- 一緒に働いているプログラマーやデザイナーと共に、ライヴセットの一部に映像を織り込んだショーケースもやろうと思ってるよ。-
- まず初めに自己紹介をお願いします。来日は初めてですか?
アムステルダム出身で、ハウスやディスコが死ぬほど好き。どこに行ってもレコードをかけまくる。それが俺たちDetroit Swindleだ。日本に行くのは初めてだね。
- Detroit Swindle結成のキッカケを教えて欲しいのですが、どのようにして2人は一緒に活動することになったのでしょうか?
2人とも同じ地元のクラブでイベントをやってたんだ。それが最初の出会いかな?相棒のLarsは既に違うジャンルでDJやパーティーをやっていて、後から俺もレコードを買って、ハウスをかけるようになったんだ。仕事の合間に2人で音楽のことを話していくうちに、俺らの趣味がかなり一致してることに気づいたんだよね。それと同じタイミングで2人の中でこういう感じの曲が作りたいねってアイデアが固まって、急いでスタジオに入って毎週のように制作したんだ。Larsはその間DJのスケジュールを休んでいたし、俺自身も勤めてた広告代理店を辞めた。そうしてDetroit Swindleはできあがったわけさ。
- Detroit Swindleの名前の由来はどこから来たのでしょうか?
俺たちは揃ってモータウン(自動車産業で知られるデトロイトの通称、Motor town略)のファンク、ソウル、ディスコを聴いて育ったから、それがそのまま名前になってるんだ。俺らにとってデトロイトの音楽にはものすごく影響を受けているし、90年代のヒップホップが2人にとって制作の最初のインスピレーションになっている。だから単純に名前にDetroitって入れたくて、その後に、俺たちはデトロイトから来たわけじゃないよってことで、Swinlde=インチキ、イカサマって意味を付け足したんだよ。
- デビューから本当に短い期間で成功を収めたと思います。遠く離れた日本ではあなたたちの活動をよく知ることができなかったのですが、一体この短期間でどのようなことが起こったのですか?
正直自分でもすごい話だと思うんだけど、最初の1年は特に早く感じた。最初に出した4枚のEPでもの凄くいいフィードバックをもらったんだ。ヨーロッパで力のある〈Dirt Crew〉や〈Freerange〉、〈Tuba〉のようなレーベルともすぐに働くことができたしね。そして最初のリリースから6ヶ月後に、ベルリンの”Panorama Bar”でライヴセットを披露して、そこからはあっという間の出来事さ。ヨーロッパをぐるっと回ったり、最初のUSツアーをして、それからトントン拍子で僕らのレーベル〈Heist〉と、自分たちのパーティー「The Great Escape」を始めることができた。今僕らの活動は4年目を迎えたけど、まだまだたくさんのリリースが控えているし、自分たちの活動に自信を持って毎日楽しくやってるよ。
- 制作の時に何か特別なアイデアはありますか?もし秘密でなければスタジオの機材なども教えていただけますか?
俺らの音楽に特に秘密なんてないし、何か特別なやり方があるわけでもないんだよ。時にはある1つのサンプルがアイデアの入り口になってくれることもあるし、逆に何も考えずただスタジオで作ってみるといいのができるってこともある。基本的には以下の機材を駆使して制作しているんだけど(Fender Rhodes 73, Crumar Performer, Moog Voyager, Roland TR-8, System 1, Tb-3, Crumar Stratus)2人で制作している分には何でも起こりうるからね。
- それではアムステルダムの音楽事情、クラブシーンについて教えてください。「ADE」の影響で非常に大きなシーンが出来上がっていると思いますが、、、?
アムステルダムは本当にクールなシーンがあって、ナイトクラブもたくさんあるんだ。火曜日から日曜日までほぼ毎日気軽に遊びに行けるし、どの夜もいい体験ができると思う。俺らにとってはそのシーンのおかげで居心地よく住めるし、音楽を志しているアーティストや音楽に開かれた人がたくさん住んでるのもいいよね。「ADE」のある週は本当にクレイジーなひと時だけど、それが無かったとしてもたくさんの人がクラブやいろんな場所で音楽と共に良い時間を過ごすことを望んでるんだ。
- 2人ともほぼ世界中の街を旅したと思いますが、今までで経験した最高と最低のギグを教えてもらえますか?
