INTERVIEWS

PETTER

ちょうど一年ぶりくらいだけど相変わらず僕の中のお気に入りだよ。みんなとても親切にしてくれるし、遊びに来てくれた人達もみんな良い反応をしてくれるしね。だけどヨーロッパと日本を比較するのはちょっと難しいかな。
ただツアーのほとんどがヨーロッパだから日本でプレイすると普段とは違う展開でも盛り上がったり、反応がまた違ったりでそこがまた新鮮だったりするんだよね。
札幌、東京と二日間プライベートな時間があって、札幌はとても素晴らしいところだったけど、飛行機での長旅でしっかりと睡眠を取れていなかったし、体調もあまり良くなくてしっかりと楽しめなかったな。それと今日は買い物を中心に色々なところへ連れて行ってもらうつもりだよ。だけど次に日本に来るときはもっとゆっくりして少し離れた田舎の方まで足を伸ばしてもっと色々なものを知りたいと思っているよ。
まずは札幌だけどプレシャスホールはクールなクラブだよね。木曜日ということもあって遊びに来ている人はそんなに多くはなかったけど、雰囲気は本当に良かったし全体としても良い内容だった思うよ。
金曜日のカラーズスタジオも雰囲気の良い小箱だよね。DJをしたのは日本で初めてだったんだけど楽しめたし、最後の方にはみんなとバックトゥバックしたりしてリラックスした感じでできて良かった。
大阪のクラブは普段はヒップホップのクラブなのかな?でも綺麗なデコレーションがされていたりしてまた違った雰囲気が出てたよ。当初ライブだけのつもりだったんだけど結局DJもしたしね(笑)
名古屋のサウンドシステムは低音が凄まじくて、ライブ中にパソコンが止まったりしたんだけど(笑)
ここでもまたバックトゥバックをしたりして最後まで楽しめたよ。
日本のDJは雰囲気を壊さないように丁寧に繋いでいって状況を見て判断できる高い技術を持っていると思うよ。
クラブについても僕は素晴らしいと思っていて、さっきも言ったけどそれほど規模の大きくないクラブでも優れたサウンドシステムを備えていることには本当に驚いたからね。
それと去年と変わったことは、今年はどこに行っても、「次のリリースはいつになったらするの?」と必ずと言って良いほど聞かれるようになったことかな(笑)
来年になったらリリースすると思うけどそうやって待っていてくれる人が居るなんて嬉しいよ。なるべくはやくみんなに聞いてもらえるように頑張らないとね。
毎週末世界中の色々な地域でライブ、DJを続けていてなかなか新しい楽曲を作ることに集中出来なかったんだよね。家に帰ってもまずは寝て、友達や家族と会って時間を過ごしてたらもうすぐに移動しなきゃいけなかったりで本当に難しいんだ。でもアルバムの方はほとんど出来上がってきているからこれからは最後の仕上げをするだけだよ。
多分8年前だから15,6歳のときにTB-303、TR-808なんかをモデリングしたPropellerheads /ReBirthのような安いソフトウェアをいじり始めたのが最初かな。
それを色々といじったりして遊んでるうちに出来たものを友達に聞かせたんだけど「なんだこの酷い音楽は!?」なんて言われてね(笑)学校に通っている内にスウェーデンのテクノシーンに興味が沸いてきて、Joel Mull、Adam Beyerなんかを聞いていたら初めて聞いたときに凄い新鮮に聞こえたし物凄く興奮したのを覚えているよ。今度はヒップホップやドラムンベースが新鮮に聞こえてきて色々なものに興味が出て来たんだよね。そうやって色々な影響を受けながら楽しんやっているのは今も変わってないよ。
今回のセットは普段とはちょっと違うんだけどもっとディープなものも本当は好きなんだよ。出来る限り色々なジャンルの音楽をプレイしたいとは常に思っていて、展開や音数が少ないミニマルテクノからちょっと広がりを持ったハウスミュージック、さらにはフロアライクなものとはちょっと違ったエクスペリメンタルな趣向を持った音楽なんかもね。
どちらかと言われれば今までの作品とは違ったエクスペリメンタルな方向に向かっていると思うよ。
