Katsuya Sano (Cabaret Recordings / 99flags)
現在ベルリンに活動の拠点を置き、Panorama Bar, Club der Visionaere, Tresorでのプレイも数を重ねるKatsuya Sano。彼のプレイに触れ、ダンスミュージックの本質に気付くリスナーは後を絶たない。放たれる一曲目にして誰もが無意識にステップを踏み、奥へ奥へと誘われるほどに、その長いキャリアに培われた選曲の奥深さと「最新さ」に驚きと喜びを体感する。
1987年にDJとしてキャリアをスタート。本場ハウスミュージックの最良時期である1992年をNYで過ごし、その後東京のあらゆるクラブにてキャリアを積む。2013年、飽くなき探究心のもとテクノ/ハウスのアンダーグラウンドの激戦区ベルリンに移住。盟友Jerome Sydenhamと共作アルバム「Animal Social Club」をリリース。また自身のスタジオを同所に構え、Shin Sasama a.k.a 山頂瞑想茶屋とのユニット「Lo Hype」にて複数のトラックをリリース。近年はdj masda 、So Inagawa によるレーベルCabaret Recordingsよりリリースの「TIDELLY LOCK / EKBOX(Evan Baggs&Katsuya Sano)」が高い評価を得続けている。
腰の据わった骨太なローにダイナミックかつ浮遊感のあるリフを重ねていくその手法は、ベテランの風格を存分に味わえるものでありながらも単なるディープハウスに属さない新しさと多様性に満ち溢れている。すべてのトラックに共通するダンスミュージックとしての真髄と中毒性は、単一ジャンルに属さず常に挑戦的であり、新しさを含み、聴く者の耳を試し、挑発してくる。
今回は彼のレジデントである99flagsの野外パーティー出演の為に帰国。初挑戦となる10時間セットでは変幻自在なテクニックと選曲の幅広さで踊る者をグルーブのスパイラルに巻き込むだろう。そして今までエレクトリックミュージックを経験してきた人には「本物のDJ」と言う物を体感できると断言しよう。
https://www.discogs.com/ja/artist/496856-Katsuya-Sano
https://soundcloud.com/degree-1
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