INTERVIEWS

Jukka Eskola

もともとアイデアはトランペット・プレイから構築したんだけど、長いソロがある単純なジャズの楽曲にはしたくなかったので、まずは「いい楽曲」であるということ、そしてその曲にはいくつかのフックがあること。またそれぞれの曲の一部にソロがあるようにしたところだ。 たぶんいくつかのエピソードがあったかと思う。ひとつ思いつくことがあるとしたら、全体のプロセスの中で大きいことなんだけど、毎回のセッションの前後にプロデューサーのテッポ・マキネンと必ずテニスしてることかな。セッションは30回くらいやったかな。テニスもかなりやったね。 "JOVA"はとてもカッコいいと思う。エネルギッシュだけど気持ちよくてスムースだ。 あと“CHIP'N CHARGE”。この二曲がシングル曲なんだ。 このアルバムに関しては特定のアーティストはいない。全体的には70年代ジャズのサウンドだ。A&MやCTIの多くの60年代~70年代のアルバムを聴いてきた。 それらが自分のアルバムに反映させたかったものだ。 主にジャズ。50、60年代、そして70年代のもの。すべてが自分には素晴らしい。トランペッターのものに限らずインストものもヴォーカルものも聴くよ。昔のソウルも聞くし、90年代のヒップ・ホップなんかもたまに聴くよ。 フィンランドの音楽シーンは小さい。国の人口が500万人で、首都ヘルシンキでも100万人程だ。なのでほとんどのプロの音楽家はヘルシンキに住んでいる。狭いシーンだが、ジャズに関してはみんなハイ・クオリティーだ。たぶんフィンランドにおける教育(特にジャズの音楽教育)のおかげだろう。 シベリウス・アカデミーは世界でもトップ・レベルの音楽大学で、たぶんヨーロッパでは最高のところかもしれない。多くのジャズ・プレイヤーはそこで学ぶ。しかし残念ながらいいミュージシャンは沢山いるけど、いいライブ・ハウスやジャズ・クラブがヘルシンキには少ないんだ。でも、よいことに多くの革新的なミュージシャン達が様々なスタイルでやり始めてるので 常に多くのことが起こっている。また、音楽シーンは基本的にヘルシンキ中心だけど、フィンランドでは様々なジャンルの音楽フェスティバルが国中で毎年行われてるんだ。 私にとってジャズとは「フリーダム(自由)」だ。演奏中に即興演奏になると、完全に何をやってもいい自由な状態になれる。リズムやハーモニーにはある一定のルールがあるけど、従うかそのルールを壊すか選べる。どのように聞かせたいか次第でね。即興演奏の中には大きな自由な感覚があるんだ。現実の社会ではそれぞれのコミュニティーによって定められた法律やるルールに従わなければいけないだろう。しかしジャズにおいてはちょっとだけ反抗して、やりたいことだ出来るんだ。 働いてその合間にリラックスすることかな。 この春と夏はいろいろなプロジェクトで忙しくなる。でもどれも良さそうだからとても楽しみだ。あと、自分のバンドをまた組んで新しい曲をライブでやりたいね。
PREV
Valentin
Valentin
NEXT
Valentin
Valentin