「6th Continent」はUKのMukatsukuRecordからリリースした12"に入っている物のリアレンジ&再録音テイクです。BBC「World Wide」でジャイルスが流してくれたのであまり弄りたくなかったのですが(笑)
実は今回からハウススタジオをバンドで持って、録音と編集を主にそこでやりました。なのですでにリリースしている音源も再録音しています。
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やはりバンドである以上ライブの良さみたいな物は必要だと思うし、JABBERLOOPの伝えたい事の一つでもあったので…。
いいライブって言うのはいい演奏する人間といい音やいいお酒をだしてくれる場所、それとお客さんが揃って出来るんじゃないかと思うんです。このことを英語で「In the Groove」って言うんですが、今回のアルバムの中にも入っている「in:groove」という曲名の由来でもあるんです。
JABBERLOOPのライブで心がけているというか、テーマにしている言葉ですね。
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今まで上モノ系の存在だったんですが最近は打ち込み系、いわゆるドラムとの絡みも増えてきました。ライブで演奏するのはなかなか大変ですが(笑)
制作の段階でYohei(Dr)と2人でリズムを作ったり、生ドラムをループさせる事もあります。最近ではテックな感じの物を取り入れる方法としてシンセを使ったり・・・その辺は普通のJazzのバンドとは違うところなのかもしれません。
あと、これはメンバー全員に言えることなんですが「Jazzだからこうじゃないとダメ」とか、「この楽器だからこうあるべき」とか、そういう堅い考えをもつ人間がいないんですよ。良い意味でいい加減というか(笑)。だからこそ今回の様なWorks的なアルバムが作れるんだと思うし、その姿勢は崩さないで行きたいなと思います。
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実際に何曲かは出来ているので近々ライブで聞いて頂けるかもしれませんね。
同時に今回の様なWorks的アプローチも続けていければと思っています。やはりこういうアルバムもJABBERLOOPの一つの形だし、毎回面白いリミックスやプロデュースが出来ているので。
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毎回ツアーに行って思うんですが、全国いろんな場所で応援していただけるのはやはり凄く励みになるし、とてもいい刺激にになります。
JABBERLOOPの音楽はインストゥルメンタルだし言葉ナシで世界観で表現しているので、やはり海外は意識しています。正直、海外のアーティストから受けた影響は計り知れないですが、今の日本のJazzは世界に誇れるレベルだとも思いますし…。東京で共演した海外のアーティスト(Jean François MaljeanやSIMBAD、ニコラ・コンテやThe Five Corners Quintet等)と、今度は彼らの母国でもう一度一緒に演奏してみたいですね。
今回のアルバムのようなリミックスやプロデュースの楽曲もどんどんリリースしていくので、どこかでJABBERLOOPの新しい「Works」を聴いていただけると思います。
皆さん、応援よろしくお願いします。
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