INTERVIEWS
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DJ FUMIYA

きっかけは兄の影響ですね。兄がダンスをやっていて、よく現場について行ってたんですよ。当時、RIP SLYMEのメンバーのSUさんと兄が一緒にダンスチームをやっていたんですけど、EAST ENDってラップユニットのバックダンサーになったんで、よくライブを見に行くようになりましたね。そこでDJの先輩のプレイを見てやりたいなって思ったんです。 やっぱりDJ機材って高かったんで、すぐには揃えれなかったんですけどタンテを1台買って、もう1台を姉が持っていた普通のレコードプレーヤーを使って、毎日ひたすらスクラッチの練習をしていましたね。 そうですね。まず、DJってスクラッチする人の事だと思っていたんですよ。当初は、DJがクラブで何をしているかなんて知らなかったし、とりあえずスクラッチがやってみたかったんですよね。

EAST ENDの先輩に教えてもらったりだとか、当時あまり売ってはいなかったんですがDMCのビデオを見て勉強していましたね。 DJを始める前は布袋さんとか好きでしたね。DJ始めた後にRIP SLYMEをやって布袋さんと知り合って、一緒に曲をやらせて頂いたといこともあったんでおもしろいなと思いましたね。 一緒に曲を作らせてもらったんです、共同プロデュースってやつですね。最初、布袋さんに「何でもいいから、断片的なの考えておいて」 って言われたんです。それでリフを考えて作って聞いてもらって。そしたら「なるほど、OK~」って(笑)。それで、布袋さんがギターを持って合わせていったんですけど、すごい作業が早いんですよ。そんな感じでバンバン曲を作っていったんですよ。 そうですね。うちのスタジオに布袋さんがあのラインの入ったギターを持って来てくれて。憧れの人だっただけに、テンションあがったんですが、すごい緊張感でしたよ。 RIP SLYMEを始めた当初は、RIP SLYMEだけじゃ食えなくてバイトもしてましたし、いろんなアーティストのレコーディングやツアーにスクラッチとして参加して飯を食っていたという時代があったんです。憧れっていうというより、そこでいい経験ができて、役にたっているなと思いますね。 やっぱり自分たちのライブで生バンドの人たちとやる時だとか、あとはすごくいいミュージシャンがいっぱい集まるんで、生のテクニックのすごさだとか、人との繋がりができたりだとか。 また、クラブとは違ったところじゃないですか。 ちょこっとですよ。楽器はギターを使って曲は作りますし、ソフトはPro Toolsをホストに、MACHINEとかいろいろなものを使って作りますね。 17歳くらいですかね。RIP SLYMEに入る前に、僕とSUさんとSEX山口君と3人でグループをやっていて、そのために曲を作ろうってなって。それで、安いサンプラーを買って始めましたね。ソウルのレコードを引っ張り出してきて、S-01ってサンプラーで作ったんですけど、音が8コしか入らなかったんですよ。 そうですね(笑) ラジオって表現は、的を射てると思います。今回は、アルバム全体を通してテクノっぽくしよう、ドラムンっぽくしようとかっていうのを考えるの止めようと思って作ってたんで。パソコンの前に座って、今日はボサノヴァっぽいやつ作ってみようかな、レゲエっぽい曲作ってみようかなっていう風に、曲ごとに作っていったんです。だから絶対クラブっぽい曲を作ろうとは思っていなかった。むしろそっちのほうがいいなと思っていたんで。雑多な感じ、ごちゃまぜ感はすごいあるなとは思うんですけど、客演してもらった人もすごい個性が強かったですし。最終的に、すごい濃いけどFUMIYA汁が出てるんじゃないかなと。今作は今作で、楽しくできたし、勉強になったなと思います。


