INTERVIEWS
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Tough & Cool

Kazz watabe(以下K):バンドの結成よりさらに前の話になってしまいますが、元々は僕が高校時代にQuaismodeを知ったことが始まりだったんです。当時、桜木町の駅前でストリートライブを見て、一目でファンになりました。それからジャズ系のクラブイベントやライブに行くようになって、クラブカルチャーとジャズが融合してるのを目の当たりにしたことから、自分でもそういうサウンドを意識するようになりました。 K:Tough&Coolのメンバーはほとんどが大学の同期と後輩です。声をかけて徐々に集めて、2006年の夏に今のメンバーで活動を開始しました。当時すでにやりたいことは定まっていましたが、サウンドに関しては今も試行錯誤してるところです(笑) Tsuda Keita(以下T):色んなスタイルが出てくるのは、僕らにとっては結構自然な事なんです。とにかく気持ちが良くてポジティブなエネルギーが出てるかどうか!ジャンル関係なく、そこを目指しています。

K:あと、メンバーがそれぞれ違った音楽をルーツにしているのが影響してると思います。僕自身、ジャズよりは16ビートを基調とした、ファンクやソウルなどに傾倒してますし。それとメンバーにパーカッションがいるので、アフロ・キューバン系のサウンドも取り入れることができるのもTough&Coolの特徴ですね。 Shirai Hiroaki(以下S):もともとジャズだけでなく、シンセサイザーが積極的に導入されているフュージョンやポップス、ハウスやトランス、テクノにも興味があったので、そういったジャンルに近いアプローチが見え隠れしているのかもしれません。
ピアノやエレピでお洒落にまとめるというプレイもあれば、ベースとの絡みがあったり、オルガンが出て来たり。特にベースと鍵盤のこういう形の絡みっていままでクラブジャズのシーンにはあまり無かったように感じます。
そういったアグレッシブで個性的なプレイをさせてくれるメンバーには、とても感謝していますよ(笑) T:生のグルーヴとエレクトリックが共存するサウンドを基本に、色んな事を試していきたいですね。人のマネはしない、でも自己満足では終わらないように。オリジナルのサウンドを追求してると、なかなか良い感じのものが生まれず苦しい時もあります。
その時の流行とか、既存の価値観をまるごとコピーするなら楽ですが、このバンドでそれをやっちゃったら意味がないし、少なくとも俺はやりたくない(笑)まだまだ今やっている事よりもっと面白い事が出来るはずだし、それを信じてやっていきます。

S:僕も同じように、まずは既存の枠に捕らわれずに、僕たちにしか出せないサウンドを継続的に模索していきたいですね。それと同時に、クラブユースだけではなく、一般のリスナーの方々にもぜひ親しんでもらいたいです。
そのためにはTough&Coolならではの、クールでありながらキャッチーなリフやメロディーも追求していきたいですね。逆にもっとアグレッシブでサイケな側面があっても良いのかもしれないし、うーん、とにかく色々やってみたいです(笑)

K:実際は特にクラブジャズという括りも意識していないんですよね。「踊れる」というコンセプトさえブレなければ、メンバーがかっこいいと思うことなら何をやっても良いと思ってます。
先ほど話にも出たシンセのサウンドは個人的に大好きなので、これからもっと押し出していきたいところでもあります。あと自分自身、ギターのサウンドもどんどんエフェクティブにしていくつもりです。一度、完璧に「生っぽくないクラブミュージック」に振り切ってみたら、メンバーからどんなプレイが飛び出すか興味がありますね・・・ほら、試行錯誤してるでしょう(笑) K:まずは単純な話ですが、いろんなイベントに出演してみたいですね。今月(8月)末には日比谷パティオというイベントスペースで、9月には吉祥寺のSTAR PINE'S CAFEに、それぞれ初めて出演させていただきますし、10月には女子美術大学の学園祭に出演が決まっています。こういう普段とは違った場で演奏する機会があるのは嬉しいですね。
あとは今まで通り、ライブハウスとクラブ、両方での活動を継続していきたいですね。実は僕らの周りには、ライブハウスやクラブに行く習慣がある人が決して多くはありません。そういう人たちに、Tough&Coolの活動を通じて、少しでも生の音楽に触れる機会を増やしてもらえたら嬉しいです。今回はCDをリリースさせていただきましたが、やはりこのバンドはライブの活動が中心だと考えてます。CDを手に取っていただいた方には、是非ライブに足を運んでいただきたいですね。また違った一面をお見せできると思います。 K、T、S:ありがとうございました!