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dela

日本のみなさんこんにちは、デラです。今僕は25歳でフランスのパリから数マイルのところに住んでる。10歳の頃から音楽を作り続けていて、いろんな楽器に興味があっていろいろ試したり、13歳くらいのときにヒップホップを聴くようになって、サンプラーを使うようになった。03年になった頃からレコードをリリースし始めて、これまでに12インチを12枚くらい出したかな。 僕の十歳の誕生日の時、プレゼントに兄と母がギターを買ってくれたのがきっかけかな。それを機に可能な限りたくさんの楽器をさわって覚えたよ。その数年後に同じ中学校の友達が一緒にヒップホップグループを組もうって誘ってくれたんだ。当時はビートメイキングに関して一切分からなかったから一体どうやって作ってるんだろうって思ったよ。でも時間をかけて一つ一つ学んだんだ。 多分いちばん影響されたのは、A Tribe Called Questかな。中学の時にグループを組んでいたレジーがTribeを教えてくれたんだ。それまではフランス語ラップばかり聞いていたんだけど、Tribeの入ってるテープを渡されて、これと同じようなヴァイブの曲を作ってくれって言われたんだ。そのテープは凄く気に入って繰り返し聞いたよ。Midnight Maraudersは今でもいちばん好きなアルバムかな。他にも影響を受けたアーティストはたくさんいて、例えば、DJ Premier、Pete Rock、Spinna、Jay Dee、Large Pro、、、。そうそして、多分いちばん最初に影響を受けたアーティストはRZAとWu-Tangかな。僕の音楽からはその影響が垣間みれないと思うけど。 ビートを作る時にはいつも自然体で作ってる。あまり考えすぎないようにするんだ。確かに90年代のヒップホップの影響はあると思うけど、それは狙った訳じゃなくてそういう音楽が好きだし一番影響を受けてて、結局は過去の全ての経験がそういう音楽を作り出したってだけだと思う。ミュージシャンとして僕は自分に正直に音楽を作るべきだと思うんだよ。流行を意識して作るんじゃなくて。でもそれは進化しないってことじゃなくて、自分のインスピレーションを素直に表現する事が大事だと思うんだよ。それが何であっても心から音楽を作る事が大事なんだよ。 全てのコラボレーションにはそれぞれストーリーがあるんだ。J-Live,Surreal,Large Pro,Supastition,DynasそれからLes Nubian とJohn Banzaiには実際に会う事が出来たんだ。でもいつも一緒にレコーディングした訳じゃなくて、殆どのトラックはインターネットを介して行った。ショウとショウの合間の時差ボケの頭でリリックを書いてもらってやるよりも余裕をもって作った方が良いものが出来ると思うんだ。時には、曲を作る前に話し合ったりしてさ。アルバム中に10曲はフリースタイルの曲を入れたかったんだ、だから曲のムードとトピックがかぶらないようにしたんだ。時にはヴォーカルのサンプルを使ったり、スクラッチしたりして曲のテーマを明確にしたよ。 実際には特に意味がある訳じゃないんだ。このアルバムの為に最初にレコーディングしたSupastistionとの曲の曲名が”Changes of Atmosphere”っていう名前で、数ヶ月後アルバムのタイトルを決めようと思った時にそれがぴったりあてはまると思ったからそうなったんだ。この曲には色々な意味で共感出来るし、同時にアルバムのコンセプトにピッタリだと思ったんだ。それからアルバムのタイトルと同名の曲が入ってる事も良いと思った。それから、去年ミックステープの”Atmosphere Airlines”を制作し始めた時にその後に出るアルバムへの序章だという事を明確にしたかったから二つのタイトルをリンクしたら面白いと思ったんだよ。Changes of Atmosphereって曲は世界中を旅してる事を歌ってるからairport/airline(空港/飛行機)って言うコンセプトはぴったりだと思ったんだ。 ゲスト・アーティストからいろんなトピックを集めたよ。例えば、ストレス、お金、政治。それらを僕がリンクさせたんだ。アルバム全体はスーパースティションのフックからインスパイアされたもの。コンセプトは、シティ・ライフを表現したけど、その普段のストレスから解放されて夢を見ているような雰囲気を持たせた作品にしたかったんだ。 ジャズのアルバムを作りたい。すぐにそのプロジェクトに取りかかるつもりなんだ。そして、Meemee NelzyといまR&Bのアルバムを制作しているところだよ。彼女は今作でフィーチャーしたアーティストで、もうすぐオリジナル作品/アルバムをリリースするんだ。僕はこれからいろんな“道”を探りつつ、新しい音を見つけられれば、と思っているよ。