9月22日、秋分の日にお贈りするエクスペリメンタルミュージックの祭典"VERSIONS"。
goatやBonanzas、そしてソロのYPYなど多岐にわたる活動で俄然国内外から注目を集める日野浩志郎による管楽器やストリングスも編成に加えた大所帯の新プロジェクト【Hino Koshiro plays Virginal Variations】が今年3月の原宿Vacant以来、2度目となる東京公演を行うのを始め、海外からは元Emeraldsのメンバーで、Outer SpaceやImaginary Softwoods名義などで多くの作品を発表、またEditions Mego傘下のレーベル、Spectrum Spoolsを主宰しBee Mask、Donato Dozzy、Steve Moore、Neelといった面々の新作リリースからDavid Borden、Franco Falsiniなど旧譜の発掘も手がけている【John Elliott】が最新のマテリアルによるロング・フォーム・ドローン+ミニマル・トーン・エクスペリメンツなライブセットを披露。他にもROVO、MOST、RAPAなど数多くのバンド/ユニットからソロワーク、セッションなど多岐にわたる活動を行う【山本精一】 のソロ、昨年約5年振りとなるオリジナルアルバム『Grey Scale』をリリースしたインダストリアル・ミュージック・デュオ、【CARRE】 、同じく昨年初のソロ作品『SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-』をリリースした【COMPUMAと竹久圏(KIRIHITO)】によるデュオ、独自のレイヤーを重ね合わせたサウンドスケープは国内外を問わず非常に高い評価を得ている【hakobune】、京都に在住し1992年生まれながらこれまでに3枚のフルアルバムや複数のEPをリリースしてきた【Madegg】、そしてやけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHIの作曲担当3人と、映像担当の大澤悠大によって構成され(9/22はP-RUFFは不参加)、2016年7月にNOPPARA TAPESより”SUNDAY VOID”をカセットテープにてリリースした【UNKNOWN ME】といった面々がライブセットで、さらに今は亡きMNML SSGSブログの創始者の一人であり、近年は東京のテクノシーンに活動の場を移し、MNML SSGSのイベントのオーガナイザーを務める【Chris SSG】、日野浩志郎とはYYPYY名義で共にリミックスを手掛けたりイベントで共演する機会も多く、今年はBlack SmokerからミックスCD『Lazy Rouse』をリリースした【行松陽介】の2人がDJとして参加。
各々の表現を端的に言語に翻訳する際に実験音楽、アンビエント、ドローン、電子音などのキーワードが使われる事が多い中、なかなか共演する機会のなかった人たちが交わるのも楽しみのひとつ。果たしてどのような空間が現出するのか? 秋の夜長、色彩豊かに拡張する音響の波に身も心も委ねてもらえれば。ご期待下さい。
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