最高にいい思い出だったのは、南アフリカのヨハネスブルグでルーフトップのパーティーに出た時かな?広い屋上に多分1,000人くらいに人が集まっていて、誰もが狂ったように踊ってたんだ。何がって、俺たちが地元のオランダでは絶対に体験できないような内容だった。もちろん地元のパーティーも最高だけど、あの時はお客さんのエネルギーが比べ物にならないくらいだったからね。最悪なパーティーは、、、そうだな。それがどこかは言えないけど、DJしてたら急に音を止められたことかな?クラブはガラガラだったし、始まって1時間もしないうちに音が止まって、何かと思ったらオーナーがやってきて、俺たちが全然コマーシャルな音楽をかけてくれないって言い出したんだよ!
- 2015年はどのようなプロジェクトが待っていますか?2月後半には自身のレーベルから新しいEPをリリースすることも聞きました。
話せる事で言えば、〈Freerange〉への新しいEPの制作が終わったところだ。夏前にはリリースされると思うよ。それからちょっとしたイタズラ心で古いディスコのエディットをリリースしようと思ってる。全く別のレーベルにするっていうアイデアもあるんだ。それから一緒に働いているプログラマーやデザイナーと共に、ライヴセットの一部に映像を織り込んだショーケースもやろうと思ってるよ。2015年もいろんなことにチャレンジするから本当に待ち遠しいね!
- 今あなたたちの頭の中にあるオススメの曲を3曲教えてください。
古いものだと、、、
「Underground Resistance」 – Hardlife (Aaron Carl remix)
今いい感じなのは、、、
「Saine」 – Ground Loop (Fouk Remix)
長い間ずっと頭の中にあるのは、、、
「Jack J」 – Looking forward to you
「Underground Resistance」 – Hardlife (Aaron Carl remix)
今いい感じなのは、、、
「Saine」 – Ground Loop (Fouk Remix)
長い間ずっと頭の中にあるのは、、、
「Jack J」 – Looking forward to you
- 今注目しているオススメのアーティスト、DJはいますか?
もちろん!いつでもいるさ!!Max Graef、Damiano von Erckert、Fouk、Frits Wentink、Patchworks、Soul of Hex、Assuiduous、Andy Hart。まだまだたくさんいるけど、みんなマジで強烈でヤバイよ。
- 日本からもすでに熱烈なファンや、アツいフィードバックがあります。日本の音楽シーンに対して何かイメージはありますか?
それは興味深いね、、、俺らが友達から聞いたのはRick Wadeみたいな、本人も日本がすごく好きな奴が日本のシーンにコミットしたり、影響を与えているってことだね。俺たちももちろん日本の大ファンだから、日本で素晴らしい時間を過ごせるのは間違いないと思ってる。
- DJ以外の時間で日本で何か予定は立てていますか?
もちろん!今回は数日間滞在できるチャンスがあるから、とにかく寿司を食いきれないくらいまで食べたい!それからローランドに招かれてて、彼らのスタジオに行くのが本当に待ちきれないんだ!それから普通に観光してたら行けないようなところも時間があったら掘りたいね。
- 最後に、日本の皆さんにメッセージをお願いします。
俺らのパーティーに遊びに来て一緒に日本酒を飲もう!絶対後悔させないよ!!!
- Event Information -
タイトル:EUREKA! with Detroit Swindle
開催日:3月6日(金)
会場:代官山・AIR
時間:22時
出演:[MAIN] Detroit Swindle (Heist Recordings | from Amsterdam)、sauce81 (N'gaho Ta'quia | 77 Karat Gold)、Kenji Endo (Unite Music)、Midori Aoyama、sio
[LOUNGE] Shuya Okino(KYOTO JAZZ MASSIVE)、Tomoya Watanabe (Brightness)、Kazizi (GREYHOUND)、DJ Emerald (13complex | Synthesmic)、Tatsuoki (Broad | Crept)
[NoMad: sheep] PIECE、UENO、Lisandwich、J Squared、The Virgin Nipples
料金:前売り¥1500、当日¥3000、WF¥2500、AIR members ¥2000、Under 23 ¥2000、Before 11:30PM ¥2000
■clubberia event page
タイトル:EUREKA! with Detroit Swindle
開催日:3月6日(金)
会場:代官山・AIR
時間:22時
出演:[MAIN] Detroit Swindle (Heist Recordings | from Amsterdam)、sauce81 (N'gaho Ta'quia | 77 Karat Gold)、Kenji Endo (Unite Music)、Midori Aoyama、sio
[LOUNGE] Shuya Okino(KYOTO JAZZ MASSIVE)、Tomoya Watanabe (Brightness)、Kazizi (GREYHOUND)、DJ Emerald (13complex | Synthesmic)、Tatsuoki (Broad | Crept)
[NoMad: sheep] PIECE、UENO、Lisandwich、J Squared、The Virgin Nipples
料金:前売り¥1500、当日¥3000、WF¥2500、AIR members ¥2000、Under 23 ¥2000、Before 11:30PM ¥2000
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