東京・渋谷・道玄坂クラブカルチャーの新たな黎明期、2021年に翠月-MITSUKI-でスタートした Alien Sex Friends。クラブ・ダンサーとミュージック・ラバーたちが集うのは、1つのダンスフロアと最小限のプレイヤーが行き交う DJ ブース - 明快かつマッドにパーティの品質を追求する姿勢で、幅広い年代・個性のオーディエンスたちと強烈な夜を繰り広げて気づけば6年。2025年からはホームエリアで最も大きな規模を持つ WOMB にて A.S.F.と題した主催クラブ・イベントを開催。
「ドメスティック3部作」として日本人 DJ に焦点を当てた過去3回を終え、26年9月開催の今回からは、「インターナショナル3部作」をスタート。まずはウルグアイのテクノシーンが産んだ至高の DJ Kino を招致する。
ウルグアイ出身ベルリン在住の Kino は、モンテビデオの伝説的クラブ Phonoteque のレジデント DJ として、シーンの旗手 Nicolas Lutz や DJ Koolt、Z@p、Nico Etorena などの圧倒的な才能と鎬を削ってきた。DJ としてヨーロッパを中心に世界各国を巡りつつ、26年7月には Phonoteque 所属の盟友 Manuel Jelen と共に新レーベル In.Visible Recordings を始動した。
2010年代半ばから頭角を表したウルグアイ産のテクノは、ミニマル以降のテクノ・ハウスシーンに多大な影響を与え続けている。欧州のレイヴィーな初期テクノやデトロイトのエレクトロからの影響を感じさせつつ、より暗黒のフロアに映えるようビビッドに表現したようなサウンドが特徴的だ。
Kino ももちろん上記のテイストを取り入れているが、よりストイックでディープな選曲を持ち味としている。90年代の骨太なハードテクノの中でもソリッドでグルーヴィーな盤や、00年代のクリックハウスの中でもトリッピーな展開を有する楽曲など、独自のディグで見つけ出した絶妙なトラックを取り入れ、所謂ミニマルという形容で一括りにできない、快楽性と緊張感が交錯する唯一無二のセットを表現する。ミックスやピッチコントロールの正確さとフロアの流れを読む感覚も抜きん出ているため、ロングセットで真価を発揮するタイプの、どこまでも着いていきたくなるような頼もしい DJ である。
A.S.F.クルーがコロナ禍の前から来日を熱望し続け、2024年・2025年と連続してオファーしているのも、やはり Kino が DJ として期待を超え続けているからだ。A.S.F.RECS の soundcloud から発表したミックスからもその一端を伺うことができるので、このパーティーに備えてぜひチェックしていただきたい。
2F では A.S.F.の P-yan と Ryokei に加え、サウンド・エンジニアの Ryosuke Tsuchiya と空間演出チーム REALROCKDESIGN も前回に引き続き参加。メジャーとアンダーグラウンドの境界を超えた最高品質のサウンド・ビジュアルに期待が高まる。
4F はアンダーグラウンドなミニマルテクノシーンを隆盛から定着、発展までを追い続けてきた DJ であり、CABARET RECORDINGS をはじめとした数多くの音楽作品にデザイナーとして携わってきた MAA と、Sakanaction のグルーヴを担うドラマーとして知られ、ミニマルハウスを主軸とした渋好みな DJ としても活動する KEIICHI EJIMA が担当する。彼らが主催するパーティー dotREC のムードを持ち込んだ、他のフロアよりも一層ディープで緻密なサウンドを楽しめるだろう。
1F はミニマルから発展したフロアユースなダンスミュージックを追求する新世代パーティー Ready or Not がオーガナイズ。レジデント DJ の Sht と、Mitsuki のレギュラーパーティー Freaky Fusion を主催する実力派 Karuta が DJ を務める。さらにスペインの要注目レーベル兼パーティー Time To Panic Records の中心人物であり、プロデューサーとしても SEQUALOG、Better Sound など注目レーベルから作品を発表している Ildec も参戦。彼が得意とする、USエレクトロやプログレッシブハウスを通過したソリッドかつパワフルな選曲を期待できそうだ。
⚫︎前売券販売はイベント当日の8PMまで
⚫︎23歳以下当日入場料¥1500オフ

