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HEARTBEAT x Red Bull Thre3style 2013 関西予選

興奮冷めやらぬ関東予選から5日後の6月7日、場所は変わり大阪はCLUB AZUREにて関西予選が開催された。もちろん「Red Bull Thre3style」その世界大会の出場権をかけた関西地方予選だ。
 

■Red Bull Thre3style hokkaido オフィシャルページ
http://p.tl/DLuV


 
関西予選にエントリーしたDJは8名。DJ W.W.W,DJ K4,DJ IMAI,DJ 寿定, DJ W-one,DJ4REST,DJ Juzzy
DJ B-BALL。審査員は関西ではおなじみ昨年から2年連続審査をするGM YOSHI,関東予選から引き続き「Red Bull Thre3Style Japan 2010」のチャンピオンであるDJ IKUと11年、12年度チャンピオンの8 MANの3名が関西予選の審査を務めた。開始時間が近づくにつれフロアのボルテージが上がる中、MC AMIの合図でパフォーマンスが始まった。

 
 
1番手を務めたのは、DJ W.W.W。巧みな2枚使いを皮切りにpitbullのDon't Stop The Partyにスクラッチを織り交ぜながらTI,DJ Khaled,EVEなどのヒップホップをタイトにミックスしNirvanaのSmells Like Teens Spirit からロックへ切り替えそのまま時間を余す事無くTOP40からEDMへクラブプレイを凝縮したかのようなスタイルを魅せた。
 

 
2番手はDJ K4。序盤からテンションの高い選曲で勢いを魅せつつ後半には地元京都をレペゼンする京都UPからANARCHY,RYUZOなどの地元アーティストの曲をチョイスするオリジナリティーと個性的なパフォーマンスで観客の歓声煽り最後はターミネーターのテーマ曲で終える意外な展開で印象づけた。
 
 
3番手はDJ IMAI。スタートから両手で観客を煽るパフォーマンスから新旧絡めた選曲に細かいスクラッチを入れ非常に安定したプレイでMacklemore & Ryan LewisのThrift Shopを巧みにミックスし観客の声援を浴びヒップホップからEDMへ、NasのThe Donからヒップホップクラシックへと幅広い選曲でドラムンベースもしっかり押さえ観客を魅了した。
 
 


4番手はDJ 寿定。この大会のためだけに録り下したであろうオリジナルのダブからスタート。その声の持ち主は関西では知らない人はまずいないであろうSHINGO西成、思わず観客からも声援が巻き起こる。HIPHOPを中心としながらNicky Romero、Bingo Playersなどの最新EDMも選曲し幅の広さを見せつけ最後は大阪UPで煽りを入れ完成度の高いパフォーマンスで終了した。
 
 


5番手はDJ W-one。オリジナルの店内アナウンスさながらの声ネタからスクラッチを入れながらスタートし丁寧なブレンド重視のMIXからEDM、TOP40へ続きトラップなどさまざまジャンルへ展開しKanye West & Jay-ZのOtisでスクラッチを入れヒップホップでオーディエンスの声を煽りつつ冒頭に使った店内アナウンスの声ネタで終えた。
 
 
6番手DJ4REST。関西大会では唯一DN-HC1000S DENON MIDIコントローラーを使用してのプレイスタイルで高い技術力をスタートから魅せつけた。バイナルとコントローラー巧みに使いこなしジャグリングで曲を展開していく度に観客から声援を浴びていた。後半MIDIコントローラーの不具合が見られたが微塵も感じさせないスタイルで安定したプレイ終えた。
 
 


7番手DJ Juzzy。全国でホストMCのパイオニアとも言われるMC MOGGYYのオリジナルのダブからスタートし観客を湧かせ、すかさずスクラッチの追い打ちをかけMeek MillのI'm A Bossで一気に畳み掛ける勢いのあるプレイで終盤にはこの日唯一流れたHarlem Shakeでフロアを騒然とさせZEDDなどのEDMでしっかりと観客をロックして終了した。
 
 
最後8番手はDJ B-BALL。安倍晋三の演説をサンプリングし、坂本九の上を向いて歩こうと意外すぎるチョイスからスクラッチ、ジャグリングなどオリジナリティー溢れるプレイに日本伝統である歌曲さくらさくらをKanye West & Jay-ZのNiggas In Parisで奏で観客からこの日一番の声援を浴び最後はDJ LEADのShow It Offで締めくくった。
 
 


エントリーDJのパフォーマンスが終了し、今回審査員を務めるジャッジのプレイへ。先日の関東予選から引き続き「Red Bull Thre3Style 2012」のワールドチャンピオンであるFOUR COLOR ZACKのパフォーマンスが始まった。高い技術力と観客を巻き込むプレイスタイルで観客の目を釘付けにした。次にGM YOSHIのパフォーマンスへ。バトル仕込みの高い技術力を誇るスクラッチ&ジャグリングには、FOUR COLOR ZACKも隣りで声を上げ賞賛していた。続いて「Red Bull Thre3Style Japan 2010」のチャンピオンであるDJ IKUのパフォーマンス。堂々とした振る舞いで安定したプレイスタイルはフロアにいるオーディエンスの足を止める事は決してなかった。
 
 


全てのパフォーマンスが終了しウィナーの発表の時間となり、エントリーしたDJは控えの席で固唾を飲んで待ち望んでいた。MC AMIがステージで発表したウィナーの名前はDJ B-BALLだった。ステージに上がったDJ B-BALLは満足のいくパフォーマンスが出来なかったと悔やんでいたがJapan Finalでは関西代表の名に恥じないパフォーマンスをすると約束をした。
DJ B-BALLは今回の15分間のDJセットで重視した部分は「世界でも通用する日本の音楽を取り入れる事に重点に置いて選曲を考えた」と語ってくれた。Japan Finalでは違うセットで望むと意気込んでいた。

「技術力はもちろんだが独創的な発想とパフォーマンスがファイナルに進む必要な条件だ」と審査した8MANは改めて話していた。
 


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