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12.2(Sun) Woruz Presents「RE:展」CLOSING PARTY @ SPES-LaB.

SPES-LaB.とmograg garageの2会場で同時開催されたペインターWorus Presents 『RE:展』では、活動やスタイルの異なる19組の絵師と音楽家が共演し、音楽家がこの展示会のために制作した新曲を絵師がビジュアライズした作品群が展示された。総勢38名という数だけではなく、そのメンバーも錚々たる顔ぶれだ。展示形態は、絵師それぞれの作品に音楽プレイヤーとヘッドホンが設置されており、可視化されたその曲を聞きながら絵を見るという「正に見える音楽、鳴る絵画」であった。

■Photo and Text 金井弘大 (http://fotologue.jp/kanai-kota)  
12月2日にSPES-LaBにて行われたクロージンングパーティーでは、参加アーティストたちによる集いDJプレイやMPCパフォーマンスとライブペイティングが行われた。

■参加アーティスト

・ミュージック
Jin Tanaka(BDB)、STUTS、UNURAMENURA、KILIN、PortaL、Sonicblast、guchon (merry works)

・ウォールペインティング
沖冲、WORUZ、WAIFone、HIZGI、VIX、KASICO、KOU、Aruta Soup、BAKIBAKI、松岡友、and more

SPES-LaBに入ってすぐのミュージックスペースの装飾に圧倒されつつも、DJプレイと酒を楽しむ観客を見る限りでは、少し小さめの箱で行われているイベントと変わりなく見えた。が、そこには1つだけ違いがあった。隣のアートスペースへと続いている壁に飾られた絵と設置されているヘッドホン。そしてそのヘッドホンをかけ絵画を見ながら身体を揺らす観客の姿がそこにはあった。さらにアートスペースではなんの前触れもなくライブペイントが始まる。さらりと始まったかと思いきや徐々に増えていく観客に温度は少しずつ上昇いく。そしてビートメイカーSTUTSのMPCパフォーマンスを皮切りに会場のテンションは、一気に上がった。初めは3、4人で行われていたライブペインティングも気付けば10人を超えるペインターたちによりスペースは色づけられ、ペインターと観客でスペースは一時すし詰め状態になるほどだった。
   
彼らの描く模様や奇妙な生き物たちは、精巧かつ大胆なラインをたどり、そこかしこにイタズラな遊びが組み込まれている。思いのままに描く彼らの絵には完成図などはなく、その時のコンディションや今回のような多数のアーティストとのセッションによって生まれる偶然性によって形づけられていくのだろう。彼らが描くグルーヴィーでエネルギッシュな絵と魂、そしてアートに対する真摯な姿勢にはストリートカルチャーとしてのアートを魅せられた。

クラブやこういった多目的イベントスペースで行われているライブペイントは、以外にもなかなか知られていないが、名のあるアーティストやDJとペインターとのセッションも少なくない。そして、何よりアーティストたちとの距離がかなり近い。一味違った音とアートを味わいに足を運んでみてはいかがだろうか。

アンダーグラウンドで今確実に広まってきているこのシーンを是非体感してもらいたい。