ALEXANDRA ATNIF(ROMANIA)
ルーマニア出身で現在はLAを拠点とするアレキサンドラ・アトニフは、建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。これまで各国のレーベルからカセットをリリースし、昨年、自主制作CD『Rhythmic Brutalism Vol.1』を発表。高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して生み出した、正に剥き出しのコンクリートのごときビートと装飾を削ぎ落としたトラック群は、エスプレンドー・ジオメトリコら偉大なる先人たちを彷彿とさせる凄み漂わせる。ミニマル・テクノの機能性を保ちつつ、クラブ・ミュージック通過後のノイズ/インダストリアル・ミュージックが失ったヴァイブス、凶暴性を感じさせる唯一無二のサウンドは、既存のインダストリアル・テクノとは一線を画している。
GRIM
小長谷淳 (GRIM)...
1984 年より、後にCo/SS/gZ (COPASS GRINDERZ)を結成する名越由貴夫と共にWHITE HOSPITALを結成し、1985年より活動を開始。初期SPK、CABARET VOLTAIREなどのインダストリアル・ノイズ+パワー・エレクトロニクス的アジテーション・ヴォイスの初期、そして後期の暗黒フォーク路線と当時とし ては異端のスタイルを確立した重鎮的存在。2009年頃から単発的にライヴ活動を再開、2016年には『ORGASM』そして2017年には『DISCHARGE MOUNTAIN』をリリース。