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Gavin, Sam: 最高!

Gavin: ショッピングも楽しんだし、最高にクールな国だね。

Sam: 長い間絶対いつかは来たいと思っていたよ。東京とかは映画とかテレビで見てたりしてて、実際そのとおりだけど、この雑踏の中にいるとすごいね。 Gavinにも言ったんだけどロンドンが好きなら東京も絶対に好きになるなって。 Gavin: 東京の方が親近感を覚えるね。例えば香港のカルチャーに関しては今とってもクールでファッショナブルなんだ。最先端をいっている感じさ。でも、日本はこの文化に関して言えばもう長年にわたって発達しているし根付いているよね。音楽とかファッションに関してみんながすごい関心があって知識も豊富だし。それに日本の家具やファッションとか漫画とか僕がずっと好きだったし。

Sam: そうだね。それにロンドンもクールな都市だから世界中のクールな都市を楽しめる余裕を持ってるよね。それに僕らはイギリス人だから英語が世界中で大体通じるってことでかなり楽もしてるけど。でも、日本は全然通じないでしょ!だから逆に本当に外国に来たって感じでおもしろいよ。 Gavin: スゴすぎてこっちがビビったよ!まだプレイも始まってなくってアイソレーターでベースを切っただけなのにすごく盛り上がったりして。多分、僕達のベストギグの1つだよ!反応は最高だった。

Sam: そうだよね。雰囲気も最高だったし。お客さんからのリアクションがノンストップで続いていてやりやすかったし、本当に僕達も楽しめたね。昨日は本当にお客さんとコミュニケーションしている感じだったよ。 Sam: いや。こんな盛り上がるなんて想像しなかったよ。それに僕達は事前になにかを期待してプレイするスタイルではないから。

Gavin: そうだね。出番の前にフロアーのバイブを感じ取ったりはするけどね。それに僕達の前のDJが僕らとは違うサウンドをプレイしていたから良かった。 Gavin: 僕達をSoulfuricから奪ったんだよ!(笑)。

Sam: 冗談だけど。以前にSoulfuricからリリースをしていて結構売れたんだよ。で、Simon Dunmoreが気に入ってくれてDefectedのシングルのリミックスを幾つかやるようになったんだ。で、そこから関係が始まったんだけど、 Defectedと仕事するのが楽しいんだ。

Gavin: 今でもSoulfuricと仕事する事もあるけど、最近はあんまりリリースはしてないな。Defectedのオフィスもロンドンにあるし色々とやり易いんだよ。 Sam: そうだね。あ、でもイギリス国内だけでリリースされたのもあるよね。Simon DumoreとSandy Rivera、そして僕達でやったD-FusedっていうMIX CDさ。でもイギリス以外でも売られると言う意味では今回のInternational Editionが初めてだね。 Sam / Gavin: それは嬉しいね!Simonは三年前から支えてくれたし、今年こそって感じだね。

Gavin: Defectedはアーティストのベストな部分を引き出すのが上手いんだよ。例えば曲を作っていて最終的なミックスをしている最中とかSimonがスタジオにきてさらにまた仕上げたりするんだ。

Sam: そうだね、よくプロデューサーは自分で納得したらそれまでにしたりするんだけど、僕たちは違うね。

Gavin: 特にSimonのアドバイスは取り入れるよ。やっぱり彼は音楽を良く知ってるし。International Editionのmixも彼とは何回かそういうやりとりがあって完成したんだよ。僕は15年位プロデュースをしてレコードを作っているけど、Simonは今まで出会ったA&Rの中で一番の人だね。アーティストに対して率直だよね。 Gavin: そうだね。ただ契約するレコードに対してでなくて誰にリミックスさせるかという事にまで至ってしっかりA&Rされていると思うよ。

Sam: それにDefectedのチームが素晴らしいと思うよ。ここまでくるのに長い時間と労力が必要だったと思うけどおかげでレーベルの名声と内容においてこのレーベルは間違いなくベストだ。長い間レーベルを続ける上でスタンダードを高く保つのは非常に難しいことだよ。

Gavin: 結局それがアーティストにまで影響してくるんだ。Defectedからリリースするにはある一定のクオリティーを越えていないといけないっていう意識が生まれるからね。 Sam: 六年くらいかな。