だけど単なるリスニングミュージックには終わらないようには気を使っていて、ダンスフロアで聞いたとしてもグルーヴやテンションは損なわないようにしたいと思っている。今まで以上になんとも形容し難い印象を受けるかもしれないけど楽しみに待っていて欲しいわ。
以前はラップトップの中だけでソフトウェアと幾つかのプラグインで全部製作していたんだけど、去年テープレコーダーとマイクを購入してアナログ特有の暖かい特徴的な音とデジタルの音質の組み合わせが結構気に入ってるんだよね。
James Holden、Nathan Fakeは勿論素晴らしいし常に僕のお気に入りだよ。それからDJ KOZE(写真)は作品もDJもどちらも素晴らしいよ。彼の作品なんだけどJames、Nathan同様独特のメロディーラインには毎回驚かされてばかりだよ。あとはMatthew Dearかな。あれだけ色々な名義を使い分けて全然違う音楽を作り続けているし、そのどれもがクオリティが高いからね。
日本人だったらGONNO、SALMONは独特の音楽を作り続けていて良いと思うし、あとはKAITO a.k.a HIROSHI WATANABEだね。Kompaktからリリースされた彼のアルバムSpecial Life随分長いこと聞いているからね。
当然だけどJames Holden、Nathan FakeそれにDJ KOZE、あとはスウェーデンのアーティスト達には勿論影響を受けているね。それからジャンルは違うかもしれないけどWARP RECORDSに所属するアーティストの影響も大きいと思うよ。例えばChris Clark、Squarepusherなんかには少なからず影響を受けていると思うよ。
週末はどこかでプレイしていることがほとんどで、それ以外は家族や友達に会ったりするくらいかな。あとはときどき泳ぎに行ったり買い物しに行ったりくらいしかしないと思うよ。
でも秋になると友達が学校の課題だったりで忙しかったり、外国に遊びに行っていたりでなかなか会えないし、
連絡しても「今は学校が忙しいから無理だよ」なんて言われたりして最近は結構ひとりで過ごすことが多くて寂しい思いをしているよ。(笑)
国や地域によって違うから一概には言えないけどヨーロッパに関して言えば毎週末今までとは違う種類の音楽が生まれて、どんどん新鮮なものが出てきているといった感じかな。新しいアーティストもどんどん活躍しているしね。ただ個人的な感想としては比較的大きな都市よりも小さい都市のほうが面白いと感じているよ。
大きな都市だと毎週末同じような音楽が繰り返されて消費されるだけで刺激的ではないように思えるんだよね。それに対して小さい都市ではより新鮮なまだ活躍していない、素晴らしい才能を持ったアーティストが頑張っていて僕にはその方が刺激的なんだよね。
ここ2年間で新しくクラブが何軒か作られたけど4,5年前はダンスミュージック自体があまり認知度が高くなかったんじゃないかな。僕は自分がプレイするとき以外、特に遊びに行ったりしている訳ではないから詳しいことは把握していないけれど、ロックキッズや流行に敏感な人達の間で浸透し始めて徐々に広がって来ているんじゃないかな。
他の仕事をするなんて全然想像できないなぁ、音楽以外考えられないな。でもきっと音楽がなかったら何も仕事をしていないか、それかオフィスで9時から17時まで事務作業に追われているんじゃない。(笑)
アルバムは最終段階に取り掛かっているし、どこのレーベルとは言えないんだけどシングルも出す予定だよ。
ライブやDJは引き続き色々な国で行うしそろそろまた新しいライブセットを披露出来るんじゃないかな。 なんていえば良いかな、クレイジー?これは違うか(笑)
僕の音楽を楽しみにしてくれている人達がたくさん居ることがわかったし、本当に感謝してるよ。また必ず戻ってくるのでそのときを楽しみに待っていてね。
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