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グッドプロデューサーになるための5つのヒント – Ekkohaus

 
- オリジナルなアイディアからスタート
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やる気があれば大丈夫。強力な出発点から作業を始めることで、スムーズに事が進み、意識的・潜在意識的なレベルでネクストステップへ導いてくれます。それは、イメージや言葉であったり、映画、詩、歌、思い出など、もしくは直感だったりします。プロジェクトに取り組んでいる間、あなたのイメージをどこか目に見える場所に置くことによって、創意に集中することができます。
   
- 機材選びは慎重に -

現代のプロデューサーの多くが抱える問題は、音楽制作およびコンピューターでの音楽制作において、無限の可能性に飲み込まれて自分を見失う事です。
あなた作業効率を上げてくれて、自分のサウンドを明確にしてくれる機材を自分の知識と経験から選んでください。
ハードウェアの選択、それは好きな音をタイムレスに奏でられる、音のパレットのようなものなのです。

   
- サンプルを理解する。-


私たちは音楽も含め、過剰な情報化社会の中で暮らしています。ほぼ全てのものは、既に誰かが行ったアイディアだったりします、独創性は最近まれな産物なのです。
したがって、多くのプロデューサーがサンプリングを利用して音を再構築しています。
この技術をマスターする方法は山ほどがありますが、私の助言は謙虚な助言です。
サンプリングを上手くマスターしたいのなら、まずサンプルを愛して、そして理解を深めなさい。その一音一音には歴史があるのです。それは年をとった歌手ですか?ブラジルのフォーク・ミュージックの一音ですか?その歴史を知ることによって、己のサンプルを知ってください。可能な限りオリジナルのソースに向き合ってみてください。多くの優れたサンプルは、繰り返しレコーディングされてきました、あなたが使おうとしているサンプリングは使い古されたサンプルな可能性もあります。
サンプルに関する情報を収集する事によって、その国の文化、アーティストのドラマなど、曲の背景にあるストーリを汲み取ってください。サンプルは語りかけています。

   
- 努力しろ -


女優からライター、サーカスでパフォーマンスする人から科学者まで、全ての人からの共通するアドバイスとして言えるのは、飽くなき努力と、無限に近い時間を準備に費やす事なく、成功した人はいない。何かをマスターするには、近道はなくて、努力することが大切だ。才能も大事かもしれないが、それだけでは十分ではない。日々の生活やプライベートと上手くバランスを保ちながら、勉強して、テクニカルなスキルを磨かなければ、評価されるようなレベルに到達するのは難しい。この長い道中では、時折悪魔の誘惑があり、いろいろな落とし穴もあり、競争社会で疲弊することもあるし、低い自尊心では耐えられないかもしれないが、大変な時期を経て楽曲制作のスキルも成熟していくのです。自分に制限を設けないで、寒くて長い夜もハードワークすることで、道は開けるでしょう。

   
- 誰かに期待しないで自分でやる -


これは初めから自分のモットーだったと思います。現代のアーティストのプロファイルは多様になってきています。
よい音楽家で、プロデューサー、編曲者、レコーディングエンジニア、ハイレベルの耐久力を持った演奏者、および絶えず様々なソーシャルメディアを駆使して活動する必要があります。
巨額の資本を誇るPRエージェンシー/マネージメントチームの後ろ盾でもない限り、誰もあなたより、あなたのことを上手く伝えることはできないと思いますし、その為にハードワークする必要があります。とても困難に聞こえると思いますが、会社で誰かの為に働くように、そうしろという意味ではありません。フォーカスは常に技術による、音楽および創造性でなければなりません。人は楽しみや情熱のない犠牲者になってはいけないのです。音楽はつねにその役割を果たしてきました、そしてこの先も音楽はそうあるべきなのです。