INTERVIEWS

Robert de Boron

- ギターを弾くのが楽しくて時間を忘れて、気がつけば深夜になっていることもありました。-
 
- ファン待望の新作『Shine A Light』リリースおめでとうございます。さっそくですが、本作のテーマを教えてください。

ありがとうございます。『暗いところに、光・希望を当てる』というテーマのもと、シリーズ最初の曲を作りました。当初、このシリーズは続いても3作くらいだろうと考えていましたが、2作目を発表した後にとても悲しい出来事があり、深い悲しみから生まれた優しさや願いがシリーズの根幹となったことで、その後新たな曲が生まれていきました。
 
- Robert de Boronの中の新たな感情の芽から生まれたアルバムなのですね。本作は、Robert de Boronのフォースアルバムという位置づけで捉えていいですか?

僕のフォースアルバムというよりも『Shine A Light』というテーマを元に作った3.5枚目のアルバムという感じです。そのため、変化や進化を求めて、実験的に取り組んだ部分もあります。
 
- 今回、全曲AWAとの共同制作ということですが、AWAと一緒に制作しようと思ったきっかけを教えてください。

Nesian Mystikの曲を聴いた時に、フロントマンAWAの暖かい声がとても気に入って連絡したのがきっかけです。実際に会って彼の歌声を聴いた時、優しくてソウルフル、そしてナチュラルで、頭の中で想像していた声が目の前に現れてとても感動しました。5年前に声をかけたことがきっかけで、この作品の完成にまで至ったことは大変幸せです。
 
- 実際、AWAとの共同制作はどうでしたか?

AWAの歌声から発せられる暖かさが人柄そのもので、レコーディングの相性はとてもよかったです。僕からAWAへ曲のテーマを伝えて、AWAがリリックを書き下ろす。お互いのテーマや曲への解釈もばっちりでした。レコーディングの最中には、気持ちが共鳴して心がぐっと熱くなり涙が出そうになったこともあります。AWAの来日に合わせてタイトなスケジュールを組んでいたため体力的にもつらかったと思いますが、10時間に及ぶレコーディングの後もホテルに戻りリリックを修正するなど、AWAのポジティブでストイックな性格に救われました。
 
- 2曲目の「Let Go feat. Imani」や6曲目の「Hapani Girl」など、ギターを前面に押し出した楽曲がみられます。Facebookやinstagram、Twitterでも、よくギターを弾いている写真を見かけますが、これまでの制作との変化があったのでしょうか?

これまではピアノでメロディを作成してビートを組んで曲を構築していましたが、今回のアルバムでは最初にギターで基礎を作った曲が多いです。ここ1年ほどは、ギターを持って公園や海など開放的な場所で曲作りをしていました。ギターを弾くのが楽しくて時間を忘れて、気がつけば深夜になっていることもありました。おまわりさんに声をかけられたこともありました。愛用のギターは最新のアー写に一緒に写っているほど、とても気に入っています。
 
- どんなギターをご使用になっていますか?

本作では、「Let Go feat. Imani」でGibson Montana Gold J-200。「Hapani Girl」でGibson Montana Gold J-200 gibson j-45を使っています。今回はクラシックギターを使ってみたり、「Proud To Be feat. Maitreya」ではじめてウクレレを収録したりしました。
 
- リード曲である「It’s Never Too Late」の哀愁あるトラックに緻密なビート、ドラマドラマティックな展開は、Robert de Bornの代名詞とも呼べるトラックだと思いました。この曲がリード曲になった経緯や、この曲のテーマを教えてください。

トラックができたところで、いい曲ができるという感覚はありました。AWAのリリックと声が吹き込まれた時、すぐにリード曲に決まりました。この曲では、『忘れられない心』を歌っています。離れてしまった君が今何をしているのかと考えながら、僕は今を精一杯生きるという前向きな決意がテーマとなっています。
 
-「Hapani Girl」はビートが無く、一部日本語の歌詞が入ったりと、新しい試みのある曲だと思いました。

この曲はビートレス。ビートがあるか、ないかが大事なことではないと思ったんです。ならば、あえて抜いてみようと。楽器は、シェイカー、タンバリンと、鈴、クラップ、アコギ、エレキギターとすべて生音で、新しい『Shine A Light』の可能性を意識して作りました。
 
日本でAWAと一緒に作った曲です。カフェでお互いの生活や人生や恋愛観を話しながら、ギターを抱えて鼻歌で曲を完成させました。まるで魔法にかかったように一瞬の閃きで生まれた曲なんです。"Hapani"は、マオリ語で"日本人"という意味。AWAは、この曲がベストトラックだと言っています。 - それでは今回のベストShine A Light賞は?

「Hapani Girl」。(笑)うーん。悩みますね。
 
- AWA以外のフィーチャリングについてもお聞かせください。

Oldwumは、元Nesian Mystikで、AWAととても仲が良いようです。今回AWAから薦められて参加してもらいました。AWAとの相性は抜群でした。Oldwumは太い声をしていて僕のビートとも相性が良かったです。
 
- すでにリリース済みの楽曲も今回収録されていますね。

テイクは変わりませんが、ピアノの重ねやミックスのバランスを変えた曲もあります。是非、違いを聴いて楽しんでください。
 
- 今回も美しいジャケットデザインで、作品のテーマになっているように思います。本作にはどのような想いが込められていますか?

『もし相手が太陽だとしても君と2人なら立ち向かって行けるよ。そうだろ?』という意味が込められています。過去の作品もその時の想いを込めて作っています。ファーストアルバム『Diaspora』が混沌。セカンドアルバム『Mellow Candle』は祈り。サードアルバム『ON THE RAINBOW』は喜びと回帰。そして本作『Shine a Light』は、決意をテーマとしています。
 
- 最後にクラベリアの読者に、一言お願いします。

海が見えるカフェでのインタビューは初めてで、とても落ち着いて話をすることができました。本当にありがとうございました。今回は『Shine A Light』の集大成として1枚のアルバムにまとめましたが、とても思い入れがあるシリーズで、永遠に続けていけたらいいなと思います。このアルバムを聴いて、優しい気持ちや暖かい気持ちになってくれたら、うれしいです。すばらしいインタビューをありがとうございました。
 
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