INTERVIEWS

Tim Deluxe

だいたい2006年あたりから、DJやツアーを重点的に行ったよ。とにかくクラブに足を運んでプレイしていたよ。2008年くらいに、1度ブレイクを挟みたいと思って、DJやツアーをぴたっとやめたんだ。それでもクラブにはほかのDJを聴きに毎週行ったりしていたよ。それ以外ではプレミアリーグを観戦しに行っていたよ(笑)。それから「よし制作するぞ」って時期に入ったんだ。そのとき仲間と話したのがアルバムじゃなくてまずEPを作ろうってことだったんだ。これまでずっとクラブに足を運んでいたから、今作はストレートに「クラブでヘヴィーローテーションされる曲」そして「オーディエンスを激しくダンスさせる」ということを意識して作ったよ。ファーストトラックが2009年の10月に完成したから、ちょうど1年くらい前にはこのアルバムに向けて具体的に始動していたんだ。 マットはいい友達でもあるし、長い間互いに支え合ってきた盟友でもあるんだ。今作のトラック1、7は彼と作り込んだしね。
彼はとても多才で、いろいろなクラブでレジデントDJとして活躍もしているし、トラック制作やリミックスもしている。彼のレーベル"Social Problem"もすばらしいレーベルだよ! そうだね、、スタジオから離れたときによく浮かぶよ。というのも僕は制作の際に最初から最後までスタジオに籠るってことはしないで、必ずスタジオから離れる時間を作るんだ。音からわざと離れることでアイディアが浮かぶのを待っていると言ってもいいかな。そこでアイディアが生まれたら、すぐにスタジオに戻ってそれを具体的に音で表現していく。
今作はこれまでのプロセスとはまったく違っていて、まずEPを制作したんだ。つまりひとつのトラックからアルバムを作りあげていったんだ。小さいセクションからひとつひとつ丁寧に完成させていく方法は僕にとってしっくりきたし、集中できたと思うよ。 最高にハッピーだよ。さっきも言ったようにひとつひとつ完成させた個性の強いトラックを、ひとつのアルバムとしてリリースできることに満足しているし、DJやオーディエンスからのリアクションもすごくいいんだ! 僕がアーティストとしての活動をスタートしたのは1995年だから、長い間シーンにいるけど、その中で劇的な変化を感じているよ。とくに現在ではダンスミュージックはすごくむずかしい状況に置かれていると思う。たとえばUKではヴァイナル産業は死んだとまでは言わないけど、それに近いくらい縮小しているからね。この変化の中で問題なのは、なにより音楽を早いスピードで消費しているということだと思うんだ。PCやソフトの発展に伴って、以前と比べて消費するスピードが急激に加速していると思うんだ。流れとして「質」よりも「量」を求めているのかもしれない。昨日生まれた音楽がもう明日には忘れ去られているような感覚でね。ただそんな中でも素晴らしい音楽は今でも生まれているし、クールなクリエイターやプロデューサーは数多くいると思う。だから何だろう……、すごく悲観的な側面を話してしまったけど、いい音楽は今も昔と同様に生まれているってことかな! まずエレクトロニカならFourtetとJohn Hopkinsが最高にクール。それとBrian Enoの新作はかなりよかったね。あとはHyperDubあたりのダブステップもよく聴いているよ。 週末にはよくプレミアリーグを観戦しているよ。アーセナルの大ファンなんでね(笑) まだ具体的には決めてなくて、ちょうどこれから準備するところなんだ。
とても楽しみにしていて、どんな音を持って行こうかワクワクしているよ! 日本は本当に最高だよ。なによりも人間性がいいと思う!音楽を深く聴いているし、フレンドリーだし、思いやりがあるしね。クラブのオーディエンスもスマートに音楽を聴いているイメージがあって、WombやElevenみたいなクラブは世界でもトップレベルだと思っているよ!
ヨーロッパのいくつかのクラブはただ酔い潰れる為だけで、音楽を気にしてない所もあるからさ。だから本当に日本でプレイするのは楽しみなんだ。
あとは前にも行ったことがあるんだけど、京都に行きたいな!! まず心から、いつもサポートしてくれてありがとう。本当に感謝しているよ!僕自身も12月に会えるのを楽しみにしているから、ぜひ期待して待っていてね!MUCH LOVE!
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