INTERVIEWS

KO KIMURA

最近はレーベルのコンピレーション「FUTIC RECORDINGS COMPILATION 01」を出して、プログレッシブハウス系のやつなんですが、それをヨーロッパ、アメリカの人たちにリミックスしていただいて、その辺が調子よくて海外でもウケがよくてよかったかなって。プロモーションツアーをやったりしてますね。 えっと、おもしろかったのは2月にツアーで行ったベラルーシ共和国っていう、ロシアとポーランドの間の国に行ってきて、4か所ぐらいでやってきたんですけど。何かものすごい田舎なんですけど、元共産圏だからものすごい遊びたがってて。1000人ぐらい普通に入って、みんな朝までずっと踊ってるんで。ひさびさにアンダーグラウンドなこともできつつガンガン盛り上がっていいなぁと。 ヨーロッパの方はけっこう多いですね。とくに東ヨーロッパの方は最近開放的になってきたらしくて。テクノとかトランスより、ハウスっぽいのが強いみたいで。その辺はわりと自分向きなところがあるんじゃないですかね。その辺がおもしろかったですね。 ロシア系の人たちって情熱的っていうか。スペインとは違う「情熱的」なんですけど、哀愁メロディのロシア民謡がルーツなんじゃないかなと思いつつ、そういうユーロビートみたいな、ハウスちっくな、イタロハウスっぽいのはロシア語ですっごいいっぱいラジオでかかってるんですよね。その辺で、わりと身近でありつつ、ちょっとかっこいいヨーロッパのほうにみんな傾いてるんじゃないですかね?
なんか今ロシアもアツいみたいですよ、モスクワとかあの辺は。金持ちはすごい金持ちだから。先月中国に行ってきたんですけど、上海もなかなか。お金持ちはお金持ちでランボルギーニの「ムルシエラゴ」とか普通に走ってると思えば、自転車で来てる人もいて、みたいな。その辺の差がすごいですけどね。 上海はまあまあおもしろいですね。お金持ちがすごいいっぱいいてナイトクラブ作りたいっていう人が山ほどいるから。3ヶ月に1回ぐらい100~200坪の店がどんどんできてて。人が入ってきて売れてきたら違うの作ったりするとか、そういう人がいっぱいいて。街はすごい活気ありますけどね。まあ音楽シーンはちょっとがんばってほしいなと思いますけどね。
やっぱり僕たちがやっている西洋音楽って、現地に住んでる人よりむこうに住んでる西洋が好きな人とか、むこうに住んでるヨーロッパ人とかが好きみたいで、そういう人ばっかりくるんですけど。その辺がおもしろいですね。 東京は来週の金曜日ですね、「KOOL」ってイベントをSPACE LAB YELLOWでやってるんですけど、それでRANDALL JONESっていうDJがゲスト出演します。その人は「TIGERHOOK CORP」っていうユニット名でやってるんですけど、レーベルでいうと「Bedrock Records」とか「SAW RECORDINGS」とかけっこうその辺からヒット曲出してるんですよ。去年ヒューストンに仕事で行ったときに、彼に久々に会って「今度日本おいでよ」って言ったら「来る来る」って言うんで。僕のレーベル「FUTIC RECORDINGS」でリミックスもやってもらったし、時期的にちょうどいいんじゃないかっていうことで。
その1ヶ月後なんですけど、5月25日の「KOOL」では「ZOOK」っていうシンガポールにある、世界的に有名なDJが回すでっかいハコがあって、そこのレジデントDJをやっているALDRINていうやつがいるんですけど、「RENAISSANCE」からもレコードを出しているけっこう有名なDJが来ます。日本ではあんまり知られてないかもしれないんですけど、ヨーロッパの方ではけっこう有名ですね。で、僕とその人と、あとアジア6都市のDJとでCDを出す企画があって、第1弾がシンガポールから「ZOOK」ってことで。で、第2弾か第3弾ぐらいで僕がイエローから出すっていう感じになってて。それが「KO KIMURA@YELLOW」みたいな感じなんですけど。それでアジア圏、ヨーロッパ圏でミックスCDを売る計画になってまして。