INTERVIEWS

BTB

- 思春期にECDさんの『ホームシック』収録の「バイブレーション」で無意識的に刷り込まれていたりもあったり。霊力とハートのバイブス高め、ちょっと意地悪なホントいい曲です。- 
 
- 今回はカヴァーアルバムとなっていますが、本作を作ることになった経緯を教えてください。

LUVRAW & BTBの2ndアルバム『HOTEL PACIFICA』のリリースからも約3年経って、アウトプット欲が高まっていました。昨年末に某コンピ用に「バイブレイション」のカバーを作った(結果的にボツったのですが。笑)のと、昨年12月に江ノ島オッパーラで毎年やっているPPP(BTBが所属するPan Pacific Playaの通称)のパーティ「A.D.U.L.T.」のお歳暮でサンクラ告知用に「史上最悪の夜」のカバーを作ったので、その時点で漠然とですがまとめようと思っていました。
 
- 曲のセレクトがディスコあり、ヒップホップあり、歌謡曲ありと面白かったのですが、どういった意図でこのような楽曲群となったのでしょうか?タイトル通り自身の音楽経験からのアウトプットなのでしょうか?

もちろん自分の好きな曲っていうのは大前提なんですが、自分は普段DJをするわけじゃないので、共有する為のアウトプットとして、ミックスCDとリエディットとオリジナルの中間みたいなモノにしようと思っていました。それと、ソロを始めましたってことでサブタイトルの"俺とお前篇"の通り自分1人で作れて成立する曲、それと今まで関わってきた人たちと自分の宇宙とか環境がストーリー的にもジャストフィットしそうな曲、あとは1枚目ということもあって特にジャンルで括らずにいい塩梅になるようにっていう基準で選曲して、もっと外にも届くようになんてことを考えてまとめました。
 
- カヴァー作品を作るのは、難しそうなイメージです がいかがでしょうか?どうしても原曲と比べられたりするとものだと思うからです。ただBTBさんの作風は、トークボックスを使用されているので、原曲とは別バージョンとも捉えられるのかなと思いましたがごいかがでしょうか?

確かに曲ごとに着地点を定めるまでが大変でした。とはいえ、モデルチェンジする遊び感覚もあったり。あとはやっぱりトークボックスの良さというか隙間産業的な強みもあるんじゃないかと思います。
 
- 私がもっとも好きなカヴァーは、笠井紀美子「バイブレイション」でした。この作品で原曲を初めて知ったというのも理由の1つですし、本バージョンで踊りたいなと思ったからです。本曲に関して何かエピソードがあれば教えてください。

ありがとうございます。若い世代が聞くであろう某コンピ用に、世代関係なく聞けるものをと思って和ものレゲエバージョンとして作ったんですがガラっとバージョンをかえてヌケのいいものに作り直しました。この曲を制作するタイミングで、本作のディレクターが手掛けたgrooveman spot氏(菱沼彩子氏ジャケ)のtabu音源を使ったミックスCD「Historical Taboo」を頂いて聴いていて、CD全体から漂う熱量具合含めて響いたのも大きかったです。ウルトラ・ヴァイヴのヴァイヴにも掛かっていてダブルミーニングだったり。笑
ちなみに、原曲は自分も人から教えてもらって好きになったんですが、思春期にECDさんの『ホームシック』収録の「バイブレーション」で無意識的に刷り込まれていたりもあったり。霊力とハートのバイブス高め、ちょっと意地悪なホントいい曲です。
  
- PPPがトークボックスを欲っしていたのと、当時RAW LIFEに出たかったというDESIREみたいなものも強かったんじゃないかと思います。-
 
- BTBさんの作風で、こういったカヴァーアルバムがリリースされるのは、ファンもDJもかなり楽しみにしていたと思うのですが何かフィードバックはありましたか?

発売前なので直接的には今のところはまだあまりないです。制作過程でのフィードバックとしては、何となくこんなの期待されているんじゃないかな?っていうのと自分の好みとのバランスを取るのは楽しかったです。あとは単純に身近な人間に励まされたりしたおかげで挫けずに出来ました。笑
 
- BTBさんの作品は、メロウ & スウィートとでも言える共通項がありますが、どういった音楽観をもたれていますか?自身の経験などもあれば、それを踏まえて教えてください。

変な話、真夏で言えば真っ昼間の殺人的な太陽を歪んで、それを通り越した後の涼しくなった夕暮れにご褒美的に感じるメロウにグっとくるんじゃないかと。あっついし歪みたくないんですが。。それと直接下半身にくる音楽も好きだったり。あとは何というか足りてない人間の心意気みたいなものにグッとくる気がします。今回の制作期間中に、親父の兄が実は最終的に遺産相続うんぬんでモメて絶縁状態にあるというのと、母親に異母兄弟がいるというのを急にこの歳になって同時にカミングアウトされたんですが、もしかしたらそういう環境だったのも関係するのかも?しれないです。とりあえずこの話を聞いた時自分がなんでPPP所属なのかを再確認しました。笑
 
- 自身の音楽でリスナーをどういう気持ちにさせたいなどはあったりしますか?

クラブでちょうどこのアルバムの曲がかかってる時に、高まってカップル成立しちゃいましたとかあるとすごく最高です。
 
- カヴァー作品を作るのはお好きですか?またカヴァー作品の魅力というのは?また、本作品は、シリーズ化されるという噂もありますがいかがでしょうか?

原曲を聞いてこれのトークボックスバージョンがあったら..とか想像したり、曲の着地点が見えた段階での曲作りはたぶんドーパミンがドバドバ出てると思うので好きです。次はフィーチャリングなど-客演篇-的なものをシリーズでやれたらなとか考えてます。
 
- 話は遡りまして、もともとどのようにLUVRAW & BTBがスタートしたのでしょうか?またトークボックスを使用した経緯を教えてください。

PPP のコンピ1枚目が出る(2007年)ちょっと前に、以前やっていたラップグループの「レッキンクルー」が解散してプラプラしていたのもあってトークボックスを始めたんですが、その時トークボックスを始めたのがLUVRAWとも同じタイミングぐらいで。で、周りで面白がってくれてライブのブッキングがきだしたのが始まりです。PPPがトークボックスを欲っしていたのと、当時RAW LIFEに出たかったというDESIREみたいなものも強かったんじゃないかと思います。LUVRAW & BTBで出演させてもらった全てのグッドバイブスのパーティに感謝です。
 
- 今後の活動予定を教えてください。

次回作は客演篇的なものをやりたいと思ってます。例えば咽び泣ギターが入ってるようなソウルのカヴァーだったり、ラッパーをフィーチャリングしたりなどなど。あとここからは、自分でコントロール出来ることと出来ないことがあると思うのでどう転がるかというところで、まずはこのアルバムを聞いてもらう活動をしたいと思います。笑
 
- Release Information -

アーティスト:BTB
タイトル:Back To Basic ~俺とお前篇~
レーベル:ULTRA-VYBE, INC. / PAN PACIFIC PLAYA
価格:¥1,800-
発売日:8月20日

HMV
Amazon
iTunes
 
PREV
ERIMAJ
ERIMAJ
NEXT
Tomo Hirata
Tomo Hirata