MUSIC
>

and the Anonymous Nobody...

De La Soul
and the Anonymous Nobody...
1989年のデビューから25年を超えてなおHIP HOPシーンに絶大な影響力を誇るデ・ラ・ソウルが、前作から12年の時を経て通算8作目となるスタジオ・アルバム『アンド・ザ・アノニマス・ノーバディ』を発表した。10月5日(水)には同作の国内盤発売、そして10月15日(土)には“ダンスでアースをハッピーに”をテーマにEXILE ÜSAが主催するダンス・フェスティバル<DANCE EARTH FESTIVAL 2016>への出演が決定しており、さらに翌週10月17日(月)・18日(火)にはビルボードライブ東京での単独公演も開催されることが正式に発表された。
デビュー作『スリー・フィート・ハイ・アンド・ライジング』の発表以降、当時の主流であった「ゴールド」、「銃」などのマッチョイズム的HIP HOP感を排除し、よりコミカルで等身大な内容の歌詞とジャズ、ファンク、ディスコなどを多様なジャンルの音楽をサンプリングした、緻密でポップなサウンドで90年代に生まれた新たなHIP HOP=<ニュー・スクール>と呼ばれた新たなムーヴメントを牽引。日本でいう<文系/草食系ラップ>を提示し、HIP HOPカルチャーの多様化を世界中に産み落としてきた、デ・ラ・ソウル。今回の『アンド・ザ・アノニマス・ノーバディ』は、メンバーが全員揃ってのスタジオ・アルバムとしては2004年に発表された『ザ・グラインド・デイト』以来で、ファンからのレコーディング支援を集うクラウドファンディング・サービスで、目標額11万ドルを大きく上回る60万ドル以上の資金を集めたことでも話題になったが、グラミー賞に22回ノミネート、うち8回の受賞歴を持ち、同じく今年ニュー・アルバムの発売を控える<アッシャー>や、西海岸HIP HOPシーンが生んだ伝説的ラッパーでありアルバム総セールスが3,000万枚を超える<スヌープ・ドッグ>、NYアート・パンクの祖/トーキング・へッズの主要メンバーであり、日本では映画『ラストエンペラー』の音楽を手がけ、坂本龍一と共に87年度アカデミー賞作曲賞を受賞したことでも知られる<デヴィッド・バーン>など、デ・ラ・ソウル史上最高とも言える多彩な豪華ゲスト陣が参加。さらに国内盤CDには、90年代中盤にイギリスで沸き起こったブリットポップムーブメントを牽引してきた、イギリスを代表するロックバンド、ブラーのフロントマンであり、ゴリラズとしての活動でも知られる<デーモン・アルバーン>がボーカルとキーボードで参加している「ヒア・イン・アフター」と、アルバムのラストを飾る「エクソダス」の2曲のインストゥルメンタル・バージョンを追加収録し、さらに「TOKYO TRIBE2」「隣人13号」などの作者でも知られる、漫画家の井上三太が今作の為に特別に書きおろしたスペシャルなイラスト・ステッカーも封入された、デ・ラ・ソウル愛に溢れた内容になっている。
来日は2年ぶりとなるが、HIP HOPを牽引してきたレジェンド・グループによる待望の新作発表後の初ステージとなるだけに、注目の公演となることは必至だ。

●トラックリスト
01.  ジェネシス feat. ジル・スコット
02.  ロイヤリティー・ケープス
03.  ペイン feat. スヌープ・ドッグ
04.  プロパティー・オブ・スピリットキッカー.コム feat. ロック・マルシアーノ
05.  メモリー・オブ... (US) feat. エステル & ピート・ロック
06.  CBGBS
07.  ロード・インテンディッド feat. ジャスティン・ホーキンス
08.  スヌーピーズ feat. デヴィッド・バーン
09.  グレーハウンド feat. アッシャー
10. セクシー・ビッチ
11. トレイン・レック
12. ドローン feat. リトル・ドラゴン
13. フーディーニ feat. トゥー・チェインズ
14. ノーズド・アップ
15. ユー・ゴー・デイヴ (ア・ゴールドブラット・プレゼンテーション)  feat. デヴィッド・ゴールドブラット
16. ヒア・イン・アフター feat. デーモン・アルバーン
17. エクソダス
18. ヒア・イン・アフター (Instrumental)★
19. エクソダス (Instrumental)★
★=日本盤ボーナス・トラック

<配信/輸入盤CD>
発売中
iTunes購入リンク:
https://itunes.apple.com/jp/album/id1125852337?app=itunes&ls=1
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。