria、Three One Gといったレーベルから作品を発表してきており、まずは2007年にPlanariaから発表されたセカンド・アルバム『Arms』によって、ここ日本でも大きく注目された(アルバムは日本ではPlanchaによって日本盤仕様で発売されている)。ジャズとマスロックの融合を完成させたこのアルバムに続き、さらに今年2010年にはGang Gang DanceやGrowingを擁する最新型NYアヴァンの牙城、The Social Registryから、フル・アルバムとしては3枚目となる『New Slaves』(日本ではPower Shovel Audioより12/15に、リミックス盤を加えたスペシャル・パッケージにて発売)をリリース。より肉体的なハードコア性とほとんど怒りにも似た感情の爆発、そして新たに独創的なエレクトロニクスの導入を果たし、"エクスペリメンタル・ミュージックの新たなディケイドの幕開け""ニューヨークでもっとも強力なアヴァン・バンドのひとつ _New York Times-"と絶賛された。スリリングで複雑で精緻で、なおかつ理屈抜きに叩きのめされるサウンドをこの初来日で是非体験してください!