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Tong Poo -東風- 《公演延期》


《公演延期のお知らせ》
7月31日(土)に予定していた東風 -Tong Poo-は緊急事態宣言の発令を受け、開催を延期することとなりました。振替公演の日程は現在調整中です。
楽しみにされていたお客様には大変申し訳ございませんが、ご理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。

『SeihoとLicaxxxのダブル・ロングセット』

SeihoとLicaxxxによるそれぞれ3時間、全6時間のダブル・ロングセットが決まった。
去る5月、Amazon Originalで配信されたSeihoプロデュースのミニアルバム「CAMP」では、音楽構造や音が持つ記憶の掛け合わせで生じる歪み、相反する内的な世界観のバグを作品に落とし込む豊潤なミュージックノベルでJ-POPの更新に成功した。そこでは、Seihoという音楽家の途方もない複雑さと高度な直感を、電撃的な刺激とともに甘い心地よさで味わうことができる。
Licaxxxの動向からもわかる様に、彼女と音響/操作機器との距離は近来さらに接近しており、マシーンテクノ/ハウスと表現されるような本来のエレクトロニカ的なアプローチは研ぎ澄まされつつも、多国籍でジャンルの枠組みを解放した大胆な表現でリスナーをより広大な音楽空間へ誘っている。Studio Xで繰り広げられるエレクトリック・ミュージックシーンの二人のカリスマによる6時間のミュージックジャーニーは、歓喜と熱狂と共に我々の想像をはるかに超えた未来へ連れていってくれるはずだ。
Contactフロアでは、個々に圧倒的なワールドを広げる革命の志士が集結。6月に衝撃の夜GOLDEN YAGIを繰り広げたオカモトレイジを取り巻くカルチャーの渦巻きは、近年さらに巨大化を進めその同心円上では様々な音楽、ジェネレーション、ファッション、アートが交わり、日々ぼこぼこと新たな産物を生んでいる。グラフィックアーティストYOSHIROTTENもまた強力な発生源の大きな渦であり、度々その活動の軌道をオカモトレイジと重ねている。革命軍WANK同盟を主催するJUN INAGAWAの強烈なイマジネーションはオカモトレイジとのYAGIにも不可欠でありファンからの厚い信頼の一部といえる。Flying LotusやNicki Minajへのタイプフェイス・デザインの提供などで知られるGUCCIMAZEのような世界的なグラフィックデザイナーの名が連なるのもこのパーティの大きなステータスとなっている。昨今さらにアーティストへの比重を傾けるJIN KAWAGUCHIの出演も決まった。アルバム「Cancer」では、巨大なマスの心理に対比させる様に自己の個を描いた彼のみが成し得る音楽を実現させている。都会の夜を自由に謳歌する概念の象徴としても支持を得る、UNA+MATCHAの極彩色の音楽とアクティビティはこのパーティにも鮮やかな色彩を添えることになりそうだ。さらに、Panda Sound Creative、AMANE、Yoshitaka9、talowkyn、Zur Tanzerloesungによるネオファンキーサウンドが展開されるFoyerフロアなど、ハウスファンへの配慮にも隙はない。
再び始まるイマジネーションの交錯と連続的に派生、拡張するクリエイティビティ。梅雨が明け、東から吹く新しい風が待ちきれない。夜がもっと大きくなる。