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Derrick May presents MOVEMENT CLUB EDITION

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『"世界で最も平和な暴動" MOVEMENTが日本初上陸!』

2003年、Derrick Mayは立ち上がった。2000年にスタートしたDetroit Electronic Music FestivalはCarl Craigによるキュレーションで開催され大成功を収めたが、2年目の2001年の開催直前に主催側がCarl Craigを解雇するという事件が起きた。2002年も同じ体制のまま継続されたが、2003年にDerrick Mayはアーティストたちの手にフェスティバルを戻すべく、大型フェスティバルのオーガナイズ未経験にも関わらず、Movement Festivalを開催することを決めた。一人のクレイジーなまでに強い信念を持つ人間が動き出す時、ムーヴメントは生まれる。

2003年には筆者もデトロイトでMovementを体験している。印象に残っているのは、フェスティバルは大成功を収め、最後のアクトが終わった後、完全に声を枯らしたDerrick Mayがマイクを持ってステージに現れて ー永遠にやるぞ!ー と叫んだシーンだった。本当に全身全霊をかけた男の魂の叫びがデトロイトのハート・プラザに響き渡った。

あれから、15年。現在Derrick Mayはデトロイトで毎年行われているMovementには関わっていないが、その間もずっと ー東京でMovementをやりたいー と言い続けてきた。震災直後に、日本への渡航に対してネガティブな空気が漂っていた中、彼が一切ためらわずに来日したことを覚えているだろうか?彼は東京に特別な想いを持っている。そして、自らが名前をつけたContactにも・・・。この場所でMovement Club Editionが、ついに実現することを、心して受け止めたい。きっと最高のパーティにしてくれるはずだ。 Studioでは、デトロイト・テクノのイノヴェイターDerrick Mayがヘッドライナーを務める。エモーショナルなテクノでダンスフロアに歓喜の祝祭をもたらしてくれるだろう。そして、Transmat系デトロイト・テクノファンから熱くサポートされているMr.Gがライブを披露する!前回の来日でのプレイもコアなファンたちの間で話題になっていたので、これは注目だ。Derrick Mayが主宰するレーベル"Transmat"の歴史上初めての日本人アーティストとなった、Hiroshi Watanabeがサポートを務める。「Threshhold of Eternity」は海外の音楽ジャーナリストから、ーDerrick Mayによる不朽の名作「Strings of Life」を超えるアンセム!ー と評価されるほどだったので、彼のプレイも見逃すことはできない!

Contactでは、"Transmat"から「The Diamond Project EP1」を発表したばかりの、ドープなハウスを奏でるデトロイト出身アーティスト、Drummer Bが初来日を果たす。そして、日本からはGonno、Juzu aka Moochy、Sakiko Osawa、Naoki Shirakawaらがサポートを務める。

Time, Space, Transmat! 時間と空間を超えたTransmat ExperienceがCotanct Tokyoで繰り広げられる一夜となるだろう。
"世界で最も平和な暴動"は、まだ終わらない。
文: Takamori K.