Gavin: いや、七年だよ。 Gavin: 最初に行ったときは僕達はだれも知らなくってさ。とにかくレコードを出したいがために色んな人に話しかけたよね。

Sam: そうそう!一番最初の年は自分達でプレスしたホワイト盤を一箱持っていってとにかく手当たりしだいに配ったよね。あ、Loius Vegaだ、とかSimon Dunmoreだ!とか言って。僕達にとって初めての経験だったけどすごく興奮したよ。

Gavin: で、次の年には僕達はSoulfuricからリリースした後で、僕達の事をみんなが知っていたから環境は変わってた。Soulfuricもいいレーベルだしね。

Sam: マイアミは毎年自分達のポジションを確認するのに最適なんだ。自分達は昨年とくらべてレベル・アップしているかどうか、マイアミで認識するんだよ。今までは何とか僕達はレベル・アップしてきてると思う。

Gavin: 今ではもうホワイト盤を持って走り回らなくてよくなったし(笑)。今はどっちかというと、他のDJが何をプレイしているかチェックしたりその場の雰囲気を楽しむために行ってる感じかな。

Copyright Sam: 僕たちが行きだした頃は既にマイアミも変わってきた頃だと思うんだけど、本当に初期のマイアミていうのは今よりももっと規模は小さかったんだ。一つのホテルのプール・サイドが全てだったんだ。そこにダンスミュージック界のアーティスト全員が集合していた感じだった。

Gavin: 今では街中あらゆる場所でパーティーが行われていて、とてもじゃないけど全部行けないよ!でも友達を作るには最適さ。

Sam: 毎晩パーティーに行って踊って、新しくできた友達と朝まで飲んだりするんだ。で、以前はマイアミから帰ってきて仕事のオファーをリストアップするんだ。毎回、結構な数になるんだけど、結局現実になるのはその内一つぐらいさ!で、僕達が学んだのは、ビジネスは全てマイアミに行く前に済ませる事。今のマイアミはアーティストのショーケースになているんだよ。ビジネスをする場所ではないかもね。 Sam: いや、あれはSimon Dunmoreがやるプロジェクトなんだけど、そこに僕達の曲が収録される予定さ。

Gavin: 後は夏にはConnectedを出す予定もだよ。

Sam: その他にも色々とリリースのプランはあるよ。 Gavin: Kenny Dopeだね。僕が思うに彼は世界中で一番素晴らしいビート・プログラマーさ。彼のDJもビートを重視した感じで僕好みだね。ミックスのスキルも最高だと思うよ。

Sam: Martin Solveigもいいね。彼は素晴らしい音楽とポップ・ミュージックを上手く融合していると思うよ。いい意味でポップだし幅広いリスナーに受け入れられると思う。

Gavin: Dimitri From ParisはDJとしてすごい好き。何をプレイするか予測つかないけどエンターテイナーとして最高のDJだと思うよ。毎回、本当に楽しませてくれるよ。 Gavin: Sam!

Sam: Gavin! (笑)。いや、だれだろ。SoulfuricのBrian Tappertかな。

Gavin: 今はMSNのメッセンジャーとか使って毎日いろんな人と話してるからね。Rasmus Faber, Dennis Ferrerとか。

Sam:あとはFaze Actionとかね。しかも彼らはFinsbury Parkにある僕らのスタジオの真向かいに 彼らもスタジオ持ってるし。それにReel Peopleともよく遊ぶよね。彼らも本当近所にスタジオを持ってきたし。 Sam: まずは僕らのレーベルから’One Track Mind’っていう曲がリリースされる。そしてその後Defectedから’Bring Me Love’っていう曲でIncognitoのImaniをフィーチャーした曲。それとまた後、Defectedから’ He Is’っていう曲を出すんだけどDennis Ferrerのリミックスがすごいんだよ!楽しみにしていてよ。

Gavin: その後はできるだけインストの曲のプロデュースに専念したいんだよ。この間DJ GregoryとDJしたんだけど、次の日、彼が僕にもっとインストの曲をプロデュースしたらって言うんだ。僕達のDJを聞いて歌ものよりもインストを多くプレイしているのに気がついたらしい。確かに常々思っていた事で音楽的に豊かな曲をもっと作っていこうと思ってるよ。