クラベリアスタッフがセレクトするベストアルバムをご紹介していきます。日々オフィスに届くサンプルCDや、自分たちで購入したアルバムの中で、実際にしっかりと聴き込んだタイトルの中から、その月のベスト作品をセレクト。有名なアーティストからコアなアーティストまで、趣味趣向で好き放題に選んであります。レコードでも なくデータでもなく、あくまでCDでリリースされたタイトルをチョイス。DJ、クラブ愛好家からビギナーまで、読者のみなさんすべてに興味を持っていただけるのではないでしょうか。も し興味が湧いたタイトルがあったら、ぜひレコードショップやレビュー内のリンクでチェックしてみてください。


  • Stil Vor Talent /OCTAVE LAB
  • Sweet Nothings

  • Artist:Dapayk & Padberg
  • Cat #:OTLCD1735
  • Format:CD
  • Release Date:2012/3/7
  • Price:¥2,200(tax in)

  • Mo's Ferry ProductionsのオーナーDapaykとその長年のパートナーであるEva PadbergのユニットDapayk & Padbergが約5年ぶりにアルバムをリリース。前回のアルバムでは日本のレーベル"Timothy Really"との独自企画盤でのリリースで、当時のテクノ、ハウス好きにはたまらないアルバムだったのを今でも覚えている。今回はOliver Koletzki主宰の人気レーベル"Stil Vor Talent"からのリリースとなった。

    最近のDapaykのプロダクションは少し前までのミニマルテクノという概念から離れ、ダブステップやブレイクビーツなど枠に囚われない楽曲をリリースしていたが、今回のアルバムでも十分に彼のより深くなった音楽を聞くことができた。Padbergが引き立つところも多く、前回のアルバムと違ってよりミュージカルな内容と言える。新たな方向性に出た今後の2人にまだまだ注目したい。(Takata)

  • 01. Too Lazy
  • 02. Play
  • 03. Sweet Nothings
  • 04. Fluffy Cloud
  • 05. Endless Games
  • 06. The Sun Came Up
  • 07. Razorskit
  • 08. Berlin Summer Nights
  • 09. Take These Scissors
  • 10. Backyard
  • 11. Continental Drift
  • 12. Driveby Beauty
  • Sony Music Japan International
  • Sounds From Nowheresville

  • Artist:The Ting Tings
  • Cat #:SICP-3447
  • Format:CD
  • Release Date:2012/3/28
  • Price:¥2,310(tax in)


  • 先日、なんとなくテレビを見ていたとき、「The Ting Tings」というユニットが紹介されていて興味を持ちました。知らないアーティストだったので少し調べてみたら去年サマソニなどにも出てたり、世界的にも有名なアーティストでした。その「The Ting Tings」が3月28日に国内盤ニューアルバム「Sounds From Nowheresville」をリリースしたので紹介します。

    まず、アルバムのリード曲"Hang It Up"のMV ( http://youtu.be/gHzgzN9H6QM )を見てほしいです。Run-D.M.C.を思わせるロッキンビートと、Beastie Boysを回想させるクリエイティブ映像は、近年あまりみられない演出で懐かしさを覚えました。
    基本的なスタイルはオルタナティブ・ロックだけど、その中にヒップホップや、レゲエ、テクノ、エレクトロなんかの要素が上手く取り入れられていて、アルバムの完成度と独自のスタイルは素晴らしいものがあります。
    国内盤はボーナストラック含め全20曲が収録されていて、リード曲のリミックスなども楽しめる作品になっています。

    「The Ting Tings」はUKマンチェスター出身の男女2人組ユニットだが、今作から活動拠点をベルリンに移して制作活動を行ったらしいです。ベルリンという街はアーティストにとっては最高の街で、色々な刺激やインスピレーションが得られると語ってました。そしてそれらを今作に落としこめたと言っていました。
    アルバムを聴いても、いわゆる普通のロックとは違う何かを感じることができました。とてもいい作品なので是非聴いてみてください!Track 03の"Hang It Up (Original)"、Track 17の"Hang It Up (Shook Remix)"、Track 18の"Ain't Got Shit"がオススメです!(tamotsu)

  • 01. Silence
  • 02. Hit Me Down Sonny
  • 03. Hang It Up
  • 04. Give It Back
  • 05. Guggenheim
  • 06. Soul Killing
  • 07. One By One
  • 08. Day To Day
  • 09. Help
  • 10. In Your Life
  • 11. We're Not The Same
  • 12. Hands
  • 13. Ain't Got Shit
  • 14. Give It Back (Demo)
  • 15. Silence (Bag Raiders Remix)
  • 16. Guggenheim (Got It Right Mix)
  • 17. Hang It Up (CKB Remix)
  • 18. Hang It Up ('Predator' Remix)
  • 19. Hang It Up (Shook Remix)
  • 20. Hang It Up (Vanguard Remix)
  • SOMA QUALITY RECORDINGS/OCTAVE-LAB
  • LA MAQUINA DE BOLAS

  • Artist:Alex Under
  • Cat #:OTLCD1741
  • Format:CD
  • Release Date:2012/03/21
  • Price:¥2,200(tax in)

  • これはミニマルミュージックの行き着く先なのか?言葉を持たない沈黙の音楽、与えることのない盲目の音楽。狂おしいほどの音楽への執着が伝わってきた作品だった。これまでのハードな作風から一転、BPM90前後にダウンさせ展開もほぼ無し、始まりと終わさえもあやふやになってくる。ミニマルシーンのカリスマ「Alex Under」が放つ、他者を排除したかの様でまったく近づくことができない自分剥きだしのサウンドには、ただただ言葉を失うばかりだった。(yanma)

  • 01. Bola1
  • 02. Bola2
  • 03. Bola3
  • 04. Bola4
  • 05. Bola5
  • 06. Bola6.1
  • 07. Bola6.2
  • 08. Bola7
  • Music Man Records
  • IDEAS FROM THE POND

  • Artist:PETAR DUNDOV
  • Cat #:MMCD037/OTLCD1740
  • Format:CD
  • Release Date:2012/3/24
  • Price:¥2,310 (tax in)

  • クロアチア出身のプロデューサーでベルギーの超名門レーベルMusic Manから多数のリリースをしてきた「Petar Dundov」の新作アルバムです。ミニマルからダブテクノの中にちょっとした浮遊感のある雰囲気のある音と、アンビエントがまざっているのが特徴的なアルバムでした。過去に「Petar Dundov」がリリースした"oasis"という曲に一時期かなりハマっていたのですが、その頃の曲調とはまた違った世界観に変化していました。アルバムが発売されたとき、同時期にリリースされたシングルだけ買ってはいるのですが、このアルバムも買って、できればCDとレコードの両方を買っておきたいくらいです。(asami)

  • 01. Ideas From The Pond
  • 02. Silent Visitor
  • 03. Distant Shores
  • 04. Brownian Interplay
  • 05. Together
  • 06. Around One
  • 07. Tetra Float