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Lock Off

MARK PRITCHARD
Lock Off

エレクトロニック・ミュージックのターニング・ポイントには常にこの男がいる。マーク・プリチャードが本人名義では初となるCD作品を全曲初CD化・世界限定1000枚で12/21に緊急リリース!

UK誌ガーディアンが選ぶ【死ぬ前に聴くべき1000枚】にも名を連ねるアンビエントテクノの名盤『76:14』を生んだグローバル・コミュニケーションの片割れであり、スティーヴ・スペイセックとのアフリカ・ハイテックを含む数々のコラボ名義、そしてハーモニック313に代表されるソロ名義を通して、ありとあらゆるスタイルのエレクトロニック・ミュージックを生み出してきたマーク・プリチャード。

これまでも〈Hyperdub〉や〈Deep Medi Musik〉から本名名義でシングルをリリースしているが、2013年にリリースした『Ghosts』『Make A Livin’』『Lock Off』のEP三部作をもって、今後すべての作品をマーク・プリチャード名義で発表すると宣言。2014年にアルバムのリリースも控えている彼が、『Ghosts』『Make A Livin’』『Lock Off』という3枚のEP、さらに2012年にハーモニック313名義で発表したシングル『Lion』の計4作品を、マーク・プリチャード自らが特別にコンパイルし直し、本名名義では初となるCD作品として、1000枚限定でリリースすることが緊急発表された。

かねてより、常に新しいサウンドを取り入れるクロスオーヴァー性が高く評価されてきたアーティストではあるが、〈Planet Mu〉のマイク・パラディナスらと共に、ここ数年フットワークやジュークといったシカゴのサウンドをサポートしてきた姿勢が反映された今作は、発展/進化を続けるベース・ミュージック・シーンの“今”と共振する内容であると同時に、そのシーンの下地となっているクラブ・カルチャーに90年代から関わってきたマークの風格を漂わせる作品と言える。世界限定1000枚という貴重なCD作品であると同時に、ダンス・ミュージックの“今”と“未来”を繋ぐ重要作品として語り継がれるだろう。