INTERVIEWS

RICHARD GREY

そうだね。今回が初来日だよ。 昨日は大阪でプレイしたから大阪の街を、今日は渋谷を見て回ったよ。でもあまり時間がなかったから、次回来た時は1ヶ月ぐらい滞在したいな(笑)。 すごく良いフィーリングのパーティーだったよ。日本のクラウドは他の国と比べてノリは違うけど、とても素晴らしいと思う。 そうだね。島っていう環境と、常にパーティーが開催されている雰囲気が魅力的だと思う。ボブ・マーリーがイビサに住んでいたっていう歴史もあるぐらいだし、音楽という文化が根付き、融合している場所なんだ。 もともと僕が所属していたSubliminalのA&Rが、PACHAに移籍したことがきっかけだね。その縁があって、'06年にPACHAレーベルが設立された時に、第一弾アーティストとしてピックアップされたんだ。 PACHAは40年前にオープンしたクラブだけど、作り方が素晴らしいと思うよ。今はいろんな国にPACHAがあるけれど、どこのPACHAでも、内装を見ればイビサを思い起こさせるしね。世界のどこを探しても、PACHA以上に世界のトップDJが集っているクラブは見つからないと思うよ。 ハピネスと自由を感じてほしいね。メイク・ラブして、楽しく過ごしてくれればと思うよ(笑)。日本の気候はイビサっぽいし、街を歩いている女の子も、イビサっぽいファッションのおしゃれな子が多いと思うよ。大きさは違うけど、日本も島だからかな? (笑)。 僕が担当したCD2は、僕が制作に関わった楽曲が半分以上を占めているんだ。だから、DJというよりはプロデューサー的な視点で選曲をしたと言えるね。僕自身は、DJよりもプロデューサーとしてPACHAを盛り上げていきたいと考えているんだよ。 リチャード・グレイ自身と、PACHAのイメージを融合することを意識したよ。とは言っても、僕はPACHAレーベルの第一弾アーティストだから、PACHA=リチャード・グレイっていうイメージでもあるんだけど(笑)。 sugiurumnのスタイルはとても好きだよ。日本においてハウス・ミュージックはそんなに大きなシーンではないけれど、彼はとてもチャレンジ精神を持って活動していると思う。 クラブやパーティーによって変わるけど...。僕は雰囲気によって様々なテイストがプレイできるから、常にオーディエンスの空気を読み取っているんだ。それは、長いキャリアを通じてフィーリングをつかんできたからこそ、成せることかもしれないね。 今後も、DJとプロデューサー両方の活動をして行く予定だよ。ボブ・マーリーの楽曲リミックスを皮切りに、シャキーラのプロデュースも予定している。メインストリームやポップ・ミュージックのアーティストとも一緒に活動をしていこうと思っているんだ。