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Red Bull Thre3Style Japan 中部予選

いよいよ各地区の予選も大詰めとなってきた6月22日、場所は名古屋。Red Bull Thre3styleでは初の会場となるCLUB W で、世界大会の出場権をかけた中部地方予選が開催された。

■Red Bull Thre3style hokkaido オフィシャルページ
http://p.tl/-V5h

 

 
中部予選にエントリーしたDJは8名。DJ MATSU,DJ GAWA,DJ AXCELL,DJ MAKIYA, DJ HUGE,DJ TENMA,DJ Osamnuts,DJ HORiUCHi。審査員は名古屋を拠点として全国で活動するDJ MURAKAMIGO,そしてオフィシャルジャッジとして「Red Bull Thre3Style Japan 2010」のチャンピオンであるDJ IKUと11年、12年度チャンピオンの8 MANの3名が中部予選の審査を務めた。New OPENしてまだ2ヶ月弱のCLUB Wだが、早い時間から人で溢れる中、戦いの火蓋は切って落とされた。
 

 
1番手を務めたのはDJ MATSU。トップバッターとして快調な滑り出しを見せ、往年のヒップホップクラシックを織り交ぜながらコール&レスポンスを求めるパフォーマンスで観客を湧かせる。ヒップホップを上手く入れ込み、トランジションからNicky Romeroなどの重低音EDMを選曲。時折声ネタのスクラッチを入れ込むなど安定したプレイで終了した。
 
 


2番手はDJ GAWA。パーティートラックの豪快な2枚使いで一気にオーディエンスの目を釘付けにする。、50 Cent ft Dr. Dre & Alicia Keys / New Dayで歓声を浴び、独特なミックスセンスでロックとヒップホップを掛け合わせて選曲する度にフロアをロック。後半ではSkrillex ft The Doors / Breakin' A Sweatを絶妙なタイミングでカットインし、再び大歓声を浴びるなど、最後までオーディエンスを湧かせてフィニッシュした。
 
 


3番手はAXCELL。テンポの良いカウントダウンからドラムロールを上手くミックスしDaftpunk / One More Timeで歓声を浴びる。そこから展開をつけてハウスクラシックなどオリジナリティのある選曲で攻め、Moom Bahtonなど幅の広さを見せつけた。ヒッポホップ色はほぼ出さず、Van HalenのJump など特徴のあるロックプレイで終えた。
 

 
4番手はDJ MAKIYA。Will.I.Am ft Eva Simons / This Is Loveのアカペラからエレクトロエディットのロックへ。そこから一気にDADA LIFE / Kick Out The Epic Motherf#ckerなどのEDMからNicki Minaj / Starshipsなどへ勢い良く展開し、後半Capsule/Starryのマッシュアップでオーディエンスの意表を突く。最後はヒップホップで締めくくった。
 
 


5番手はDJ HUGE。レペゼン名古屋DJ RYOW feat.TOKONA-X / WHO ARE Uで大歓声から始まった。邦楽ヒップホップから名古屋UPなどヒップホップに特化した選曲でフロアをロックし、トラップやEDMで細かいスクラッチを入れる。常にブァイブスの高いDJスタイルでオーディエンスのテンションを究極まで高めタイプアップまで攻め続けた。
 
 
6番手DJ TENMA。Jay-Z / Empire State of Mindから緩やかに立ち上がり、ヒップホップクラシックからレゲトンなどクラブライクな選曲をリリックでクイックにつなぐ。そこから勢いをつけてCeline Dion / My Heart will go onをキッカケに、レゲエ、トラップ、ダブステップなどさまざまジャンルで対応し、最後はSHINGO西成 / 心とフトコロが寒いときこそ胸をはれでフィニッシュした。
 

 
7番手DJ Osamnuts。FUN / SOME NIGHTからスタートし、Notorious B.I.G.やKRS-Oneのヒップホップクラシックをタイトにミックス。Chinx Drugz / Im A Cokeboyなどで比較的緩やかにプレイしていたが、H Jungle With / Wow War TonightからKnife Party / Bonfireの選曲で一気にトップギアまで入れ観衆を巻き込み、最後まで勢いを止める事無くEDM、ロックなどさまざなジャンルで終えた。
 
 
最後8番手はDJ HORiUCHI。1曲目からEDM全開でスタートし、ダブステップなどエッジの聞いたサウンドでフロアの声援を巻き込んだ。中盤ヒップホップなどをインストとアカペラを入れ替えながら巧みなブレンドで高いミックス技術を見せつけ、スクラッチも入れ込み、後半もEDM&トップ40でフロアをロック。最後はQueen / We Are The Championsをバックにブース前で拳を上げるパフォーマンスを見せ終了した。
 
 


エントリーDJのパフォーマンスが終了しジャッジタイムへ。その間DJを務めるのは、地元でおなじみのDJ SENRYU。HIPHOPをベースにトップ40&EDMなどオーディエンスを意識した選曲で完全にフロアを手中に収める。
そしてRed Bull Thre3Style Japan 11年、12年度チャンピオンの8 MANのパフォーマンスへ。Chris Brown / Yeah 3xのアカペラをダイナミックにスクラッチし、Spankers / Sex On The Beachで完全にロック。エフェクトを駆使したオンリーワンスタイルで魅了し、終盤はヒップホップでオーディエンスを湧かせ続けた。ヘッドフォンを使用しないでフロアとの一体感を意識するプレイスタイルで王者の風格をしっかり見せつけてくれた。
 

 
全てのパフォーマンスが終了し、いよいよウィナーの発表。Red Bull Thre3Style Japan 2013 中部予選を勝ち抜いたのは・・・DJ GAWA!!!今回の審査員3名共に満場一致の結果だ。
クリエイティビティの部分では甲乙付け難い内容ではあったが、今回の決めては選曲とグルーブに。
優勝したDJ GAWAは、「20年のDJキャリアの集大成をJapan Finalにぶつけたい」と語った。
ジャッジで参加したDJ MURAKAMIGOは、「もっとジャンルの幅を生かしてオリジナリティ溢れるプレイをJapan Finalでは見てみたい」と話してくれた。

いよいよ残る予選は6月28日(金)に札幌 a-lifeで開催される北海道予選のみとなった。

 
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