そうですね。全部、僕からオファーしましたね。 いい大人が何言ってんだって感じなんですけど、僕けっこう人見知りで(笑)。初対面の人とあまりしゃべれないのに初対面の人と曲作ってましたね(笑)。あと、今回はエンジニアも自分でしたので、マイク立てたり、声とったり、ディレクションしたりしてたんで、すごい疲れたんですけど、いい経験になって手ごたえみたいなのを感じましたね。 分かります。僕の場合、今回はRHYMESTERとか、ずっと前から知っているけど未だに緊張するし。レコーディングしたのも初めてだったですし。Mummyさんの曲にスクラッチで呼ばれたり、RHYMESTERの助っ人DJをしたりっていうのはあったんですけど、僕の曲で歌ってもらうってことはなかったんで。すごい緊張しましたね、1日で3キロくらい落ちるくらい(笑)。 5~6ヶ月くらいですかね。 最初の鎮君との曲が長くかかっちゃって。 そうです。だから手作り感かなりあるんで。ギターもボーカルも全部うちで録って。トラックダウンもうちだし。外部でやったのは、RHYMESTERの1曲しかないですね。 単純に忙しくてできなかったんです。RIP SLYMEやって、他のアーティストのプロデュースやって、またRIP SLYMEやってっていうサイクルだったので、いっこうにできる隙間がなかった。だから自分自身でも「出してなかったんだな」って思うけど、曲自体はすごい作ってるんですよね。 自分の作品となると、どこでゴールを見定めるのが難しかったですね。突き詰めれば全然いけちゃうんで。どこに着地点を見つけるか、諦め方が難しかった。 そうですね。あとディレクターやA&R、事務所の人とかみんな入ってきて、そこで意見交換しながら作ってるんで。ただ今回は、自由に作らせてもらったんで。自分はどこにいくのか?手探りな状態もおもしろかったですよ。だから今回は、RIP SLYMEのメンバーにもできる前に聞かせたくないなというのもありましたね。基本誰にも聞かせたくなかったから、聞いてもらったのは嫁さんくらいですね。 やっぱり反応悪い曲は「いいん、、じゃない?」って、あからさまに出ましたね(笑)。 ほんとにいいと「すっごくいい」って言ってくれるんです。 子どもが寝て落ち着いた時に嫁さんに聞いてもらいたいですね。それか車で移動中とかですね。 音楽作ってる時に考えることは変わってないですね。単純に食わしていかなきゃなと思うことはありますが、それを考えて作るとろくな音楽にならないんで。 あと、子どもが好きな音とかってあるんだなと思いましたね。子ども向け番組の音楽を聞いていると、よくできてるなと関心することがありますね。自分にはできないなと思いますよ。タイトルに関してなんですが、Bill EvansのWaltz For Debbyを文字って作ったっていうのもあります。 特に深い意味はないんですけどね(笑)。テイさんと話をしてて「Beat For Daddy、Waltz For Debby。。。いいじゃん」ってなって。やっぱり平和なのがいいよねっていう話になって。 そうですね。サーファーとおじいさん。よくわかんないけど楽しそうっていうか。 RIP SLYMEの時は 基本的に同じようなことはやらないようにしていますね。 今回は、それをなくして思いっきり手癖感を残したと思います。RIP SLYMEっぽい曲もあるけど、それは自分が作ってきたから出る癖なんだろうと思うけど。FUMIYAとして新しいことは、そんなに無いかもしれないけど、本当に力抜いて作れたかなと。こんなに力抜いて作ったって言ってもアルバム通して聞くと濃いし。もっと力を抜いてもよかったかなと。もっとインストものを入れてもよかったかな、BPM90台くらいのとかね。 特にないんですけど、初ソロなので、あの人が自分のトラックに乗っているのを聞いてみたいっていうのがあったんですよ。ここしかできないんじゃないかと思ったし、やれるうちにやっておかいないと次いつ出せるか分からないから。今回のアルバムがほんといい経験になったんで、RIP SLYMEとか他の仕事で今後作るものにも生かされてくると思うんですよね。
自分は、ハッピーな音楽を作りながら、家ではものすごく寂しい音楽を聴くのが大好きなんですよ。ドラムも無いようなドローンとか。偏ってそういうのだけとかも作ってみたいなとも思いますね。 そうですね(笑)。そしたら名義を変えたほうがいいですね。 家だと4つ打ちは全く聞かないですね。Brian Enoとか、昔のヒップホップとかを、CDで買い直したりして聞いてますね。 無茶苦茶飲みますよ!焼酎、ビール、たまに白ワイン。最近はレモンビールが気に入ってますね。家ではそんなに飲まないですけど、音楽を聴いてると進みますね。晩酌は、毎日はしないですけどいいストレス発散になりますよ。クラブで飲むのとは、違う楽しみですよね。クラブで飲むのも楽しいけど、気を付けないと痛い思いをしてきましたからね。でもそれでも直らないっていう(笑)。それがクラブの楽しさなのかな。 飲む派ですね。一定のラインは超えないようにしているけど。自分の場合は、少し飲んでおいたほうが、手が先に動くようになるんですよ。考えないで体でプレイしてくれる。しらふだと考えちゃって体が反応してこないんで。 Native InstrumentsのTRAKTORを使用しています。音もいいですし。PioneerのミキサーDJM900が出てから、USB1本でセッティングできるようになって助かってますね。 買ってます。ネタとかライブラリーものとか。 ネットですね。多くの楽曲がBeatportで買えるじゃないですか?だから変なブート版を探してますね。やっぱり誰も持っていないものが欲しいっていうのがDJの欲求じゃないですか。 RIP SLYMEに関してもポップスとかどうとかっていうようりも、自然体でやってきたことだからなー。ただ、ポップスの世界で行われる、音楽と関係ない売り出し方をされているのを見ると寂しくなりますね。自分とは全く違うとこで生きてるからしょうがないんだろうけど。 やっぱり、夜中から朝までパーティーをやるっていうのが本来のクラブだし、自分もそこで育ってきているから、そういう営業形態が理想だったりするんですけど、風営法がクローズアップされている現状を考えると、早くやって早く終わるっていうのもありなのかなと。プラスに考えたら子どもも呼べるイベントができるしわけだし、クラブっていう雰囲気を味あわせてあげることは夜の9時だってできるわけだし。中学生や高校生にみんなで踊ったら楽しいっていうのを見せてあげたいし、分からせてあげたいっていうのはありますね。 ないですね(笑)。でもSUさんがかなりDJしてますよね。急にDJみたいになっちゃった(笑)。SUさんもオムツ買わなきゃいけないからな~。オムツのためにテクノをかける! いっぱいいますね。クラベリアの場合、トラックメーカーがいいですよね。。。トラックメーカー、若いやつ。。。Grimes!今すごい注目されていますが、曲も作れて若くてビジュアルもいい。あとSBTRKTも好きですね。 DIPLOが大好きなんです。2年前に『IN THE MIX』を出した時には、頼んで作ってあったんですよ。 それで、どのタイミングで出そうかって見計らってて、ようやく今回リリースできたんですよ。 まだないですけど、新しいアイデアはループしたりしてますよ。こんなの入れればよかったなって。 壮大ですねー。そうですね、家族に迷惑をかけない人間になっていきたいですね。それで、娘が義務教育を出るくらいまではがんばると!