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eighteen degrees.

中学1年生の時、英語の授業でBeatlesの"LET IT BE"を初めて聞いてものスゴイ衝撃を受けたのを今でも覚えてます。スゴい良い曲だなぁ~と。それまではTVから流れてくる音楽程度しか聞かなかったのに、その日から完全に洋楽に目覚めた!って感じでした。その後すぐにFMをエア・チェックしては自分でMIX TAPEとか作る様になって、貸しレコード屋に通い詰める様になりましたね。当時なぜか、週間ビルボードTOP100チャートを100位から1位まで丸暗記したりするのを無意味に友達と競ってたりしてました(笑)。そのうち人の音楽を聞くのも良いケド、自分でもやってみたい!と強く思うようになって、当時の貯金、全部つぎ込んで安い国産のエレキ・ギターとアンプを買ったんです。そこからは、もう絶対プロになってやるって思ってひたすら音楽にのめり込んでいきました。 特にコレと言って、特定のイメージは持ってるワケではないのですが、自分のルーツだったり、自分の好きなエレメントを取り入れつつも、その時々で、とにかく"自分が最高だと思える音楽を作る"って事はいつも考えてます。"自分が納得するもの=リスナーからも評価してもらえるもの"というとこを信じて制作してます。その上で、"新しさ"とか"カッコ・カワイイ"的な要素を意識してるって感じです。 degreesは緯度や温度の単位で、単純に訳せば“18度”ってことなんですけど、Tシャツ好きの暑がりの自分がいちばん好きな温度が18度というのもありつつ、音楽のターニング・ポイントを迎えたのが18歳、っていう意味を持っていたり。大のジャイアンツ・ファン&桑田ファンで彼の背番号がエース・ナンバーの18っていうのもあったり。。。(笑)それに、"オハコ=18番"なので、自分が最も好きな音楽をするプロジェクトに18という数字はどうしても入れたかったんです。 ほとんどの場合、まずはアコギで、サビ・メロから曲を作ります。そこから肉付けして曲全体が出来たら、次はビートをプログラミングして行く感じです。とにかくビートがカッコ悪いとモチベーションが下がりまくるのでココはメチャクチャ凝ります。トラックの80%くらいが上がったタイミングで、ギターをダビング。あとはひたすら納得行くまで、アレンジの細かい部分含め、曲全体を詰めて行く感じです。 もともと、純粋に最高の楽曲(最高のメロ+最高のコード・アレンジ)をいつも作りたいと思っていてギター1本で成立できる楽曲というのが基本にあります。なのでダイレクトに気持ち的なイメージの部分は自然にメロに反映されるし、コードにも反映されて行く感じですね。時代感的なところは、やはりクラブに遊び行ったり、他のアーティストの作品を聴いたり、CDショップの店頭に行ってみたり。でも最近はやはり、My Space始めWEB上から刺激受ける事が多いですね。常に自分なりの"今っぽさ"や"新しさ"はいつも持っていたいと思っていて、それを楽曲とバランス良く配合して行く作業が自分にとって、作曲/アレンジって事なのかもしれません。 メインのソフトはPro Toolsですね。MIDIとAUDIO半々くらいな感じでプログラミングする事が多いです。以前はLogicとかも使ってましたが、今はToolsで良いカナって思ってます。ただ去年くらいからLIVEも併用する事も増えてきましたね。煮詰まった時とか、LIVEをいじってるとアイディアが出てきたりするので。あとはLIVEやDJ始め、KAOSS PADは超スタメンです!困った時は必ずいじってるっていう(笑)。好きな機種を使い倒す的な感じが好きなので、機材はそんなに多くない方だと思います。 まず自分が良いと思える音楽でないと意味がないと思ってます。やはり本人が最高に楽しんでいないのは悲しいので。"自分を熱くさらけ出す"って感じです。音楽を"言葉で語らない"って事と、"押しつけない"って事はいつも最も意識している事ですね。あとは、人に迷惑をかけないとか、スタジオに遅れない。 ほんと、音楽バカで、特に趣味って呼べるものが無いんですよ。オフでもショップとかWEBで音のチェックばかりしてますね。あっ、ただ将棋(渋っ!)はちょっと自信ありますよ。おじいちゃんがかなり、強くて、小さい頃から鍛えられてました!ただ時間があれば、ミュージアムとかは行きますね。作品を見ていると、何かしら刺激を受けて帰ってこれるし、あの雰囲気が好きです。非日常的で。 あー、なんでしょう~。。。"人"そのものカナ。 もっともっと、色んな意味で振り切りたいですね。来年くらいにはヨーロッパでもリリースしたいと思いますし、日本を拠点に構えつつ、海外も視野に入れていきたいと思ってます。 ありがとうございます!!!LIVE/DJに遊びきて一緒に盛り上がりまっしょー☆