で、第1弾でALDRINが来て、その次に僕がアジアをぐるぐる回る感じで。そのアジア6都市CDのイベント第1弾でやる感じですね。 ヨーロッパ人のよくわかんない人たち…、よくわかんないじゃダメですね(笑)。その人たちが、ヨーロッパとは違うアジアのシーンっておもしろいっていうんで。結局日本はまだアメリカの影響を受けてることが多いですけど、あっちのアジアの方は、昔はヨーロッパの植民地だったのでヨーロッパとあんまり変わんない状況でパーティーシーンがあったりするので。むこうの人たちって普通に英語話せたりするし、だからPaul Van Dyk級の人は日本飛ばしてアジア全部行くみたいな。タイ行って、シンガポール行って、クアラルンプール行って、みたいな感じでやってるんですけど、日本はけっこう飛ばすみたいなのがけっこう多くて。あんまりヨーロッパと変わらないようないいシーンがあったりするので、そういうところで「おもしろいからやらないか?」って言われて「やります」って始まった感じですね。 うんうん。日本はすごいいいクラブシーンがあったりするんですけど、コアだけど狭いですね。すごいみんな音楽が好きで音楽に対してまじめにDJ聴いてくれるんですけど、けどすぐに1万人集まるイベントができるかっていったらできないんですよね。こないだもJohn Digweedと話してたときに、海辺でパーティーやろうかって、知り合いたちと軽く「2万人ぐらい来ちゃったらどうする?」って言ってたら、25万人来ちゃって大変だったとか言ってたので(笑)、イギリスで。おぉスゲェ~みたいな。日本ではありえないですよね。 なんとなくエレクトロちっくなやつが多いですよね。最近はやっぱドイツっぽい感じでハウスっぽいっていうか、雰囲気は80年代終わりぐらいのハウスっぽい雰囲気がするんですけど、音がエレクトロで新しいから全員が新しく感じるんですけど。だからディープハウスの人たち、ICHIROくんとかKATSUYAくんとかあの辺の人たちが、意外にも同じ曲かけてたりして、その辺がおもしろいですね。普通に曲がかぶってきたみたいな。今ドイツのテクノみたいな人たちが作るちょっとエレクトロっぽい、BPM128ぐらいの遅いのが旬な感じしますね。 ホントはバキバキの「どテクノ」みたいな感じだったんですけど、その人たちが疲れてきたのか、ユル~いの作るようになってきて。でもちゃんとリズムは太くてしっかりしてるっていうか。でちょっとエレクトロっぽい軽いのが上に入ってるから、踊りやすくてハウスっぽくなってきた感じがしますね。 クリックハウスとかすごい地味だったのが、またハウスっぽくなってかけやすくなってきたので、今度はそれをヨーロッパの人たちが真似して、作るようになるだろうから、もうちょっとポップになってくるんじゃないですか。そこに軽く歌とか入れてくる人が出てくるんじゃないかと思いつつ。最近ほんとにドイツ発信ですね。みんなその辺を真似してきてるていうか。新しいのがなかったぶん。イギリスの方でエレクトロとかみんなやってたんですけど、やっぱりエレクトロってドイツも本場だったりするんで、その辺でうまく混ざった感じですね。 金儲けにするみたいな(笑)。 その辺は僕のウェブサイトでチェックしていただければ。今度の「KOOL」の後は盛岡でやるっていうのと、他はウェブサイト http://www.futique.com/kool か http://www.kokimura.com に行ってもらえれば、スケジュールが載ってますので。 音楽を楽しんでもらえば1番いいんですけど、なんとなくナイトクラブの雰囲気を楽しんでもらって、いろんなDJを聴いてもらいたいですね。ジャズからハウスのDJまで全部聴いて自分に合うところを探すっていうのと、自分と違うジャンルのDJでもいい人がいっぱいいるから、その辺聴くとまた広がると思うので。パーティーの雰囲気を楽しむようにするともっと楽しくなると思いますしね。おしゃれも楽しんでね(笑)。 ありがとうございました。
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