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Preludes for Piano Book I

松本昭彦
Preludes for Piano Book I
東京都出身の音楽家/インタラクティブプログラマー松本昭彦がファーストフルアルバムをリリース。
本作は楽曲ごとに12種類のまったく異なる作曲技法を試みたピアノ前奏曲集であり、ピアノ以外の楽器は一切使用していない純粋なピアノ音楽作品。個々の作品に通底するものは、ポストヒューマニズムの志向であり、従来の人間の感覚的特性や身体的特性が暗に導いている音楽的制約を取り払い、コンピューターの演算能力を借りることで、 生身の人間だけでは到達しえない地点の音楽を構築し、音楽における人間とコンピューターの関係性を捉えなおすことをコンセプトとしている。1000年以上にわたる西洋芸術音楽の歴史を総括し、ピアノという楽器が生まれるはるか昔に忘れ去られた中世の音楽理論、20世紀後半以降の情報処理技術などをメタレベルで融合させ、ピアノという楽器を拡張するような電子音響処理を施し、プログラミング技術を駆使して楽曲を生成することで、生身の人間の作曲家の思考やピアニズムとは異なる角度から音楽を捉えなおし、新たなピアノ前奏曲集の可能性を模索した12曲を収録している。

[トラックリスト]
01. Feedback and Volume Pedal
02. Pulse
03. Reverse Schenkerian Analysis
04. Zapping
05. Interactive
06. Markov Counterpoint
07. Microtonal
08. Concrete
09. Poly Metronome
10. Granular
11. Grouping Transition
12. Serial Tone Cluster