INTERVIEWS

TAKAAKI TSUCHIYA

コンセプトは、限定しないで沢山の音楽を作っていきたい。キャリアとしては、バンド、キーボードプレーヤー、ジングルの制作を主にやっていました。BEATPORTなどにシングルリリースを何点かしています。 アフターアワーズまで帰らないでそのままゆっくりまったりして、クラブから帰りたがらないオーディエンスが多いことは素晴らしい事だと思います。 1つは、GENEVIEVE。最初ヴォーカルトッラクが送られたときには、1曲のためにお願いしたのに、数十曲は作れるんじゃないかと言うくらい良いトラックでエキサイトしました。KOMPAKTやPLAZA IN CROWDからリリースをしているPOPNONAMEも、素敵なサウンドになったんじゃないかと思います。
DO SHOCK BOOZE君がオーガナイズするパーティー「TOTEM」に出演させてもらい、彼にリミックスをしてもらえたことや、別のつながりでは、"DACHANBO"のHATAさんや、SANS SOLEILにもリミックスしてもらえたこと。どれが良いってことはなく、そのどれもが全然違っていて、本当に自分が好きな楽しみ方が出来るような制作が出来たし楽しかったです。 この時代にCDを作るレーベルというのは大変なのだと思うんですが、そういうのを吹き飛ばすかのようにCDをどんどん出してるってのはしびれるよね。もっと美しい音楽を届けたいというレーベル内の想いには頭が上がらないです。 1回聴いてみて何とも思わなくても次聴いた時に「あっ」と思う、つまり何回も聴いて行くたびに気になって行くようなサウンドです。聴くたびに変わって行くと言うトリックが入っている曲もあるし、粗探しして聴いてみても良いし、ドライブで聴いても良いし、ソファーで聴いても良いし、通勤途中とか学校行く途中とか、そういった時に携帯プレーヤーで聴いてもらうのも、色んな楽しみ方が出来る良い作品になったんじゃないかなと思っています。
僕は、まだネームバリューがある訳ではないけど、その分未知数でファンの方々がレーベルとのやり取りでどんな風に変わって行くのかを見るのも面白いと思います。 企画の時に、"KOMPAKT"のGUI BORATTOやEARTH WIND AND FIREみたいな要素というコンセプトが上がり、英語の歌、日本語の歌、両方必要だなと思って、作るときに口ずさめるものにするか、何となく人間の暖かい声が頭の中に残る様な構成を意識して作りました。 基本的にLOUD ONEは、DJINGに関して場慣れしてるから、思いもつかない発想とかもあるし、逆に自分のいじくった音に異常に感動してくれたりと言った相乗効果で作品が出来ました。
LOUD ONEは、トライバル色のあるフロアミニマルですね。4/4 KICK KISSの方は、ソファーでくつろいで聴いていたら、外に出かけようかなってなる様な乙女チックでキャッチーなハウスよりですね。 制作は、ほぼネット上のやり取りでした。すっごい大変でしたけどわくわく興奮してました。やり取りのデータが返ってくると鼻血が出そうなくらいで。すぐ返してというような感じでやり取りをし制作に没頭していました。
ある程度曲が出来たら、すぐに車でドライヴしながら聴いていたんですが、完成した後のドライヴで景色と一緒になった時に完成という感覚もありました。 5月7日に、代官山"UNIT"でKOMPAKTとFOUNTAIN MUSICのパーティー「CHARTER THE TOP NUMBER」に出演が決まっています。また、シングル制作やライブアルバムも平行して制作しています。国内ブッキングのオファーもこなしていきます。
「CHARTER THE TOP NUMBER」では、パーティーなので、ハッピーになる様な構想を考えています。オーディエンスの笑顔を絶やさないような空間にしたいと言うことを元に考えています。
ライブアルバムは、今回とはまったく別物として制作しています。今回のリリースに出せなかった引き出しを中心にしていこうと思っています。 自分も悩まずにアクションを起こしていきたいです。上の人たちは、どんどん上を目指しているんだと思いますが、僕みたいな人はアクションを起こして、いつかみんなの力が合わさって音楽業界が盛り上がるんじゃないかと思っています。
リスナーの方々の立場でも、自分がデビューしたりとか興味を持ってクリエイターとして目指しても良いじゃないかなって。クリエイターを増やしたいですね。