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Wordless

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『独/ウクライナの要注目パーティが探る変種のエレクトロニックミュージック』

キエフのCloserとベルリンのClub der Visionäreという人気クラブ2店舗で開催しながら注目を集めているパーティWordless。これまでに、Steevio & Suzybee、Vera、Hakim Murphy、Maayan Nidamらをゲストとして迎えながら、その運営手腕で高い評価を獲得しているのが主宰者であるyone-koとTimur Bashaのふたりだ。現在ヨーロッパで話題を呼んでいるなか、Wordlessの初となるアジアツアーが実現した。東京開催でも、身体と意識の深くにまで浸透する実験的なエレクトロニックミュージックとダンスミュージックが交じり合う刺激的な空間を創り上げる。

出演陣を紹介していこう。Jan Jelinekは、のちのプロデューサーに多大な影響を与えた「loop-finding-jazz-records」を発表し、革新的なサンプリング使いで功績を残してきたプロデューサーだ。最近ではモジュラーシンセを取り入れたアンビエントプロジェクトを実験的ビブラフォン奏者のFujita Masayoshiとともに繰り広げている。作品同様、彼のライヴパフォーマンスではさまざまな音素材とテクスチャーが、殺伐としたミニマリズム、ヒトのぬくもり、絶妙な音の変容といった要素と見事なバランスで提示される。

Even Tuellは、現行のディープハウスという概念の境界線上でレフトフィールド精神あふれる活動を展開してきた。フランクフルトのクラブRobert Johnsonで最初期のレジデントDJを務め、Lowtecとの運営で称賛を受けるレーベル〈Workshop〉からリリースを重ねるなど、自身のキャリアを通じて、延々とハマれるグルーヴ上に快楽中枢を刺激するアブストラクトなサウンドを表現する鋭い感性を示している。

このふたりのオルタナティブな音楽性に対して見事なコントラストを提供するのが、AOKI takamasaだ。今回のフリースタイルセットでは、yone-koも太鼓判を押す選曲センスでAOKI takamasaの違う一面が披露される予定になっている。強烈な低音に硬質な電子音を散りばめた作品で肉体と意識を深い部分から震わせるKyokaによるライブセットでは、ますます異質な音領域を探究している近年の成果が披露されるだろう。さらに、既存からはみ出していく特異なスタイルと手法で台頭中のアーティストYPYも参加。今回、YPY作品の大ファンだというEven Tuellと初の邂逅を果たす。東京初開催にふさわしい入念に練られたラインナップを前に、Wordlessへの期待は高まるばかりだ!

Open 9PM
¥2000 Under 23
¥2500 Before 10PM
¥2500 GH S Members
¥3000 GH Members
¥3000 w/Flyer
¥3500 Door