INTERVIEWS
>

Cole Medina - アナログを愛しアナログに愛される男

What’up!! LA在住のCole Medinaだ。 作曲を始めたのは1989年、高校生のときだね。その頃はAmiga500とサウンドカードを使ってたな。シークエンサーも安物のプログラムを使っていて(名前も忘れた)、でその数年後にensoniq eps 16+を買って1996にリリースされた処女作”chocolate grits”に繋がる。 全体的にデジタル音楽の性能は良くなっていると思う。ただアナログのレベルに到達するには、まだまだ長い道のりだね。 ハウスに関してなら、MAW と初期のMURK (pre-Funky Green Dogs)だね。うーん・・・でもやっぱり一番を決めるなら、MURKかな。音色のダーク加減がヤバイんだ。それからエレクトロニックミュージック、ヒップホップだと、Midnight Starr、Zapp、Newcleus、 Egytain Lover、2 Live Crew、Jonzun Crewなどだね。 そうだ。初めてだね。かなりエキサイトしてるよ。 シーンについてはまったく解らないけど、日本人のメンタル面は好きなんだ。1つのことへ対する集中心。オタクってやつだろ。音楽知識も全般的に高く、音楽に対する愛情も深いと聞いている。それから日本製の音楽機器に関しても高く評価しているよ。俺も日本人と一緒で完璧主義な性格だから相性が良いのかもしれない。完璧であることと執着しすぎるということは、どちらも愛情を必要とするけれどもまったく違うもので・・・まあ、あれだ、アメリカよりも日本人に生まれるべきだったのかもしれないね。ハハハ 俺のDJは一言で言えば「即興」。だからこそたくさんのレコードが必要になるんだ。日本でも何をプレイするか大体アイデアはあるんだけど、俺の前のDJが最後の一枚をかけるまでは俺にもどうなるか解らないんだ。プログラムされたセットでは観客との対話にならないだろ。エナジーを感じてそれでGOさ。一度フロアをハメてしまえば、観客にはどんな曲だって受け止める器ができる。テンポもジャンルも関係なし。みんな楽しむ事だけ、踊ることにだけ集中するようになる。俺は今までほとんどハズしたことは無いね。でもやっぱりプログラムされたセット(数年前まではそうしてた)では観客の反応はまったく違う。ジャズの演奏者がインプロをかますように流れに任せて対話をしていくと、明らかに違う体験を与えることが出来る。まあリスクは高いからね。毎回限界への挑戦さ。 日本のクラブ文化とアナログオタクに会えることに今から興奮してるよ。俺の音楽に対する愛とサポートに感謝。DISK UNIONと今回呼んでくれたプロモーターそして、ファンのみんなへBiggup Japan, see you soon!