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自分でキーボードのサウンドがギタ-ノイズみたく聞こえるように調節して、インディロックバンドの活動をしてたよ(笑)。
自分で言うのも何だけれども、他のハウス、テクノDJと比べるとかなりバリエ-ション豊富だと思う。テクノ、エレクトロセットを50年代のガ-ルズポップとインディロックにミックスして作ってるんだよね。自分がプレイするトラックはほろんど全部自分でエディットを加えたものだね。
ああ、これはいっつも難しい質問なんだよね。自分自身の音楽を作ろうと思っているんだ。本当に自分自身の音作りっていうのには力をいれているよ。でもいろんなスタイルからの影響は僕の音楽を聴けば聞き取れると思うよ。 トラック自身の持つ雰囲気によるよ。特に決まった取り組み姿勢とかはないね。時にはいろんなコ-ドを作ってみてそこから始めることもあるし、ビ-ト作りから始めるときもあるし。コ-ドを作ってメロディ、べ-スラインの順にいれていくことも多いかな、、、、、。
一番悪い癖はやっぱり音楽を作っているときにichatでチャットをはじめることかな。すごい時間の浪費になっていたことがあって。今は音楽を作っているときはチャットはしないようにしてる。そうでないと集中力がなくなってしまうからね。 VIPル-ムに入り浸ってかっこつけているんじゃなくて、ライブならではの音楽的な変化も受け入れてくれて楽しげででオ-プンマインドな雰囲気でお客さんが踊ったりパ-ティを楽しんでくれる公演だね。
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音楽を開発したり発展させていくということはすごく意義があることで、バンドのミュ-ジシャンたちはそれを得意としていてセットに更なる個性をおとしていってくれるんだ。
もちろん。インディロックやPhil Spector(※3)といったプロデューサ-からインスピレ-ションを受けているよ。そうだね。彼らにはすごく影響を受けてきたよ。Mazzy Starもすごく好きなんだよね。彼らはみんなドリ-ミ-でサイケなフォ-ク音楽を作っててすごくそれがすきなんだ。でもBury Strangers やGrouper、Vivian Girlsとかの新しいバンドもよく聞いてるよ。オーガニックでドラマチックな彼のウォール・オブ・サウンド(音の壁)的なサウンドがすごく好きなんだ。 あのときはただ全てのシ-ンがあまり魅力的でなくて、自分を刺激してくるものがなかったんだ。全部のトラックが同じように聞こえたしね。ディ-プハウスとかそのへんの音楽だよ。ミニマルも同じ。そういった音楽が全部退屈だったんだ。この手のスタイルの音楽のシ-ンではもう創造性とかアイディアとかいうものが全て枯れ尽きてしまったように感じるんだ。
うん、映画のシ-ンの持つ雰囲気に合うように作曲するのはすごくおもしろかったよ。自分自身の音楽を自分を表現するためにプロデュ-スするのとはまた違ったおもしろさがあった。
もちろん自分自身の作品を作曲するほうが楽しいね。自分のデビュ-アルバム『The Last Resort』を作ったのは僕にとってはすごく実験的なことだったんだ。メロディや雰囲気作りをすることがすごく好きで、ただズンズンいっているテクノ作りには正直興味ないんだ。作曲に関してインスピレ-ションは泉のようにわきあがってくるし、そこにア-ティストとしての限界はないからね。別にダンスフロアとか特定のリスナ-のグル-プを意識して音楽を作ることはないね。
ここ数年はずっとリミックスのオファ-を断り続けてきたんだ。リミックスア-ティストにはとどまりたくなかったからね。でもこの間Depeche Modeの『Wrong』をリミックスしたら、彼らがとても喜んでくれて、彼らのアルバムにまでいれてくれてitunesにはボ-ナストラックとして配信してくれたんだ。すごくうれしかったよ。だから今はFranz Ferdinandの次のシングルのリミックスのオファ-を受けていて、やろうと思っているよ。
そんなのわからないよ!笑それにハウスシ-ンなんて自分にとっては全く興味のないものだしね。 イギリスのGlastonburyで自分のバンドと公演したときはすごくいい経験になったし、ドイツのMelt festivalもすごくよかった。アメリカでのツア-もよかったな。シアトルのロックコンサ-ト会場で公演したときもあった。幸運なことにどの公演でもチケットが完売だったよ。小さい会場から2000人規模の会場までね。
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もちろん。すごくあの街が好きなんだ。才能のあるアートとファッションの文化がそこにはあるし、雰囲気のいいバ-もたくさんあるし、クラブにいけば本当にオ-プンで感じのいいオ-ディエンスでいっぱいなんだ。