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Phaseworks Presents Cutsigh New Album Release Tour SADistortion

Phaseworksが放つ最新作は、ギタリストCutsighによる全26曲にも及ぶ壮大なソロ・アルバム『SADistortion』。シアトルを皮切りに始まったツアーも、ついに国内での展開を開始。東京KATAでのエキシビションは、CutsighのライブとSHOHEIが書き下ろした原画1枚の展示のみ。それが何を意味するのか? 是非体験しに来てほしい。会場では、2人の世界観をデザインにまとめ込んだROKKAN DESIGN制作によるTシャツや関連グッズも販売。現場に足を運んでくれた方に向けて、入場特典、購入特典も用意。

Cutsighのソロ・ギター。記憶とは、その人そのもの、オリジナルを意味する。

日時:2018年9月29日(土曜日) 17:00 - 22:00((LIVE 20:00)
場所:KATA[LIQUIDROOM 2F]
料金:2,000円(特典付)
LIVE:Cutsigh / DJ:KNS, TBA

【ツアー日程】
8月2日(木曜日) USA:SEATTLE STATIX
9月29日(土曜日) TOKYO:恵比寿KATA 
10月7日(日曜日)KYOTO:きんせ旅館
11月3日(土曜日/祝日)WAKAYAMA:BRING BOOK STORE(和歌山県立近代美術館 2階)
11月24日(土曜日)FUKUOKA:筥崎荘荘

【SADistortion INFO】
◼︎初回限定 完全盤(SOLD OUT)

◼︎通常盤 1(ON SALE)
Title:SADistortion 1
format:LP + CD(12曲収録)
価格:2,600円+税
https://soundcloud.com/phaseworks/sadistortion-1sample

◼︎通常盤 2(ON SALE)
Title:SADistortion 2
format:LP + CD(14曲収録)
価格:2,600円+税
https://soundcloud.com/phaseworks/sadistortion-2sample

◼︎CD2枚組(2018年10月発売予定)
Title:SADistortion
format:2CD(26曲収録)

Mastered by Manathol
Artwork by SHOHEI
Jacket design by ROKKAN DESIGN

作品紹介
ロック・ギタリストのリーダー作品 / ソロ作品をあまり目にしなくなって久しい。メディアが、マスが、Eric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageを“3大ギタリスト”と称した時代は過ぎ去った。現在もギタリストは数多存在するかもしれないが、孤独な表現者としてのロック・ギタリストはあまりに少ない。かつてはその行為自体がスリリングだったエレクトリック・ギターの演奏と技術を論じる場は、表層においては何かに付随するか、ニッチもしくはオブスキュアなものと言って差支えないだろう。スリリングな何かを、ギター演奏にフォーカスする以外にわたしたちは多く知り過ぎているのだ。ソロのロック・ギタリストとはすなわち、絶滅危惧種を意味する。当人にとってもハイリスクな選択だろう。だが『SADistortion』からは、“現行の”孤独なエレクトリック・ギタリストによる孤独な表現が零れ落ちる。

AUDIO ACTIVEがレゲエ / ダブのカテゴリにおいて真にイノヴェイティヴな存在であり、フィールドを越境して常に最前線を張ったバンドでもあることに誰も異論はないはずだ。Cutsighがこれまでに邂逅を果たした面々もまた、既存のスタイルを更新する仕事で知られる人物ばかりだ。そのイメージと培った技術 / アイディアはキープしながらも、より内面 / 記憶にダイヴしてゆくCutsighのソロ・ギター。記憶とは、その人そのもの、オリジナルを意味する。ポストパンク / ニューウェイヴの騒乱を通過したからこそ得られたと言えるVini Reilly(THE DURUTTI COLUMN)のスタイルが最も重なるが、長年身を捧げたダビーな音像や、敬愛するJeff Beckの姿を見出すのも難しくはないだろう。無類の読書家である事実も大きく影響しているはずだ。NANAO(dr)、PALMECO(dr)、Jody Tenku(g)、tone.らゲスト演奏陣、マスタリングはManathol、パッケージ他、デザインはROKKAN DESIGNが担当。そして『LOOP』に引き続きカヴァー・アートを手掛けるSHOHEIの存在は、外部記憶として河西裕之という人物の像に輪郭を添えている。

久保田 千史


▼Phaseworks
2006年からパーティーを主催し、翌年にレーベルを設立。音楽に関わる作品をフォーマットに縛られない形態でリリース。ライヴ・イベントやエキシビションを等価に捉えた運営スタイルで、前作CusighとSHOHEIのコラボ作品『LOOP』ではパリでエキシビションを開催。
http://88loop.tumblr.com

▼Cutsigh
AUDIO ACTIVE、MELONMANの一員として知られ、DRY & HEAVY、DOOOMBOYS、FORCE OF NATUREでの客演、Jemapurと組んだ“DELMAK”、勝井祐二(ROVO)とのデュオ“St.Rings”などでの活動のみならず、ソロのコンポーザー / プレイヤーとしても活動するギタリスト。
https://soundcloud.com/cutsigh

▼SHOHEI
1980年東京生まれ。美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとして活動。主にボールペンを使用し、イラストを制作。
http://www.hakuchi.jp

▼ROKKAN DESIGN
ART DIRECTOR / DESIGNER。表面的な部分ではなく本質的なクライアントの良さを引き出し、伝えるためのビジュアルコミュニケーションアイデアを提案し、触媒的な手法でクライアントのイメージを昇華させ、ブランディングや認知させるエッジの効いたアウトプットを得意とする。
http://www.rokkandesign.com


※今後の情報はこちらでご覧頂けます。
Instagram : @Phaseworks