いつも父が聴いていた音楽を聴いていた。Phil Collins, 10CC, Paul Simon, Elton John , The Carpenters、Joan Armatradingといったアーティスト。いろいろなスタイルの音楽を楽しんでたね。最初にダンスミュージックに触れたのは友達の誰かがMinisty of Soundでのクリスマス恒例イベントに連れて行ってくれた時のことだったと思う。MOBYの"Go"がかかってたと思うけど、それ以来ハマった!
技術的な点から言うと良い機材と良いサウンドシステムがあることは大きな違いを生むと思う。もちろん音楽を真剣に聴こうとしているオーディエンス、楽しみたいと思ってパーティにのめり込むクラウドがいることも重要。たぶんDJしている時はクラウドに新しい音楽を提供しようとしているんだと思うけど、それはフロアからどんな反応を僕が感じているのかにもよる。もしクラウドがクレイジーになりたいと感じているのなら、そういった音楽をかけるだろうし、ディープなものを求めているクラウドならそういうサウンドをかけているだろう。最高のDJというのはそれが出来ていながらも、同時に完全に新しく聴いたこともないようなサウンドでクラウドをぶっ飛ばすことが出来るアーティストだろう。
ちゃんと制作を始めたのは4年くらい前かな・・・その前は友達の機材で遊んだりはしていたけど、最初に作った2曲をSAWのサトシとヘクターに送ったら、すぐに契約してくれた。彼らはその2曲が僕が最初に人に聴かせたものだとは信じられなかったみたいだけど、そのあと僕は彼らがデモから直接契約した最初のアーティストだと知った。それを聞いて本当に誇りに思ったよ。
僕はスポーツが大好きなので、サッカーやサイクリング、ゴルフをよくやってる。プレミアリーグのフルハムをサポートしているので、機会があれば試合には行ってるよ。それと家族と一緒に普通のことをするのもお気に入りの時間だ。DJとしてのライフスタイルはかなりバタバタしたものにもなりうるから、このコントラストが気に入ってる。
去年日本に行ったとき、クラウドがとにかく素晴らしかったので本当に楽しかった!南米でのパーティもいつもクレイジーだし、ロシアや東欧でもいいギグをたくさん体験した。来年オーストラリアにまた行くので楽しみにしている!
数年間チャリティの仕事をしていた。学校で問題を起こした子供や警察に補導された子供たちにDJや音楽制作を教えていた。サッカー場でもヒントを教えてあげたりしたね(笑)。ずっと常にネガティブな態度で周りから接されている子供たちを勇気づけたり、ポジティブであることの大切さを伝えたりできたのはとてもいい経験だったと思う。そこで得た経験から僕はダンスミュージックシーンで助けやヒントを求めているアーティストに手をさしのべる努力をするようになった。あの経験から僕は音楽に真剣に取り組むようになったので、僕にとって重要な時期だった。
え、僕が認められている?でもこういうことが今出来ていることは幸運だと思う。とは言え、かなりハードワークはしてきたと思う。人から見えないところでは、何時間もスタジオに缶詰になっていたり、飛行機に乗っていたり、自分の名前を広めるために犠牲にしなくちゃいけないこともあった。僕の周囲にはいつも支えてくれる素晴らしい人たちがいる。とてもラッキーなことだ。正直いうと、僕は今やってることをがんばって続けていかなきゃいけない。これ以外に得意なことはないからね。今となってはプロサッカー選手になるにはちょっと遅すぎるかな、と思うから(笑)。
また日本に戻る日が待ち遠しいよ、そしてまたカラオケが出来ることもね!
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