INTERVIEWS

LASTorder

 
- 声の素材をあちこちから持ってきて、それを繋げて歌みたいにしてみたり。-

 
 
- 最初に音楽を作り始めたのはいつですか?


1番最初に音楽を始めたのは、4歳のころです。ピアノを始めたんです。パソコンで音楽を作るようになったのは、高校2年生ぐらいの時です。家にお父さんが昔バンドで使っていた古いシンセがあって、それで多重録音して遊んでみたらハマって。もっと便利にできる方法はないかなと思って、バイトしてDAWを買ってDTMを始めました。

  - 作り始めた当初は、どういったアーティストに影響を受けたんですか?

Prefuse 73がすごく好きだったので、カットアップとかしてみたり、真似事みたいなことをしていました。

  - 去年ファーストアルバムとフリーアルバムを発表し、今年セカンドアルバム『Allure』を出したわけですが、とても多作ですね。制作のペースは早いほうだと思いますか?

そうですね。なるべく何日もかけないように意識はしています。最初にアイディアとか、軸となるものをその日のうちにパッと作っておいて、まぁそのまま放置しちゃうのもあるんですけど、それを後で音で補って仕上げてくので、実質かかっている時間はあんまり多くないですね。
 


  - LASTorderさんの曲は音数が多いじゃないですか?どういうときに「この曲は完成だな」って解るものですか?

それは自分でもすごく難しいとこです。出来上がっても後で聴いてみたら足したいなとか、引きたいなって思うことがあるので、どこで終わらすかっていう線引きは未だに難しいです。

  - 最新のアルバム『Allure』を制作していたときに、念頭に置いていたテーマやコンセプトはありましたか?

はい。曲の雰囲気よりも、メロディー感を意識して作りました。ビートとか、音響とかよりも。

  - ファーストアルバムをリリースした時と比べて、自分ではどのように成長したと感じていますか?

ファーストの時は自分のアイディアとか、音を作って、いろいろと試してみようっていう、漠然としたノリで作ったものだったんですけど、セカンドでは「こういう曲を作ろう」っていうのに向かって作り始めたりしたんで、計画性が備わってきたんじゃないですかね?あえて言うならば。

  - 曲が当初の予定とは違うものに仕上がることもありますか?

そうですね。メロディーとかコードは大体考えていたままなんですけど、段々音を足していくなかで、展開が変わったりとか、構成を変えたりとかは良くあります。

  - 制作には何を使っていますか?

メインはAbleton Live 8で、ソフトシンセを使ってます。あと昔、アコギとかオルゴールとかを自分で録音したものを溜めているファイルがあるんで、それをよく素材にしたりしてます。サンプリングもよくします。声の素材をあちこちから持ってきて、それを繋げて歌みたいにしてみたり。

   
- 普通に見る側のつもりで行ったら、Shing02さんに「ライブでやるからそのとき出てきて」って言われて。-

  - ライブで心がけていることはありますか?

以前は普通に演奏するように、1曲1曲かけていく感じだったんですけど、最近はちょっと流れを意識してます。DJではないんで別にいいかなって思ってたんですけど、最近はやっぱり1曲1曲よりも全体を気にするようになりました。原曲とまったく同じ、というのはあまりやらないようにしてます。基本的にキーボードを使って、あとはサンプラーとかMIDIコンを使ってやってます。

  - 2010年のShing02の「Luv (sic) part 3」のリミックスや、Marcus D feat. Shing02の「Parallel Universe」のリミックスなどで、LASTorderさんのことを知った人達も多かったと思うんですが、Shing02さんとはどういうきっかけで知り合ったんですか?

高校2年生ぐらいの時のことなんですけど、Shing02さんはホームページで自分のアカペラを配布してるんですよ。皆それをダウンロードして勝手にリミックスとかを作ったりしてYouTubeに上げていたんで、僕もやってみてYouTubeに上げてみたんです。「Luv (sic) part 3」だったんですけど、そしたら本人からYouTubeでメッセージが来て、聴いてくれたみたいで。それで、「今新曲やってるんだけどそのリミックスをやってくれない?」って言われてできたのが「Parallel Universe」です。それから、今度ライブやるから来てよって言われてLIQUIDROOMに行ったら、DTM初めて間もないし、機材も詳しく無いのに、無理矢理1曲分ステージに立たされて。(笑)普通に見る側のつもりで行ったら、Shing02さんに「ライブでやるからそのとき出てきて」って言われて。思い出深いですね。


  - 10月19日(日)に開催されるEMAF TOKYO DAY 2での出演が決まった時は、どういうお気持ちでしたか?

「まさか自分が出る側になるとは」って言う感じでしたね。(笑)ありがたいですね。海外のアーティストが多く来るんで、いろいろ見てみたい人がいますし、アプローチできたらなって思ってます。Matthewdavidがすごい好きなんで嬉しいです。

  - 他に見るのが楽しみなアーティストはいますか?

1週間前にリリースパーティーをやったんですけど、共演したN.O.R.K.っていう2人組も一緒に出るのが感慨深いですし、TPSOUNDさんも2回ぐらい見たことがあるんですけど、硬い音を出す人でかっこ良かったですね。あと食品まつりさんも京都でご一緒したし、Pianaさんはアルバムで歌ってもらってますので、見たいひとがいっぱいです。

  - DAY 1のほうに出演するsubmerseさんも今回インタビューしています。彼とはイベントで何回か共演していますよね?submerseさんの音楽にはどういう印象を持っていますか?

LASTorder:去年のmetomeさんのリリースパーティーで一緒になったんです。ついこの前、京都でライブした時も共演しました。submerseさんの音楽は、自分じゃできない音像というか、音の重なりがすごく綺麗だと思いますね。ビートとウワモノの重なり方がカッコ良いです。
 

- EMAFでのライブはどういったセットにしようと考えていますか?

セカンドの雰囲気がわりとしっとりだったので、その香りも残しつつ、もうちょっと前のめりになるような、攻めたセットにできたらなと思ってます。

  - 今後目指していることなどあったら教えてください。

今回アルバムに3曲、ヴォーカリストにお願いして歌ってもらった曲があるんですけど、今後はもっと歌モノをやりたいですね。Pianaさんとかすごく好きな方に参加してもらって、尊敬している方々とやるのもすごく良いんですけど、もっとコンスタントに歌で参加してくれるシンガーかユニットみたいな感じで常に横にいるのもありかなって考えてます。

 


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