INTERVIEWS

Atjazz

日本はすばらしいですね。公共の場でも他人に気を使うということに、びっくりしましたね。東京のエネルギーもすごくて、とってもインスピレーションが湧く場所だと思いました。 子供のときに小さいおもちゃのキーボードを弾いていましたね。家族にはミュージシャンはいないので、どのように僕がミュージシャンになったのかは謎、というか運命なんだと思います。子供のときによくモータウンサウンド(デトロイト発祥のソウルミュージック)を聴いて、そのあとAlexander O’nealやLuther Vandrossを聴くようになって、曲のコードにハマちゃった感じかな。 トップキャットっていう漫画に、「AT JAZZ(エーティージャズ)」っていう敵キャラの猫がいて。「AT」とは「ALL THAT(何もかも)」という意味が気に入ったのがきっかけで、今でも同じ名前なんですよ。 僕の1番最初のアルバム「That Something」という作品が、1999年にSony / Kioonから発売されて、バカボンで有名な赤塚不二夫さんのイラストをカバーで使わせてもらいました。それがウケて、結構注目を浴びましたね。そのあと、フラワーレコードのLittle Big Beeとお仕事をする機会がありました。Little Big Bee、Slowly、JazztronikやBayakaのリミックスをフラワーレコードで出させてもらえまして、今でもお付き合いをさせてもらっています。また近日、新しい企画で一緒にお仕事ができたらいいなと思いますね。 その当時、ビデオゲームの会社でオーディオディレクターとして、別のフルタイムの仕事を掛け持っていたので、休暇がとれなかったのです。それに飛行機での長時間の旅行はあまり好きじゃないんですよね。でも今回、何の問題もなく来れたので、もう心配しなくていいのかもしれないですね。 はい。Kyoto Jazz MassiveのShuya Okinoのクラブ「The Room」に行きました。とてもすばらしいクラブですよね。スタッフとフロアのお客さんには、とくにびっくりしました。幸せ爆発中の大家族みたいに、音楽をエンジョイして箱の雰囲気を満喫していて、とても印象的でした。
実は1月9日にプレイすることができたんですけど、暗闇の中で音楽以外に聞こえたのは、エキサイトしているフロアの人たちの声や拍手、ダンスステップの音。みんなの顔はよく見れなかったけど、みんなの音を通して聴こえた反応はハンパじゃなかったし、朝方まで沖野さんとブギーディスコをバックトゥバックでプレイしたのは個人的にも楽しめました。スタッフの人たちには、最初から最後まで本当にすばらしい心遣いをしてもらって。感謝で一杯ですね。また近い将来プレイできれば!と思います。ありがとう。 そうだね。僕のビートって、曲によって変わってくるけど、ソフトなタッチの部分はいつも一緒で、僕のアイデンティティみたいなものなのかな。 レコードが売れていた時代からデジタルな世の中になって、いろいろと考え直す時期だったんだ。「Mantis Recordings」をクローズして、僕自身のリリースやプロダクションを新しい窓口から出したいって思ったんだ。でも僕だけの音楽じゃなくて、ChristoやSi Tewという新人アーティストの作品もリリースする予定だよ。 Robert Owensの新アルバム(Compost Records からリリース予定の「ART」)のために、7曲プロデュースしたので、近日中にそのニュースが流れるんじゃないかな。それと僕の次のアルバムようにいくつか曲を作って、今年はたくさんのEPを出す予定。Mark de Clive-Lowe、Osunlade、KarizmaやZed Biasとの作品もね。リリーススケジュールは僕のウェブサイトに掲載するので、ご期待よろしく 東京で知名度のある箱でプレイできるのは本当にラッキーだと思います。Shuya OkinoのクラブThe Roomですでに1月9日にプレイをさせてもらいましたが、次は青山のLoopで1月28日にDJ内川さんと、そして翌日は長野のDJ Bar Rootsで、同じくDJ内川さんと。そして最後にclubasiaで1月30日にフラワーレコードのLittle Big Beeとプレイします。 うん。イギリスに帰国したら、すぐ日本へのチケットを発券しようと思っているよ。それほど気に入ったってことだよ!